1月31日(月)
御機嫌如何ですか
私はあい変わらずです
先日アマゾンから大きめの段ボール箱が届いたのですが…
こんな大きな商品を注文した覚えがありません。
興味津々のカエルさんに開封してもらいました。
わーい、どれどれ?
ありゃ?
紙くずだらけですのだ。
紙くずを全部取り出すと、底にこれが入ってました↓
あははははは…
こんなん出ましたけど~ by 泉アツノ
それは母のために注文したクロスワードの本1冊でした。
アマゾンは一体どういうつもりなのでしょうか。
今日は、やっと給料日でした。
先月と今月は大きな買い物をしたので、小遣いが大ピンチでした。
先月はセオワニのリフェイシングキット(35200円)を購入。
そして今月は中島みゆきの高額レコードを2枚買ったのでした↓
1月8日購入
中島みゆき最難関シングルレコード「あした」。
4650円也。今年最初の買い物がこれでした。
ディスクユニオンで取り寄せて購入。
これで中島さんのシングルレコードは全て揃いました。
まぁ、高額といっても5000円以下なので知れています。
問題はもう1枚の方↓
1月15日購入
中島みゆき最難関LP『わたしの子供になりなさい』。
28850円でした。
これもディスクユニオンで取り寄せて購入。
外袋&ハイプステッカー残存で、ジャケットも盤も良好でした。
1998年当時に2枚買ってメーカーのセールスさんからサンプル盤も貰い、計3枚持ってたんです。
しかし10年ほど前のリフォームでの事故で多くのレコードと一緒に捨てられてしまったのでした。
その時は断捨離だと思って諦めるつもりでしたが、時が経つにつれ悔いは強まるばかりで…
これでアルバムもシングルも全て揃い、中島さんのアナログ盤探しの旅は終了。
(旅といっても別に自分の足で探した訳ではなく、ネット注文ですが…)
話を今日に戻します。
給料が入ったのでCDを買いに行きました。
まずは、今日まで期限の200円引きクーポンを使うべく日本橋のディスクピアへ…
@日本橋公園
●諏訪内晶子 『J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)』
●レザーウルフ 『メタル・コーリング』
●PEARL 『PEARL』
諏訪内晶子の新譜は待望のバッハ無伴奏。
レザーウルフは輸入盤で持ってるけど買い直し。けど1987年マスターのままだ。
PEARLはフレットレスベースのトニー・フランクリン目当てで購入。
そして難波のTへ行って、取り寄せのボウイ様のCDを購入。
●デヴィッド・ボウイ 『トイ:ボックス』(3CD)
この国内盤仕様、発売直後にはどこも品切れで、あっという間に入手激困難。
アマゾンを見ても、転売ヤーによる高額の出品しかなくて諦めていたんです。
Tのサイトでも「現在オンラインショップ取扱なし」との文字が。
けど店舗取り寄せなら受け付けてたので、ダメ元で難波店で「取り寄せる」をクリックしてみました。
そしたら6日後にまさかの入荷のメールが!
こんなに嬉しいことはない。
ボウイ様のCDを無事購入したあとは、なんばCITYの旭屋書店へ。
そしたら驚きの光景が目に飛び込んできました。
新星堂が消えてました!
何年か前になんばCITYの南館2Fから、ここ旭屋書店の向かいに移転したのですが…
移転後は前を素通りするだけで、結局一度も行かずじまいでした。まぁ、もう用もないですしね。
1月8日に閉店していたとは…
私が高校生の頃はレコード店といえば、なんばCITYの新星堂が一番大きな店でした。
その頃は西日本随一のプログレに強い店でしたが、担当者の転勤でプログレ・コーナーは消滅。
その後、90年代半ば頃からは日本一サザンロックの品揃えを誇る店で有名でした。
あとケリー・サイモンの自主製作デビューCDを大プッシュしていたのもこの店でした。
そんな個性の強い店でしたが、担当者の転勤や退職で次第に普通の店に。
そこへCD不況の波が押し寄せ、売り場面積も縮小されてしまい、全く用がなくなってしまいました。
当時の担当者の皆さんは今どうされてるのだろうか…
旭屋書店で買った本↓廃線系鉄道考古学Vol.3
廃線やナローゲージ好きはマスト。
さて、今年最初なので恒例のやつです。
去年買ったCDを適当に選んで、字数ギリギリまで載せます。
困ったことに私は今の音楽を殆ど聴かないので、昨年発売のものは殆どありません。
新譜には一応「●月発売」とか表記しておきます。
あとYouTube貼り付けまくっててページが重くてすみません。
では、長いのでテキトーに飛ばしてご覧ください↓
【1月】 ←これは買った月です。 気にしないで下さい。
●濱瀬元彦 『Anecdote』
高度な理論と技巧を兼ね備えた国内最高峰のフレットレス・ベース奏者、濱瀬元彦。1976年よりそのキャリアをスタートさせ、鈴木勲、植松孝夫、益田幹夫、秋山一将、清水靖晃etc.多数のセッション活動やバンドに参加。80年代後半から90年代前半にかけて5枚のソロ・アルバムを発表するが、その後はプツリとシーンから姿を消し“消えたベーシスト”と呼ばれた。5枚のソロ・アルバムのうち1st.と2nd.は2018年に(著作権の問題で再発出来ないため)新録で復刻され、残りの3枚が2020年に(こちらは当時の音源で)めでたく再発された。5枚に共通する特徴は打ち込み+フレットレス・ベースというスタイルによるアンビエントおよびハウス寄りの作品で、例えばドリルンベースで一世風靡したスクエアプッシャーよりはるかに時代を先取りしていたといえる。1993年に発表された4枚目である本作は87年のライブで、打楽器奏者と鍵盤奏者がゲスト参加。
●チャラン・ポ・ランタン 『こもりうた』(CD+BD)
チャラン・ポ・ランタンの姉妹2人だけによるリモート制作アルバム。毎回のように書いてて気が咎めるのだが、私はチャランポの唄&アコーディオンのデュオよりも、管と弦と打のカンカンバルカンが目当てなので、本作はBDもしくはDVD付きの仕様に限る。付属の映像ディスクにはアルバム『ドロン・ド・ロンド』に伴う2019年ツアーの追加公演を収録しており、カンカンバルカンの弾けたパフォーマンスを堪能できる。私は専らこちらのライブ映像ばかりを繰り返し鑑賞しており、『ドロン・ド・ロンド』を最高傑作とする私としては、これほど見応えのあるライブはない。本編CDにはカンカンバルカンは参加しておらず。こちらこそがチャランポの本質なのだろうけど。私としてはマイノリティオーケストラが前身という認識が強いため、どうしても管楽器を求めてしまうのだ。
●タイニー・グライムス 『タイニー・グライムス』(CD+BD)
アート・テイタムやチャーリー・パーカーとも共演歴のある4弦ギタリスト、タイニー・グライムス(1916-1989)。チャーリー・クリスチャンと同年代だ。私は彼のことを全く知らなかったが、ジャケットにも写っている4弦ギターでどんなことをしているのか興味があり購入。元々ベース弾きの私はギターは殆ど弾けず、このCDでタイニーが4弦でやっていることをベースに置き換えられないだろうかと思ったのだ。チャーリー・クリスチャンのようなバップを期待したのだが…残念ながら本作で聴かれる音楽はジャズというよりジャンプ・ブルースだった。晩年マイルスのバンドのジョセフ・フォーリー・マクレアリーが弾いていたのはピッコロベースだったが、タイニーは一般的なテナーギターなのだろう。ベース練習の参考にはならなかった。
該当音源が見付からなかったので、時代がちょっと古いですが演奏動画を…
【2月】
●Unlucky Morpheus 『CHANGE OF GENERATION』
去年はあんきもを知ったことで幸せな1年を過ごせた。このコロナ禍におけるファンサービスとして彼らは頻繁にYouTubeでの生配信を行ってくれたのも良かった。特に8~9月には【あんきも豊洲PITへの道】と題し2ヵ月近くもの長期間にわたって毎日メンバーの誰かが配信するという企画で楽しませてくれた。本作は2018年リリースの、オリジナルのフル・アルバムとしては3作目となる。時点での最新作である2020年リリースの4作目『Unfinished』は私好みじゃなかったので、本作をあんきもの最高傑作に挙げたい。ライブBD『CHANGE OF GENERATION TOUR FINAL』でFukiがMCで「いつものあんきも節でない曲も…」と言って歌った「囚われの僕ら」や美しいバラード「願いの箱舟」など、新境地といえる曲も含め粒揃いの名盤。
【3月】
●キャメル 『ステーショナリー・トラヴェラー』
キャメルの音楽はあまり得意ではなく、リチャード・シンクレアのベースやメル・コリンズのサックスを聴きたくて3枚ほど持ってる程度だった。本作は1984年リリースの、活動休止前最後のスタジオ・アルバム。実はこのジャケットも作品自体すらも知らなかったのだが、まず1月に中古レコ屋でLPを見て寒そうで暗そうな雰囲気に惹かれジャケ買い。で、レコードプレーヤーを持ってないのでやっぱりCDで聴きたいなぁと思い新品CDを購入した次第。サブスク配信のこの時代に何をやってるのだか。東西分割時代のベルリンを舞台としたコンセプト・アルバムで全体的に暗く、まさにジャケット・アートが作品を象徴している。仄かに80年代半ばらしい産業ロックっぽさもあり、初期キャメルとは別バンドといってよい。プログレ・ファンでなくても聴きやすい作品。アンディ・ラティマーのギターの音色が相変わらず美しい。あんきもを除けば去年一番よく聴いたCD。
【4月】
●アマンディーヌ・ベイエ,リ・インコーニティ 『BWV…or not? 偽物のバッハ』
BWVとはBach-Werke-Verzeichnis(バッハ作品目録)の略で、作品番号の前にBWVが付いていればJ.S.バッハの作品を意味する。タイトルが何とも意味深な本作であるが、J.S.バッハ作品目録では偽作に分類される作品を集めたアルバム。J.S.バッハが他人の作品や次男C.P.E.バッハの作品を筆写し、その楽譜を後世の人がJ.S.バッハの作品として出版したものなどが収録されている。現代のバロック・ヴァイオリン界をリードするアマンディーヌ・ベイエと、彼女が創設したアンサンブル、リ・インコーニティによる2017年作品。
●突然段ボール 『純粋で率直な思い出』
私は突然段ボールを、兄の蔦木栄一(2003年逝去)の没後、弟の俊二を中心に再始動してからの1作目となるミニ・アルバム『お尋ね者』(2005)を最後に買わなくなってしまった。栄一がいなくなったのと、バンド編成になりデュオの頃とは趣が大きく変わってしまい何だか普通のロックっぽく聴こえてしまったから。本作は『お尋ね者』に続く2007年リリースのアルバム。1st.『成り立つかな?』のジャケットを想起させる湘南色の電車は、国鉄113系からステンレス車(何系かは不知)へと変わっており時の流れを感じるが、演っている音楽の本質は変わっておらず真の意味でパンクだ。そういえば栄一在籍最後のアルバム『この世に無い物質』(2002)を買ってなかったので買わねばと思うが、入手が困難そうで悩ましい。
リリース当時のライブ映像を。
【5月】
●『TOKYO FLASHBACK P.S.F. -PSYCHEDELIC SPEED FREAKS-』
前衛音楽やサイケetc.アングラ音楽専門店“モダーンミュージック”のオーナーで、インディーズ・レーベル“PSFレコード”の主催者だった故・生悦住英夫氏(2017.2.27逝去)。20年以上前、私が20代後半から32,3歳の頃までは、モダーンミュージックから定期的に送られてくるリストを見てよく通販で買ったものだ。しかし実際に明大前にあったというお店に行くこともなく、次第にヘンな音楽への興味は落ち着き、ヘンなCDもあまり買わなくなってしまった。2014年にモダーンミュージック実店舗が閉店したことも、生悦住氏が亡くなったことも本CD発売(2017年5月)からしばらくしてから知った。本作はPSFにゆかりのあるアーティストが有志で集い未発表音源を提供して出来た2枚組オムニバス。実は私、あまりサイケは好みではないので去年やっと購入。
該当する音源が見当たらないのでこちらを。
【6月】
●デヴィッド・ボウイ 『ウィドゥス・オブ・ア・サークル~円軌道の幅~』
『世界を売った男』の発売50周年を記念した、ライブや未発表音源等を収録した2枚組CD。1枚目はBBCのライブ音源だが既発物でレア度はなく、2枚目の前半はリンゼイ・ケンプとのTV用映像作品の音源「ザ・ルッキング・グラス・マーダーズ aka ピエロ・イン・ターコイズ」もDVDで既発。しかも音質は良くなくてあまり楽しめない。2枚目後半はシングル曲、アンディ・フェリス・ショウの音源、シングル曲の2020年ミックスを収録。完全にマニア向け。ハードカヴァー・ブック仕様というのも無駄に豪華でかさ張るばかり。
リンゼイ・ケンプとのTV作品、ザ・ルッキング・グラス・マーダーズ aka ピエロ・イン・ターコイズ。
せっかくなので作品の動画を。
【7月】
●SAM RIVERS 『CONTRASTS』
サム・リヴァースといえば一般的には『マイルス・イン・トーキョー』(1964)の頃に短期間マイルスのバンドに在籍し、その後はブルーノートでリーダー作を発表した60年代がよく知られているだろう。しかし私の興味は70年代のロフトジャズの旗手としての彼で、70年代初頭にオープンした「スタジオ・リヴビー」はロフトジャズの活動拠点となり、ロフト・ムーヴメントに大きな貢献を果たした。本作はECMでのリーダー作としては唯一の1979年作品。ECMらしい温度感の低いサウンドだが、当時のロフト・シーンの熱気を伝えてくれる。これが皮肉にもスタジオ・リヴビー閉鎖直後の吹込みだったという。裏ジャケのジョージ・ルイスの写真からコンピューター(即興のためのソフトウェア「ヴォイジャー」)を使用しているかなと期待したが、どうやら使っていないようだ。
●イングヴェイ・マルムスティーン 『パラベラム』
発売前から原点であるネオクラシカル・メタルに立ち返ったアルバムになるということでそれなりに期待はしていたが、やっぱり昔のイングヴェイと比較してはいけないというのが正直な感想。確かにこれぞネオクラシカル・メタルという楽曲と演奏で、これまでアルバム中にどうしても入っていたジミヘン風の曲=ワウを使った演奏というのが一切ないのは気持ちが良い(個人的見解だが彼の音楽に汚いワウの音は要らない)。全10曲中、6曲がインスト。ヴォーカルはここ数作同様イングヴェイ本人だが、随分と上達し聴き苦しさはなくなり許容範囲。しかしもうアルカトラス~ソロの3作目までのようなギターの音色、プレイ、楽曲から感じられる興奮はない。今でもネオクラシカル・メタル作品を作ってくれているのは嬉しいし、凄いことではあるけど。あと、全てを一人でこなさず、ドラム、ヴォーカル、プロデュースも他人に依頼して欲しい。せめて素人の宅録のような音質の悪さだけは改善して欲しい。
【8月】
●Fuki 『Fuki Fes. 2020 LIVE at KINEMA CLUB』(BD)
2020年9月発売。すっかりあんきもにはまった私。本作は2020年1月5日@東京キネマ俱楽部のワンマン・ライブの映像作品。何曲かYouTubeに上がっているのを観て、Jillさんがゲスト参加しているしこれは買わねば!と喜んで買ったが…アニソンからメタルまでとバラエティに富んでおり、やっぱりあんきもの音楽とは違っていて期待外れ。もっとメタル色が強ければ楽しめたのだが。Jillさんの参加曲だけでも楽しめるので良しとしよう。
パガニーニ(リスト)の「ラ・カンパネラ」だ!
●渡辺美里 『武道館ライブ2020 冒険者たち』(BD)
デビュー35周年、コロナ禍真っ只中のアニヴァーサリーイヤーとなった2020年の12月26日に開催された武道館ライブの映像作品。もう35年か…私は彼女のデビュー時からリアルタイムで知ってるけど、ずっと聴いてきたわけではない。1st.『eyes』と2nd.『Lovin' You』までで、あとは断片的に追っていた程度。それでもやっぱりオリジナル・アルバムだけでも揃えたいと思い10年ほど前から過去作品を買い揃え、新譜も買っている。それでもやっぱり私が彼女に求めるのは過去の作品だったりする。ベテラン・アーティストが過去の栄光にすがる姿は格好の良いものではないが、我々ファンにも大いに責任があると思う。Tスクェアはいつまでも「TRUTH」を演奏し続け、何度もユニオンと称して同窓会ライブをしている。スティングだってポリス時代やソロ初期のヒット曲を再録したアルバムを出したりしている。同様に彼女もいつまで経っても「My Revolution」の呪縛から逃れられない。仕方がない、ファンが求めているから。バンマス&キーボードはソウルフラワーの奥野真哉、サックスには竹野昌邦、と私にはこの2人しか知らないけどバックの演奏も良かった。期待してなかった割には凄く楽しめた。
●飯島真理 『ブランシュ 飯島真理2[Deluxe Edition]』(CD+DVD)
飯島真理の初期のビクター時代4作がDVD付きデラックス・エディションとして再発されていたことを去年夏にやっと知った。ベスト盤しか持っておらずオリジナル・アルバムを聴いたことがなかったので、この際にと思い購入。4作の中では2nd.の本作が一番気に入った。吉田美奈子のプロデュースで、飯島のファン層からすればかなりアヴァンギャルド。どんより暗くて重く、マクロスのあのイメージからはほど遠い。4作のなかで本作だけが明らかに異質だ。吉田美奈子は当時の飯島にとって一番憧れていたシンガーソングライターで、プロデュースを依頼したのも飯島本人の希望だったという。しかし吉田とのスタジオでの仕事はかなり厳しいもので、スタジオ内外でよく泣いていたという。サウンドに関してのリクエスト等は飯島本人から言える雰囲気ではなかったようで、良くも悪くも吉田美奈子ワールドが炸裂した名作となった。
●チャラン・ポ・ランタン 『旅立讃歌』(CD+BD)
7月リリースのシングルCD。チャランポは去年8月いっぱいで所属事務所ソニー・ミュージックアーティスツから独立。9月1日より合同会社ゲシュタルト商会を設立し活動を続けるという。それで「旅立讃歌」という訳か。本作も買うならDVDまたはBD付きの仕様に限る。2020年11月、カンカンバルカンを従えての無観客ライブ「本当は貴方たちの前で演奏したかったライブ2020」をたっぷりと収録。
●モル・カルバシ 『オホス・デ・ノビア』
ユダヤ人には大別すれば、東欧系の“アシュケナージ”とスペイン系の“セファルディ”の二大勢力がある。迫害を受け世界各地に離散したディアスポラのうち、ドイツや東欧各地、ロシア、更にはアメリカ大陸へ渡った人達がアシュケナージであり、彼らが冠婚葬祭の時に演奏する音楽をクレズマーといい言語はイディッシュ語を使用。一方、スペインやポルトガル、イタリア等の南欧に離散したユダヤ人をセファルディといい言語はラディノ語(ユダヤ・スペイン語)を使い、セファルディの音楽はクレズマーとはまた趣を異にしている。1986年イスラエルのエルサレム生まれのモル・カルバシは、ラディノ語によるセファルディ音楽の歌手。父がペルシャ系ユダヤ人、母はモロッコ系という複雑な血筋が彼女をセファルディ音楽へ向かわせたのだろう。当初は活動拠点をロンドンにしていた彼女だが、現在はスペインのセビージャへ移り本腰を入れてセファルディー音楽に取り組んでいる。2016年の本作では母方のモロッコのベルベル色の濃いサウンドに仕上がっている。
●クエスト 『オブ・ワン・マインド』
デイヴ・リーブマン(ss)、リッチー・バイラーク(pf)らによるクエストの5作目となる1990年のアルバム。原盤はCMP RECORDSで、懐かしいジムコ・ジャパンから1995年リリースの国内盤。恐らくクエストの諸作の中では最もインプロ度が高く、最もフリー寄りの作品。帯には「本物の100%インプロヴィゼーション!」とあるのでフリー・インプロヴィゼーションを期待したが、基本的には曲の体を成しておりフリー・インプロではなかった。しかしテーマらしき明確なメロディーはなく、「100%インプロ」というのも間違いではない。ラストの4曲目「Passages」でようやくフリー・インプロっぽい場面が顔を出し「おおっ!」と思ったが、構成は決められており途中のドラム・ソロの後には全員が揃って曲に戻っている。通常フリー・インプロは演奏の始まり方も終わり方すらも決めずに行われるので緊張感も全く異なるものだ。彼らのフリー・インプロを聴いてみたい気もするが、フリー・インプロというのはソロまたはデュオ、せいぜいトリオまでで、4人以上になると難しいものがある。
●久野かおり 『ブレス』
シンガーソングライター&サックスプレイヤーの久野かおり、1989年の3rd.アルバム。以前からずっと帯付きを探してたのだが、やっと状態良好のものを日本橋のDISC J.J.で入手。久野かおりといえばソプラノサックスを抱えながら歌い、イントロや間奏でサックスを吹くという当時も今でも珍しいスタイルだった(バービーボーイズのKONTAもそうだったけど)。当時深夜テレビでライブ告知のCMだったかアルバムのCMだったか覚えていないが、頻繁に「理不尽な恋」のPVの一部が流れていたのでとても印象に残っている(エンドレスナイトの放送終了後によく見た記憶が…)。歌唱力は決して高くはないが、しっとりとして儚げな歌声は独特の世界を持っている。因みに1st.『LUNA』は2020年にタワーレコード限定で再発されており容易に入手できるが、久野のセルフ・プロデュースの本作の方が私は好き。今こそ再評価されるべき。
生憎PVは見当たらず。
●ポール・マッキャンドレス 『プリモニション』
ニューエイジ・ミュージックの先駆、オレゴンのリード奏者ポール・マッキャンドレス。1992年、ウィンダムヒル・ジャズからのリリース。内容はウィンダムヒルらしい穏やかさと一般的なフュージョンとの中間のような音楽で、これといった特色はない。マッキャンドレスを聴くならオレゴンの方が良い。ライル・メイズ(pf)が、メセニー・グループのスティーヴ・ロドビー(b)と共に参加。
●土岐英史+片倉真由子 『アフターダーク』
土岐英史の訃報(6月26日逝去)を知ったのは、不覚にも約2ヵ月を過ぎた頃だった。亡くなったから買うというのは嫌なのだが、以前から買うつもりだった本作。2019年6月に岡本太郎のアトリエで録音された、土岐(as,ss)と片倉真由子(pf)のデュオによるスタンダード・アルバム。面白いのが片倉が使用したピアノだ。アトリエにおいてある、普通ならレコーディングに使わない骨董品と呼べるような古いアップライトピアノで、岡本が創作の合間に弾いて楽しんだ愛用のピアノだという。その素朴なピアノの音色、往時のままの状態で保存されているアトリエの雰囲気、全てが良い方向へ作用しハートウォーミングかつ感動的な、特別な作品が生まれた。
【9月】
●山下達郎 『JOY - TATSURO YAMASHITA LIVE』
私にとって山下達郎といえば、伊藤広規のベースに尽きる。実は山下達郎を1枚も持ってなくてベースを始めた高校の頃から買おう買おうと思いつつ、やっと買ったのだが、これも土岐英史の逝去がきっかけという。ずっと『ポケット・ミュージック』を買うつもりだったが、バックの演奏が目当てなのだからライブ盤の方が良さそうだと思い本作を購入。1981~89年のライブ音源から厳選した2枚組。伊藤広規のベースは勿論のこと、青山純のドラム、椎名和夫のギター、そして土岐英史のサックス、他のミュージシャンも全て聴きごたえがあった。最高のライブ盤◎
終盤にソプラノサックス・ソロをフィーチャー。
後半にベース・ソロとドラム・ソロをフィーチャー。
●デイヴ・リーブマン・グループ 『ニュー・ヴィスタ』
日本橋の某中古屋で随分前から売れずに残っていて、しかし1600円であまり安くないため買うのを躊躇っていたのだが、CD全品20%オフのセールを機にやっと購入。そしたら数週間後にディスクユニオンで帯付き美品を400円で発見。同じようなことがあまりにも多いので、もう極力ユニオン以外には行かないと決心した次第だ。さて、本作はデイヴ・リーブマン・グループ名義による1997年(国内盤は1999年)リリース作。1991年から活動を始めたというこのリーブマン自身のグループとしては7枚目となり、これまでになく深くブラジル音楽に取り組んだ作品。実を言うと私は基本的に暑い国の音楽が苦手で、ブラジル音楽も苦手だ。ブラジル音楽って複雑というか、リズムはもちろんのこと和声なども奥が深くて難しくて余計に馴染めないのだ。一般的に聴きやすいであろうボサノヴァも、私はユルい音楽が苦手なのでダメ。けど本作はボサノヴァではないし、リーブマンのソプラノも相変わらず聴きごたえあるので楽しめた。
●AM 4 『...AND SHE ANSWERED』
ウォルフガング・プシュニク(as,a-fl,hojak,shakuhachi)、リンダ・シャーロック(vo)、ウリ・シェーラー(pf,prepared piano,key)の3人によるAM 4がECMに残した1989年作品。プシュニク(プシュニッヒ)はオーストリア出身(1956年生まれ)のアルト奏者。12歳の時にコルトレーンのレコードを聴いたのをきっかけにバンド仲間たちとジャズを演奏し始めた。ピアノのシェーラーとはその頃からの知り合いだという。リンダは60年代半ばから主にフリージャズ界で活躍、1966年に元祖爆音ギター男ことソニー・シャーロックと結婚、1978年に離婚。1987年にはその頃共演を重ねていたプシュニクとリンダは結婚。そんな気心の知れた3人のユニットだがユルさは全くなく、ECMらしい静寂さと緊張感の漂う演奏。1988年にサルムノリのレッド・サンプロジェクトで韓国や日本を訪れたプシュニクは極東の音楽に決定的影響を受けホジョクや尺八を演奏するようになり、本作で早速取り入れている。
該当するものが見当たらないので、ミシェル・ゴダール(tuba)とのトリオのライブ映像を…
●ブランドX 『マスクス』
エレクトリック・ベースという観点から私にとって特別なバンドが2つある。ジェフ・バーリン在籍のブラフォード、そしてパーシー・ジョーンズのブランドXだ。再結成後を除くブランドXの諸作は既に輸入盤で持ってるが、1989年発売の旧品番国内盤を帯付きで揃えたくて購入。パーシーの使用楽器は一貫してフレットレスだが、3作目『ライヴ・ストック』まではフェンダー・プレシジョンで、本作からはWal Bassになり音色が一変する。アンサンブルに埋もれることがなくウネウネとうねる理想的な音色で、それはベース・ソロのタイトル曲で存分に堪能できる。本作は唯一フィル・コリンズが不参加の作品で、ドラムスには後にレインボーにも参加するチャック・バーギ。あとのメンバーはジョン・グッドソール(g)、パーシー(b)、ピーター・ロビンソン(key)、そして『太陽と戦慄』でお馴染みの狂気のパーカッショニスト、モーリス・パートという顔触れ。2020年10月に創設メンバーのパーシーが脱退、2021年11月11日にはリーダー格のグッドソールが他界した。
●TERROR CHORD 『TERROR CHORD』
見るからにアナーコ系のジャケットに惹かれジャケ買い。大阪を拠点に活動する女性voのデジタル・アナーコパンク、TERROR CHORDの1st.CDシングル。インナースリーヴには兵器製造企業への日本の金融機関による投融資についてや、幼児虐待、無差別大量殺人、大阪の西成暴動まで、世の中の悪や不条理に対するアンチテーゼに満ち溢れており、これは本物のアナーコパンクであると感服した。
せっかくなので現時点での最新動画を。
●リチャード・シンクレア 『R.S.V.P.』
完全にジャケ買い。本当はLPレコードで欲しかったけど高いので妥協してCDを。リチャード・シンクレアといえば「フレットレスをピックで弾く」(大昔にベースマガジンの記事で読んだ)というイメージが強いが、実際にはフレッテッドの指弾きしか見たことがない。それはともかくジャケに写るジャズベが激シブ。指板修正でエンド部分のローズウッドが薄くなりメイプルが見えているが、私の72年製ジャズベも自分で指板修正して同じ状態だ。恐らくネックのハイ起き、腰折れという症状なのだろう。私のは修正し切れないほど酷いのでネック交換したけど。1994年リリースの本作はカンタベリー系メンバーが多数参加。彼のベースはあまり聴けないが、お馴染みの穏やかなヴォーカルは健在。
↑メイプルがむき出している指板エンド
●インファーナル・ネクロマンシー 『インファーナル・ネクロマンシー』
FUNERAL ELEGYにも在籍していたPsychoblaze(vo,b)らによる名古屋のブラック・メタル、INFERNAL NECROMANCY。2008年の1st.フル・アルバム。ユニオンの店頭で見付けて初めて知ったバンドなのだが、調べてみるとブラック・メタルとしては90年代から活動している老舗バンドだった。ジャケットや曲名からNSBM(ナショナル・ソーシャリスト・ブラック・メタル)かと思ったが、歌詞の内容が分からないので実際のところは分からない。狂人的なグロウル、荒々しいブラストビートと基本はプリミティヴ・ブラックであるが、トレモロ・ギターのラインからは何とも言えぬ哀愁が漂い日本人のアイデンティティを感じる。
せっかくなのでライブ映像を。
【10月】
●仮BAND 『仮音源-Demo-』
教則本『アドリブ・ギター虎の巻』シリーズの著者で、MI JAPAN講師だったギタリストの藤岡幹大(1981-2018)。一般的には神バンドでの活動でお馴染みだが、私はBABYMETALを聴かないので今まで彼を聴く機会がなかった。没後に発売されたムック2冊、『99%藤岡幹大(仮)』と『藤岡幹大の、ヤング・ギターのレッスンめっちゃたくさん!』がそろそろ完売するのでは?と思い購入したのを機に彼にはまってしまった。メタルも出来るがそれだけの人ではなく、とりわけホールズワースからの影響を強く感じさせ、あらゆるスタイルをこなせる本当に上手いギタリストだ。
●KAZUKO HOHKI 『KAZUKO HOHKI CHANTE BRIGITTE BARDOT』
フランク・チキンズのホーキ・カズコ(法貴和子)の1986年リリースのソロ・アルバム。タイトル通りブリジット・バルドーのカヴァー集。演奏は盟友スティーヴ・ベレスフォードのピアノと彼の楽団。ノスタルジックな演奏をバックに、カタカナ英語や片言フランス語、日本語によるホーキのたどたどしい歌唱は、味わい深さを通り越して痛快ですらある。ベテランのトニー・コーのサックスとクラリネットも聴きもの。
●MAURIZIO BIANCHI 『Neuro Habitat』
イタリアはミラノ出身のM.B.ことマウリッツィオ・ビアンキ。1979年から活動しているイタリアのノイズ界の重鎮。1st.『SYMPHONY FOR A GENOCIDE』(1981)では裏ジャケにおぞましい死体の山の写真を配し、2nd.『MENSES』(1982)のオリジナル盤ではハンドメイドのジャケットにタイトルが示すように経血をイメージさせる赤インクで着色されていた。そして1982年リリースの3rd.である本作は、本再発CDでは全面オビで隠されているが右に載せた通りのグロテスクなアートワークである。M.B.はある時期からリクリエイトという独自の手法を取り入れ作風を変えていく。本作でも1st.から聴かれる腐敗臭漂う鈍い電子ノイズは健在であるが、不安感の中にもディレイを多用したアンビエントな要素も感じられるのはリクリエイト手法の導入を意味するのか。ビアンキは1984年の『ARMAGHEDON』を最後にエホバの証人への入信のため全ての音楽活動を停止。1996年には復活し現在までに多数の作品を発表している。
●ジョージ・ベラス 『ターン・オブ・ザ・ミレニアム』
アマゾンのマーケットプレイスでは帯なしでも2000円以上もするのに、ディスクユニオンで780円で買えた。グランジの波に押されてメタル氷河期真っ只中だった1997年、シュラプネル・レコーズがネオクラシカル・メタル・ギタリスト復興の切り札として世に送ったジョージ・べラスのデビュー作。確かな音楽理論と超越技巧を習得しており、高水準の音楽性と演奏を聴かせる。2曲目「リップト・トゥ・シュレッド」以外は変拍子を多用したプログレ・メタルな曲が中心。ネオクラを期待すると肩透かしを食らう。プログレ・メタルが苦手な私だが、結構良かった。しかしプロダクション面で予算がなかったのか、音がショボいのが玉に瑕。2nd.はもろネオクラらしいので買わねば。
【11月】
●ジョン・コルトレーン 『至上の愛~ライヴ・イン・シアトル』
10月発売。奇跡の発掘として話題騒然となった「至上の愛」のライブ音源。とにかく音質、録音バランスが悪いとの悪評だが、発掘音源としてはこんなものだと思う。私の一番好きなコルトレーン作品がファラオ・サンダース初参加アルバムとなった『ライヴ・イン・シアトル』で、1965年9月30日のペントハウスでの演奏。本作はその2日後の10月2日の演奏で、さらにカルロス・ワード(as)が加わっている他はメンバーは同じ。しかし演ってるのは「至上の愛」なので、9月30日のような凄まじいフリーではないし、そもそも私はさほど「至上の愛」を良いと思っていないので(と言ったらジャズ・ファンに怒られそうだが)、退屈で聴き通すのが辛かった。至上の愛のライブなら1965年7月26日のジュアン・レ・パン・ジャズ祭初日の音源の方が(ファラオ加入前だが)断然良い。
●デュラン・デュラン 『ライヴ・イン・ニューヨーク1984』
9月発売。ラジオやテレビの放送用音源をリリースする“Alive The Live”と“Hi Hat”シリーズ。法的にはセーフでもブートと変わりはないと思うのだが、結構おいしいタイトルもあるのでつい買ってしまう。本作はデュラン・デュランのオリジナル・ファイヴ(厳密にはこの5人がオリジナルメンバーではないが…)のピーク期である『セブン&ザ・ラグド・タイガー』リリースに伴うツアーから、1984年3月19日のニューヨーク公演を完全収録。さらにボーナス・トラックとして1982年12月31日のライブも8曲収録した2枚組。音のバランスが悪くヴォーカルのレベルがやたら高く、楽器が曲によって聞こえにくいパートがあったりでややストレスを感じるかもしれない。以前からブートで出回っていた音源ではあるが、今回のCDではリマスターされているのかどうかは不明。音が悪くてもライブ盤『アリーナ』の曲数じゃ満足できなかったファンにとっては実に有り難いCDだ。
【12月】
●チック・コリア 『サーキュラス』
5月発売。2月9日のチックの他界に伴いリリースされた“フォーエヴァー チック・コリア on SHM-CD”シリーズからの1枚。私はチックはあまり興味なく、興味の対象となるタイトル(ディメオラ在籍時のリターン・トゥ・フォーエヴァーとエレクトリック・バンド)は既に持っているので発売された時は全く興味を示さなかった。しかし随分経ってからサークルまでもがこのシリーズに含まれていると知り、慌てて本作を買った次第。因みにサークルの代表作『パリ・コンサート』は輸入盤で既に持っている。勿論目当てはアンソニー・ブラクストンだ。あと『サークリング・イン』にもサークルの音源が収録されているので買わねば。
●アルメ 『薔薇の妖精アイリーン』(CD-R+DLポストカード)
ディスクユニオンの100円コーナーで見付け、全く知らないアーティストだけど買ってみたら大当たり。代表Khloé(クロエ)と ヴォーカル担当のNoir(ノワール)、アートワーク担当の萩森ちさくからなるサークルの2019年リリースの1st.EP。サークルと称しているのでいわゆる同人音楽なのだろうか。古楽やトラッドをベースにメタルの要素も垣間見られ、グリフォン、ガルマルナ、ザバダックからフォーク・メタルのファンにまでアピールする音楽性だ。
●Unlucky Morpheus 『冬の味覚食べ歩き2010→2011 ファイナル~Lunatic East~ LIVE DVD』(DVD)
東方ライブイベント『冬の味覚食べ歩き2010→2011』から2011年1月7日のファイナル公演を収録。初期のあんきものライブをたっぷり3時間収録のDVD。ショップ委託販売価格3999円だがアマゾンの出品を見ると中古で1万円以上ばかりの中、1点だけ7900円の出品があって悩んでいたら2出品者の間で競りが始まり日に日に価格がどんどん下がっていき、5150円まで下がったところでポチって無事購入。この時のあんきもメンバーは平野幸村(紫煉)、天外冬黄(Fuki)、電子レンジ剛(歌澄)。あとはサポートメンバーで小川洋行、FUMIYAらも参加。ここでの歌澄は近年の不安定な歌唱とは違い冴えわたっている。「sucide」での絶唱が素晴らしい。
「sucide」は1:06:35から。
●藤岡幹大 『My Little God』(DVD)
2018年1月5日に急逝した藤岡幹大の追悼DVD。大村孝佳のライブDVD「The Chronicle of Metal Lovers」と「The Gathering of Metal Warriors」から藤岡の出演シーンをまとめた編集盤。さらに藤岡の最後のステージとなった2017年12月26日のライブ映像や、まだ幼かった2人のご息女とのプライベートフィルムも収録。上手いギタリストは星の数ほどいるが、彼の演奏を聴いてると一般的なHR/HMのギターが単純で退屈に思えてくる。そして彼ほどいつもニコニコ笑顔で楽しそうにギターを弾く人を他に知らない。最後はギター弾き語りでお嬢さんに「おもいでのアルバム」を歌い聴かせる映像で終わる。涙が込み上げてきた。
以上です。
読むのがしんどい当ブログですが、今年も宜しくお願い致します。