1月17日(日)→
みなさま
ごまー
ここんとこCDはチャラン・ポ・ランタンのニューアルバムばかり聴いてます。
メジャー移籍後2作目となるアルバム『女の46分』です。
そのアルバムの中に「テイラーになれないよ」という曲があります。
(誰も見ないと思うけど貼るよ↓)
チャラン・ポ・ランタン / テイラーになれないよ
「テイラー」とは、テイラー・スウィフトのこと。
お聴きの通り、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」そっくりなリフを取り入れた曲です。
実は私、テイラー・スウィフトをちゃんと聴いたことがなくて、この曲も知りませんでした。
CD店勤務の頃もでしたが、全く今の音楽を聴かないという。
駄目なことなんですけどね。
なので、ちょっとは最近の音楽も聴こうと思い、ブックオフへ280円CDを見に行きました。
テイラー・スウィフトがあれば良かったのですが、そんな都合よくは行きません。
とりあえず最近人気のある人のCDをと思い、結局これ購入↓
レディー・ガガのファースト・アルバム『ザ・フェイム』のデラックス・エディションです。
あんまり最近でもないか。
けど私にしてみれば十分に最近の音楽。
実はレディー・ガガも今まで全く聴いたことがありませんでした。
だから彼女のヒット曲って全く知らないし、このCDを聴いても全く聞き覚えがないという。
恐らく巷で流れてるのを耳にしているはずですが、全く耳に残らないという…
早速アルバムを通して聴いてみました。
やっぱりしんどいです、売れるように作られた音楽というのは私には退屈でしかたありません。
CD買うまでもなかったよ。YouTubeとかでチェックすれば済んだ話。280円だからまぁいいけど。
嫌いな音楽は無理して聴く必要なんて全くないけど、知らない音楽は聴いた方がよい。
聴きもしないで「嫌いだから」と言って聴かない人が実に多いこと。
だから私は、それに280円を費やしたというだけのことです。
ブックオフまで来たついでに御堂筋へ寄りました。
雨が降り出したけど、イルミネーションがこの日で終わりなので…
写真撮って来ました↓
あっ、まちがえたっ。
こっちや↓
青色が好きなので極論すればこの青がなければ見に行かない。
今回はエリアが拡張されてて、市庁より先(北)にもイルミネーションが施されていました。
梅田新道交差点です↓
私が参加してる昭和歌謡バンドのヴォーカル嬢がかつてストリートをやってた場所。(←知らんがな!)
その当時、私は客として見に行ってました。まさか現在こうして一緒にバンドすることになるとは…
さて、昨日ですが、
チャラン・ポ・ランタンのインストアイベントへ行ってきました。
楽しかったです。(←小学生並みの感想)
4分遅刻でNU茶屋町のTに到着。イベントは既に始まっておりました。
大道芸畑の人のライブは登場の仕方とかも気になるところ。遅刻したことを激しく後悔。
因みにやってた曲は「大阪ラプソディー」でした。
YouTubeに2人が新世界で「大阪ラプソディー」をやる動画が↓
大阪新世界にチャランポランタン出没 「大坂ラプソディー」
流しのおっちゃんとの共演に感動した! 涙が出てきました。(←本当)
大道芸や新宿ゴールデン街での流しで鍛え上げた彼女達の芸は伊達ではありません。筋金入りです。
今日はそんな姉妹の芸能の力の片鱗を見せつけられたイベントでした。
イベントはラジオ番組「スットコドッコイラヂオ劇場」を模した形で進行。
実演も交えながらトークとニューアルバムから音源を流しつつの曲紹介という内容でした。
ニューアルバムの聴きどころを押さえることが出来て、より楽曲に愛着が湧いてきました。
ライブのラストはお馴染み「愛の賛歌」でした。
ももちゃんは歌いながら観客の中に乱入、次々とお客さんのリュックを奪い取っていました。
私はももちゃんの歌う「愛の賛歌」をCDやYouTubeで聴く度にいつも込み上げてくるのですが…
この時ばかりは涙どころか、ももちゃんの暴走に「こっち来ないでくれ~」と心の中で叫んでました。
この「愛の賛歌」の時のみ撮影可でしたが、みんなスマホやデジカメばかりでガラケーの人は皆無。
ええかっこしいの私はガラケーを高々とかざすなんて恥ずかしくて、結局1枚も写真は撮れずじまい。
あぁ、せっかく間近にももちゃんが来たのに…写真撮りたかったよ。ブログに載せたかったよ。
ライブ終演後のサイン会も、当初は「別にサインなんて要らんわ」と思ってたのですが…
ここまで来たのだからせっかくなので、ということで↓
結局サインもらって大喜びしとるワシ。
サイン会の列に並んでる時、若い人ばかりの中でオッサンの私はアウェイでした。
どうやら握手もしてくれるようで、オッサンとも握手しないといけないとは大変な仕事だなと思いました。
順番が近付くにつれ色んな思いがない交ぜになり、緊張してきて手に汗をかいてきました。う~。
ももちゃんも小春さんも、一人一人きちんと目を見ながら必ず何かを話しかけてたのが印象的でした。
私はお二人に、特に小春さんにはチャランポが如何に素晴らしいかを伝えたかったのですが…
サインと握手の一瞬の時間にそれを伝えることは不可能でした。結局「何も言えなくて…冬」でした。
イベントは本当に楽しかった。行って良かったです。
カンカンバルカンは来ないのだから当初は行かんとこかなと思ってたのですが、ホント行って良かった。
チャランポのお二人だけだから出来る表現というものもある訳で、バンドとは別物としての魅力があります。
一度チャランポのお二人の流しも観てみたい、歌&アコーディオンでの懐メロも聴いてみたいものです。
来月からチャランポはカンカンバルカンを引き連れて全国ツアーを行います。
大阪公演は3月18日。行きたいなー。行こうかなー。
でもきっと若い人たちばかりでアウェイだろうな…
最後にニューアルバム『女の46分』をざっと駆け足で全曲解説します。チャラン・ポ・ランタン 『女の46分』
01. 時計仕掛けの人生
アルバムのオープニング・チューンはチャランポ初!ゴージャスなビッグ・バンド。そのためトロンボーンとトランペットで若干のゲストが参加。女の一生を24時間に喩えた歌詞にしみじみ…どころか私のような40代も半ばを過ぎた者にはグサッときます。さて、貴方の今は一体何時?
♪
歌詞の世界をダンスで表現したミュージックビデオが秀逸!
02. メビウスの行き止まり
グリーク「ペール・ギュント」の「山の魔王の宮殿にて」のメロディーで始まるこの曲は、スカです。チャランポの曲は途中テンポやビートがコロコロ変わるものが多いので、ライブでも客がノリやすいようずっと同じビートが続くものを念頭に作ったそうです。途中の「オイオイオイ!」の掛け声も、夏フェスに出演した時、他のバンドには客と盛り上がれる掛け声の入った曲があるのに、チャランポにはないので初めて取り入れてみたとのこと。オカピの咆哮テナー・ソロが素晴らしい。
♪
03. アダム
イントロと中間のコーラス部分にロシア民謡で有名な「黒い瞳」のメロディーを引用してるあたりが実にチャランポらしい。カンカンホーンズの憂いを帯びたハーモニーも美しい!
04. 私間違ってた
七五調の寮歌風ですが歌詞がとてもコミカル。戦前・戦後歌謡テイストもチャランポの特徴の1つです。
YouTubeにこんな医薬品CMの動画が↓
コッコアポ 「またまた、わたし、まちがってた」篇
カンカンバルカンのメンバーも出演してます!
楽しいので大きめサイズで埋め込みました。
05. 男のサガ
浮気を疑われた男がタラタラと言い訳を連ねる歌。男の私が聴いてもイライラする歌です。この曲のバックはカンカンバルカンではなく、崩壊バンドによる演奏。崩壊バンドとは、カンカンホーンズからごまちゃん(トランペット)とオカピ(テナー)が抜け、代わりにヴァイオリンの磯部舞子さんが加わった編成。
06. テイラーになれないよ
本記事冒頭で書いた通りです。これまでのチャランポにはなかったタイプの曲。
07. この先のシナリオはあなた次第
今回のアルバムはチャランポっぽくない曲が多いような印象を受けましたが、やっぱりこの曲みたいな裏打ちブンチャブンチャのリズム、そして間奏でカンカンホーンズのソロ回しがある曲を聴くとホッと安心します。サビの歌メロに絡むソプラノのオブリガートが絶妙!
08. ミルクティー
一転してしっとりした、歌とアコーディオンのチャランポの2人だけによる曲。歌詞をじっくり噛みしめて聴くと何とも切なくなり、情景が目に浮かんできます。因みに海外ではチャランポのことを「オルタナティヴ・シャンソン」と称され評価されています。
09. 好き同士
崩壊バンドによる演奏。「好き同士なんてただの寂しがりやの集まり」…物悲しいメロディーをとんちゃんのフルートと舞子たんのヴァイオリンの音色がより一層哀愁あるものにしています。ピチカート奏法もいい雰囲気を醸し出していて◎
10. 欲
東欧ジプシー音楽好きの方、お待たせしました!「ライライライラララ ライライライラララ♪」と9拍子のチョチェク風で始まる曲。こちらも崩壊バンドがバックを担当。舞子たんのソロが激シブ!ジプシーのおっさん顔負けの激しくも美しい情熱的ヴァイオリンです。
11. ちゃんとやってるもーん
「ちゃんちゃんちゃらちゃん ちゃらんちゃんちゃんちゃ… ちゃんとやってるもーん♪」今回のアルバムで1番の問題作。この曲ではバンドは参加しておらず、アコーディオンすら入っていない。おもちゃのキーボードで作ったかのようなチープなリズム・トラックにファミコンみたいなピコピコ・サウンドをコラージュさせたオケをバックに、ももちゃんが「私、なめられ世代さ」「へなちょこあつかいさ」と自嘲的に歌う。そう、ももちゃんも小春さんも所謂「ゆとり世代」。ちゃんちゃんちゃらちゃん…人を食ったようなこの曲、私めっさ気に入りました。
12. 貴方の国のメリーゴーランド
チャランポの音楽のキーワードとなる1つが「サーカス」。この曲はまさにサーカスの世界。緩急取り混ぜてテンポもリズムも目まぐるしく展開する曲構成で6分半にも及ぶ大作。まさにチャランポのやりたい放題な曲、集大成といえる曲です。1曲目「時計仕掛けの人生」で始まり、この曲を終わりに持ってくることで上手くアルバム全体が起承転結となっています。
♪
13. ハバナギラ
さっきの曲がアルバムの締めくくりだとしたら、この曲はアンコール的な存在。インディーズでのデビュー・アルバムにも収録され、ライブでもおなじみのイスラエル民謡「ハバナギラ」。とんちゃんのソプラノ・ソロが素晴らしい◎ 今回のアルバム、管楽器の音が凄く綺麗に録れてます。
以上です。
ブックレットの裏表紙↓
こんなところにまで遊び心が…
(見えにくくてすみません。アメブロって画像をオリジナルサイズで載せられないのでしょうか?)
まー。
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チャラン・ポ・ランタンのインストアイベント行ってきた(『女の46分』全曲解説)
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