3月1日(土)→
みなさま
ごまー
昨日で2月が終わってしまいました。今日から3月です。
それは非常に残念なことです。
私は四季の中では秋と冬が好きなんです。
3月と聞いただけで、即座に春を連想します。
それまで静かだった人々が浮かれ出す春。うざったいです。
私の嫌いな春です。因みに夏はもっと嫌い。
3月になってもいいけど、暖かくならないで欲しいです。寒いままがいいです。
寒いのは我慢出来ますが、人々が浮かれるのはどうしようもありませんから。
昨日は給料日でした。
就職して初めて1ヶ月分の給料を貰った訳ですが、たった12万ほどしかありません。
正社員なのに月給ではなく時給(しかも安過ぎ)なので、出勤日数の少ない月は最悪です。
それにしても毎日しんどい目に遭ってるのに、安過ぎます。考えてしまいます。
特に一昨日なんか、荷物運びばかりさせられてヘトヘトになりました。
腰痛も深刻な問題です。
途轍もなく低収入なので、いくら給料日と言えども無駄遣いは出来ません。
けど、昨日これらを買ってしまいました↓
どれもある時に買わんとあかんやつばかりです。
ゲイリー・バーツとオーネット・コールマンのCDはディスクピアで購入。
ジャズ嫌いと言いつつ、またジャズを買ってしまいました。
三輪明宏とグラミー賞のDVDは日本橋の某中古屋で購入。
三輪のDVDは日本の唱歌や抒情歌を歌った1991年のライブです。
前から買おうと思ってたのを中古で見つけたので、しかも1500円だったので喜んで購入。
グラミー賞のDVDは、このお店で何ヶ月も前から買うつもりだったもの。
スティングの「ラシアンズ」が収録されてるので購入。
当時テレビを録画したビデオテープが、探せばある筈なんですが…
懐かしいなぁ。
1986年のスティング。この時の髪型が好きでした。
当時(高1~高2)の私はスティングの超ミーハーでした。
グラミー賞という晴れ舞台のせいか緊張してるように見えますが、どうなんでしょうね。
アレンジはアルバムとは違います。荘厳なオーケストラにスティングの歌が負けています。
何とオマー・ハキムはティンパニーを叩いてます!かっこいい。
プロコフィエフの「キージェ中尉」のメロディーが重々しくて印象的な、私の大好きな曲です。
そう、先日火曜日、修理に出してたアルトが仕上がったので取りに行ってきました。
メインの楽器なのに、去年4月の故障以来10ヶ月ぶりにやっと復活させてあげることが出来ました。
どれどれ、う~んナルホド~
全体調整、タンポ交換(全部で13個でした!)、凹み修正etc.で…
料金は3万5000円でした。
10ヶ月振りに吹いてみた感想ですが…
故障の間はシリーズIIのシルバープレートという吹くのがしんどい楽器を使ってたので、物凄く吹き応えが無いっ!軽すぎて物足りません。
メイン楽器をシリーズIIのシルバープレートの方に変えよかなぁ…
ちょっと考えてしまいます。
楽器工房に行く前に、NU茶屋町のTへ行ってCD買いましてん↓
グラハム・ボネット『孤独のナイトゲームス』の1100円廉価盤!
まさかの在庫に狂喜乱舞しつつ購入。
このCD、なんとアマゾンで現在7980円という高値が付いてます。
異常です。
7980円なら、いやっ4000円でも買ってくれる人がいるなら、喜んで売りますけどね。
(けど昨日もう開封してしまいました。)
な~いげ~いむすっ♪
HR/HMのフィールドで活躍しながらも、オールバックの髪型にスーツ・スタイル…
頑なに貫き通す彼のファッションには強いポリシーを感じます。私の大好きなヴォーカリストです。
相変わらず本題に入る前にダラダラと関係ないことを書いてすみません。
実はここからが本題なんです↓
最近またパガニーニの「24のカプリース」を聴いてます。
ヴァイオリンで最も演奏困難とも言われる超絶技巧の曲です。①
②
③
④ これらは私の主な愛聴盤たちです。
①学生の頃に初めて買ったのがパールマン。彼の若い頃の演奏ですが、今でも一番の愛聴盤。
②定番中の定番の五島みどり。
③比較的最近の作品なら、チャイコフスキー国際の優勝者、神尾真由子のセカンド・アルバム。
④24番までの全曲を映像で堪能できる、アレクサンデル・マルコフのライブDVD。
神尾真由子さんによる24番の動画がありました↓
演奏中の彼女の表情には鬼気迫るものがありますね。
24番は変奏曲になっており、主題があらゆる技巧のために変奏されながら曲が進んでいきます。
まさにヴァイオリン奏法の集大成と言える曲です。
「24のカプリース」は、私がエレキベースを弾いてた学生の頃から大好きな作品です。
特に1番、5番、24番が好きで、練習で行き詰まるとよく聴いてました。
難しいコトはともかく、聴けば手っ取り早くアカデミックな気分に浸れるという寸法です。
同じ理由で、昔はクラシカル・サクソフォンの譜面もよく買っていました。
演奏出来る筈がないのですが、モチベーションが上がります。
もう10年以上も前になりますが、サックス用にアレンジした譜面を見掛けたので買いました。
全24曲のうちの1~12番までを収録しています。
13~24番までのスコアも欲しいです。吹けんけどっ。
「COLLECTION CLAUDE DELANGLE」と書いてあります。かのクロード・ドゥラングル先生です。
しかしアレンジはDidier Vadrotという人です。ドゥラングル先生は何をしたのでしょうか?
前書きにドゥラングル先生の文が載ってますが、フランス語なのでさっぱり分かりません。
けどドゥラングル先生なら、このカプリース全曲を吹き切るんでしょうね。
中をペラペラめくると、どのページも尋常ではない様子のオタマジャクシで埋め尽くされています。
通常サックスでは出せないような音が満載です。
これは1番の様子です↓
信じられないタンギングの速さが要求され、はなから吹こうとは思いませんっ。
「こんなの誰が吹くねん!!」と思てたら…
何と、1~24番の全曲をサックスでやってる人がいるのです!
その人の名はラーフ・ヘッケマ(Raaf Hekkema)。
オランダのサックス奏者です。Raaf Hekkema “Paganini - Caprices op.1”
オランダといえば一般的にはキャンディー・ダルファーなんでしょうけど…
私にとってはウイレム・ブロイカーと、このラーフ・ヘッケマです。
本CDはカプリースの全曲をアルト、ソプラノで演奏しています。
全てヘッケマ本人によるアレンジです。1番からもう圧巻の演奏です!
カプリース全曲演奏を可能にするために、彼の楽器には改造が施されています。
ジャケット写真からは判りにくいのですが、通常のサックスにはないキーが増設されているようです。
1番と5番の音源がYouTubeにありました↓
冒頭から凄い速さのタンギングに、もう呆れるしかありません。
先ほど載せた譜面の写真の音符を追いながら聴いてみて下さい。
サックスという楽器は、よくクラリネットを改良したものと言われています。
しかし音域の面ではクラリネットよりウンと狭く、ヴァイオリン曲を演奏するのは至難の業です。
なのでフラジオトーンが速いフレーズの中にもバンバン普通に出てきます。
(フラジオトーンとは、分かりやすく言えば、指使いにはない高い音域を無理矢理出す技法。)
これだけでも「カプリース」をサックスで演奏することが如何に大変かがお分かり頂けるでしょう。
ヘッケマの動画がありました。24番です。↓
ダブルストップのパートは、マルチフォニックス(重音)奏法で「う~」と声を出しながら吹いてます。
また、ピツィカートの部分ではスラップタンギングで表現。
サックスでここまでヴァイオリンに迫れるとは、もう驚異的と言うしかありません。
以上です。
また長くなってすみませんでした。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
わーい、あははははは
こらーっ!楽器に乗ってはいけませんっ!
まー。
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