12月1日(日)→
みなさま
おはようございます
いつも当ブログをご覧いただき有難うございます。
実は明日から働くこととなりました。やっと正社員で就職が決まりました。
これまで販売業しか経験のない私が、製造業に携わることになりました。
私がCD店を退職して3年半が経ちますが、今日まで一度も再就職しておりませんでした。出来ませんでした。
どうしても物を作る仕事をしたくて求職していましたが、この歳で未経験だと面接にはなかなか漕ぎ着けません。
それどころか大半がハローワークの紹介の確認の電話の時点で断られます。
それが、やっと採用となりました。
仕事が出来るようになるまでは、いわば丁稚奉公みたいなものです。
趣味の楽器どころではなさそうです。少なくとも今までのように毎日吹きには行けません。休日ぐらいでしょう。
そしてブログも更新頻度がウンと落ちると思います。
それでも、たまに覗いて頂けたら幸いです。
どうぞ今後とも引き続き宜しくお願い致します。
ジャンポール(仮)
先日、某家電量販店のホビーショップへ行きました。
日本橋の店舗にはしょっちゅう行ってますが、この店舗へ行ったのは初めてです。
ガンプラのコーナーをチェックしました。
スタッフさんに好きな方がおられるのでしょうね、家電店系の店にしては珍しく手書きのコメントカードが付いてました。
「思い出のガンダム名言」というもので、その商品のモビルスーツ・パイロットの有名な言葉が添えられていました。
「思い出のガンダム名言」の一部を盗撮しました↓
(※店内の撮影はイケマセン!)
説明不要、シャアの有名なセリフ。ガデムの旧ザクが登場する回ですね。
ヴァンドレンのリード1枚1枚に施されている無駄なフローパックにこのセリフを言いたい。
これ名言か?
ブライトにぶたれてもうガンダムに乗らんと言うアムロの代わりにカイがガンキャノンで初出撃した時ですね。
「第08MS小隊」より、死と引き換えに勝利を確信した瞬間のこれぞ名セリフ。
ノリスと同じく職業軍人としての在り方を見せつけたランバ・ラルのお馴染みのセリフ。
このあとラサのゴックはガンダムのハイパーハンマーをドッヂボールの内野みたいに素手で受け止めます。
しかしラサ曹長とは!マニアックなスタッフだ。
結論…
結局、「モビルスーツの性能の違い」は、戦力において大きな差となるということです。
素人の乗る白いモビルスーツにシャアの部下はことごとくやられ、百戦錬磨のガデムも旧ザクでは全く歯が立ちません。
さて、今日はガンダムネタということで、久々にこのアルバムを聴きました↓リッチー・コッツェン 『哀戦士 Z×R』
2006年リリースのガンダムのカヴァー・アルバムです。私はリッチー・コッツェンのCDはファースト・アルバムしか持ってませんので、ガンダムのカヴァーという点でも興味を持ち、この際なので改めてきちんと彼のプレイを聴いてみたいと思い買ってみた次第です。
リッチー・コッツェン(1970年ペンシルベニア州生まれ)のデビューは1989年、イングヴェイをはじめ数多のテクニカル速弾きギタリストを世に送り出したシュラプネル・レコーズからでした。当時の多くの新人ギタリストがイングヴェイ・フォロワーともいえるネオクラシカル・スタイルで登場したのとは異なり、コッツェンはブルージーでフュージョンチックなスタイルが特徴でした。
そのファースト・アルバムでは恐らく現在のコッツェンのイメージとは少し異なるかも知れません。全編これでもかと弾きまくりのシュレッド・インスト・アルバムです。技巧を前面に打ち出した、若さ溢れる演奏です。ネオクラシカルな要素が皆無な上、フルピッキングではなく滑らかなレガート・プレイが中心なので、どうも私の好みではなく結局この1枚しか持っていませんでした。リッチー・コッツェン 『リッチー・コッツェン』
コッツェンはデビュー後しばらくはソロで活動し3枚のアルバムをリリースしたあと、1992年にあのきらびやかなパーティー・ロック・バンド、ポイズンに加入します。懐かしいLAメタルですね。しかしコッツェンはメンバーの恋人を略奪したため約2年ほどでクビになり、またソロ活動に戻りました。
前述のとおりコッツェンのスタイルはあまり私の好みでないので、以降の活動については一切チェックしていませんでした。しかし彼のプレイと音楽性は高水準で間違いなく超一流です。1999年にはかのスタンリー・クラークに誘われ「Vertu」に参加。さらにMR.BIGにポール・ギルバートの後釜として加入しました。MR.BIGは2002年に解散し、結局またソロ活動に戻り現在に至ります。
さて、話を本作 『哀戦士 Z×R』に移します。何故コッツェンが突如としてガンダムのカヴァーをすることになったのかは分かりません。「お仕事だった」と言ってしまえばそれまでですが…。ブックレットには彼のガンダム及び本作に対する熱い思いが綴られています。「英語版ムービーコレクションを見つけて、その時からのめり込んだんだ。『哀戦士』を聞いたとき、すぐにこれをロックにしてみたいと思った。」…ホンマかいなっ?!
もっと嘘くさいのが「哀・戦士」に参加予定ながらドタキャンしたシンディー・ローパーのお詫び(言い訳?)のお手紙です。1枚のぺらが入っておりました。「ガンダムを知れば知るほど、その奥の深さ、複雑さが分かってしまったんです。本当にもっともっと時間が必要でした。」「DVDを沢山見て、ガンダムの世界に魅了させられたんです。単なるアニメではなくって、時代を先どるガンダムは、独自の世界を築いているんだっていうことが分かってきたんです。本当に素敵!」って…
ホンマかいなっ?!
シンディー・ローパーは大好きなシンガーなので(だったので)、私も本当に彼女が歌う『哀・戦士』を聴きたかったので残念でしようがありません。「でもこの次に出るガンダムのCDにはぜひにと思っています。」とも書かれています。この次があればいいのですが…
本作の選曲ですが、所謂ファースト・ガンダム(私はこの呼び方が大嫌いで許せませんが…)とZガンダムからの曲が中心となっております。実は私、Zガンダムを一切観たことがなく主題歌すらよく知らないレベルなので、興味は専らファーストの曲となります。「翔べ!ガンダム」「哀 戦士」「風にひとりで」「めぐりあい」の4曲に尽きます。ラストの12曲目のタイトルが「THE BEGINNING」とありますが、あのキング・クリムゾン「リザード」にそっくりのファースト・ガンダムの名曲「ビギニング」ではなく、コッツェンのオリジナル曲です。つまらないです。
「翔べ!ガンダム」はおなじみテレビ版の主題歌。「もえあが~れ~、もえあが~れ~♪」ってやつです。この昔ながらのテレビまんが風主題歌をロックでやるとご想像の通り、きついです。「風にひとりで」と「めぐりあい」は、原曲とはさほどかけ離れないアレンジで大したことはやってません。もちろんギター・ソロはカッコイイですけど。そして一番期待していた「哀 戦士」もやはりアレンジに凝ったところもなく、イントロのエルトン・ジョン「Your Song」風ピアノで始まりほぼ原曲のイメージそのまま。改めて原曲の素晴らしさに気付かされる次第です。
Richie Kotzen - Soldiers of Sorrow (哀 戦士)
本作にはカヴァー以外に3曲のオリジナルを収録しています。とてもガンダムの世界を表現してるとは思えない全く関係なさそうな曲です。6曲目「THE WAY FORWARD」というファンキーでフュージョンチックなインスト曲では、チョッパー(スラップ)とディストーション・ベースのソロが出てきます。ビリー・シーンが数曲でゲスト参加してるのですが、この曲では絶対なさそうですね。生憎ビリー・シーンの演奏は、それと分からないほど地味で、彼である必要性を全く感じません。
コッツェンはギターのみならずヴォーカルも上手いですし、水準以上の作品だとは思いますが…果たしてハードロック・ファン及びガンダム・ファンを満足させられるかどうかは微妙なところです。私のようにコッツェンをあまり聴いたことがない人が、彼のプレイや音楽を再確認したいために聴くのなら、別のアルバムの方が良いでしょうね。飽くまで企画物ですから。
とまぁ、ほとんど良いことを書きませんでしたが、それも仕方ないといえる作品ですね。Wikipediaには「SHOW-YAの寺田恵子になぜガンダムのカバーなのかという質問を受けた際には『あの時は狂っていたんじゃないかな」』と言った。」とあります。ガンダムにとってもコッツェンにとっても、本作は黒歴史なのかも知れませんね。
まー。
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