2月7日(日)
みなさま
ごまー
とあるシャッター通りで細々と営業を続けるスーパーマーケット。
日曜日は定休日のようです。
ん?
誰かがこちらを見ている?
いや、ウソやと思う。
カメラで見てますって、目のイラストやん。
さて、今日は前回で書いた通り“愉快なカンカンバルカン”のドラマー…
ふーちんの紹介です。
ふーちんは小春さんと共にカンカンバルカンの前身“マイノリティオーケストラ”のメンバーでした。
何しろ小春さんとは中学校の同級生で、高校も吹奏楽部で一緒に活動していたという仲。
ふーちんのブログは私、全記事を読破しましたyo。
元々マイノリティオーケストラのブログだったのを、解散後もふーちんがそのまま継続したものです。
だからチャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン誕生以前からの歩みが見て取れます。
ふーちんの「ドッコイ!ドラム日記」
ヘンテコブログ http://ameblo.jp/minority-orchestra/
Minority Orchestra - Hava Nagila
マイノリティオーケストラの最後の数ヶ月はごまちゃんもメンバーでした。
今日は、ふーちんのカンカンバルカン以外での活動について書こうと思います。
またまた動画を大量に貼ってますので先に謝っておきます。すみません。
まずは2007年結成、3姉妹のようなユニット“プリコロハウス”です。
(残念ながら2015年にふーちんは卒業。)
テナー、アルトとの3人組で、ステージ演奏から練り歩き、大道芸、お祭り、ショッピングセンター…
場所を問わず、また様々な衣装で依頼に合ったパフォーマンスを行うユニットです。
大道芸 ミニ編成音楽ユニット4
サザエさんいいねー◎
プリコロハウス チキチキバンバン、オーシャンゼリゼ、プリンスアリ
ショッピングセンターを練り歩き。ワシもやりたーい。
私は20年以上前からチンドン屋に憧れていますが、その元を遡れば大学の吹奏楽部になります。
通常の演奏会と違い、パレードや依頼演奏でたまたまそこに居合わせた人達に向けて演奏する面白さ。
舞台の上ではなくお客さんと同じ目線で演奏する解放感は、ロック・バンドなどでは味わえないものです。
大学3年の春に、大阪花博で着ぐるみバンドで演奏した時のことも良き思い出です。
私はウサギの格好でエレキベースを弾きました。
ウサギの私と、コアラ(スネア)、トラ(トランペット)、パンダ(トロンボーン)という編成。
乗り物の順番を待つお客さんに向けて、子供向けのアニメ主題歌を演奏しました。
「ハットリ君」や「ドラゴンボール」とか、あとは忘れたけど…あっ「サザエさん」もやりましたね。
1990年、20歳のワシ。
右写真に少しだけ写ってるのはパンダですが、黒いとこが茶色くてタヌキみたいなパンダでした。
黒ジャズベはTCTプリアンプ内蔵の改造をする前(ザグってブラスのパネルを付ける前)です。
ちょうどこの時、ビリー・シーンを意識してアウトプット・ジャックを2つに改造しています。
ミラーピックガードはもちろんフィル・ライノットの真似。
ドーデモイイ自分のことを書いてしまいました。すみません。
吹奏楽部での依頼演奏の経験が、のちにチンドン屋に憧れるきっかけとなったと言いたかったのです。
(そして故・篠田昌已さんを知ったことが決定打となったのですが…)
話をふーちんに戻します。
ふーちんの活動で最も感心したのが、一人大道芸の“寿司桶ドラムふーちん”です。
洗濯板にピアニカ、クラクション、ベルなどの小物をいっぱい身にまとい、そして背中には寿司桶!
とにかく動画を見て欲しい↓
ふーちん@’15.11.15上野大道芸1
動きが人形みたいで可愛いね。
ふーちん@’15.11.15上野大道芸2
よく見るとピアニカの取り付けの向きが逆だ。
「ピアニカは間違えて逆さにつけちゃったからそのまんまやってる。」って…
サラッと言ってサラッと弾いてしまっているところがスゴイ!
ふーちん、キース・エマーソンを越えたね!
けどナイフは刺さないでね。
この寿司桶ドラムの中身はどうなってるのか気になるところですよね?
ふーちんのブログに桶の中身公開写真があります。
チェックしてみて下さい↓
上野公園大道芸② 2014-12-18
http://ameblo.jp/minority-orchestra/entry-11965927044.html
生で寿司桶ドラムふーちんを見てみたいです。
東京には「ヘブンアーティスト」という制度があるからいいですね。
大阪では合法で路上ライブが見られる機会なんて殆んどないですから。
寿司桶ドラムふーちんではこんなパフォーマンスも↓
ふーちん5
ドラマーって楽器が無くても身の回りの物で演奏してしまうから素敵です。
ふーちんは“ジンタらムータ”にも参加しているんですね!
CD屋を退職してからは、夢中だったはずのこの手の音楽からも遠ざかってしまい知りませんでした。
ジンタらムータは、シカラムータのアコースティック版・出前ユニットとして始動。
大熊亘さんのクラリネットはもちろん、こぐれみわぞうさんのチンドン太鼓が大活躍するユニットです。
[みわぞう祭り2] Der song von Mandelay/ジンタらムータ
激シブ!ブレヒトソングもやってるんですね!
小春さん、崩壊バンドの磯部舞子たん、元カンカンバルカンのチューバ奏者ひっしーも参加してます。
[みわぞう祭り2] Tivoli March/ジンタらムータ
さらにはラーシュ・ホルメルまで!!!!
L・ホルメルはスウェーデンのプログレ・バンド“サムラ・マンマス・マンナ”で知られた人。2008年没。
“リベラシエロ”というユニットにも参加しています。
アラブ、ジプシー、アイルランド、クラシック、ジャズ他、様々なジャンルからのメンバーが結集。
様々な音楽の要素を取り入れたオリジナル楽曲を、異色の楽器編成によって奏でるインスト・ユニット。
2013-02-21 LC Start Pines 02-Gekkou
どれを貼ろうか迷ったのでドラムソロで始まってるこれを…
動画を貼ってばかりですみません。(2度目の謝罪。)
そして、こちらを忘れてはなりません。
チューバ奏者ギデオン・ジュークスさんとのデュオ・ユニット“ふーちんギド”です。
2人だけというハンディをカヴァーするため、斬新な奏法を開拓。
「tubaを吹きながら足でキーボード。drumを叩きながら鍵盤ハーモニカ」って…
まるでフレッド・フリスとトム・コラの“スケルトン・クルー”みたいだ!
YouTubeをチェックしてみたら、このユニットも選曲が実にシブい!
ジミヘンの「ファイア」はともかく…
ふーちんギド FU-CHING-GIDO "La Critica"
コルティーホ・イ・ス・コンボです! NYラテン、サルサですね。
ふーちんギド FU-CHING-GIDO "Standing Ovation (For Mandela)" by Aldo Romano.
アルド・ロマーノ!
ドン・チェリー、カーラ・ブレイ、ジャン・リュック・ポンティ等と共演してきたイタリア人ドラマーです。
カッコいいので原曲を調べてみました。
こちらです↓
Aldo Romano»Louis Sclavis»Henri Texier - Standing Ovation (For Mandela)
ラベル・ブルーは昔ミッシェル・ポルタル聴いて少しはまったレーベルです。
ルイ・スクラヴィスのクラリネット、アンリ・テキシェのベース。最高のメンバー。このCD欲しい!
ふーちんはジャンルに囚われずあらゆる音楽に貪欲で、吸収しようとする姿勢をひしひしと感じます。
彼女の変拍子やプログレッシブな面は、チャラン・ポ・ランタンだけでは窺い知れないことです。
YouTubeの存在は本当に有り難い。とはいえやっぱりライブで見てみたい!
寿司桶ドラムに代表される大道芸、そして参加バンドやユニットでのマニアックな音楽…
この異なる二面性をバランスよくまたお互い触発し合うことで、自己を発展させていくのでしょう。
ストイックながらも、何より楽しみながら音楽しているふーちん。
実に魅力的なミュージシャン/パフォーマーです。
以上です。
本当に動画貼り過ぎですみませんでした。(3度目の謝罪。)
まー。
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