10月13日(火)
みなさま
ごまー
写真は大阪城公園内の某所です。
15年ほど前の私のサックスの練習場所でした。
当時は地面が舗装されてなくて、この写真の背後はだだっ広い砂地でした。
当然こんなところで商売する者なんていませんでした。
しかし現在は完全に舗装され、だだっ広い砂地もアスファルトの観光バスの駐車場となりました。
そして中国人業者(恐らく)による屋台では、中国人観光客相手に岡山産のブドウを売っています。
因みに夏は鳥取スイカを売ってました。さすが中国人だけあって中国地方の果物専門のようです。
それは中国違いやがな! ゼンジー北京の「ワタシ中国ハ広島の生まれアルヨ」を思い出しました。
もちろん中国人の売る果物ですから、本当に岡山産で鳥取産であるかは疑わしいです。
私が練習してた頃は緑と土に囲まれ、季節には渡り鳥のカモが目前のお堀の水面を埋め尽くしました。
今でもカモたちは来るかも知れませんが、舗装された地面とけたたましい中国人では風情がありません。
因みに岡山ブドウの屋台の向かいには「大阪名物」と書かれたたこ焼き屋の屋台が出ていました。
店の人間の話している言葉から、やはり中国人業者のようです。
中国人のくせに大阪名物と謳われても…
古いCM 番宣 ゼンジー北京 憧れの北京で大魔術
「私の名前のふるさと」って… まぁそうなんやろうけど。
さて、先日リフィニッシュしたフェンダー詐欺ジャズベですが…
やぁ、あはははは…
綺麗にリフィニッシュしたばかりだというのに早くも改造に取り掛かり、無事に完成しました!
コントロールキャビティーをザグって江川ほーじん氏のダンカン白ジャズベ風にパネルを拡張しました。
ほーじん氏のダンカン白ジャズベのコントロールパネルの形は2パターンあるのですが…↓
【左】ベース・マガジンVOL.7(1987年5月号)より。 【右】同VOL.12(1988年12月号)より。
違いがお分かり頂けるでしょうか?
右の方が面積が広くて直線的です。教則ビデオ「ファンクベース」で使用しているのも右です。
江川ほーじん FUNKSLAPBASS
今回私が作ったパネルは写真左の方に近い形にしました。
こちらの方が曲線を取り入れた美しい形だと思います。
本当はバルトリーニTCTなどのプリアンプを入れたいのですが、お金が無いので断念。
では何のための改造かというと、ただ単に改造したいだけ。そう、改造フェンダーが大好きなのです。
まぁ、スラップ時にノブが邪魔にならないように下方へ移動という、ほーじん氏と同じ理由ということで…
では、改造の過程を写真で紹介していきます。
(また写真をたくさん載せてしまってます。すみません。)
■まずはコントロールパネルの作成
このあいだ梅田のESPで買った白3プライのピックガード・ブランク材から切り抜きます。
ミシン盤があれば楽勝なのですが、普通はありません。
私は糸鋸すら持ってないので、ドリルでブスブスと1つ1つ穴を開けていきます。
せめてドリルが電動だったら…
ふぅ~、何とか切り取りました。
あとはヤスリで整形していきます。
3プライの場合、ふちを斜めに削らないといけないのが面倒です。
ふちを斜めに削る前に、ピックガードとの合わせ目に隙間が出ないようにシビアにすり合わせます。
ここに隙間があると格好悪いです。
遠目には境目が見えないぐらいまでぴったりフィットを目指します。パネル完成。(穴開けまだ。)
因みにピックガードはこの際なのでフェンダー・ジャパンの純正のものを買い直しました。
日本橋ものづくりロードにある、おなじみ千石電商でななななんと2000円でした!安いっ!
前に買ったMontreux製のリプレイスメント・ピックガードはやっぱり良くないです。
ふちの斜めの傾斜がきつくて(立ちすぎ)、3プライの真ん中の黒色の線が細く見えてダメです。
■いよいよボディーをザグります
昔作った(一部買ったものも含む)ピックガードの束から、懐かしいものが出てきました。
24年前に作った、黒ジャズベのコントロールキャビティーのテンプレートです。
これをザグった時のテンプレートです↓
そう24年前、専門学校のルーターでザグりました。
その時先生は「うわ~っ、フェンダーUSAを…そんな勿体無いことようやるわ。」と半ば呆れてました。
今回のザグリはちょっとサイズが小さいので生憎このテンプレートは使えません。
けど曲線の一部とかでこれを使って、何とか新しいテンプレートを作らずに済ませようと思ってます。
塩ビ板を買うお金がキビシイので…
捨てずに置いててヨカッタヨカッタ◎
まさか24年後の自分がまだベースの改造とかしているとは、当時は思いもよらなかったです。
では、思い切ってトリマでザグってしまいます。
ういぃぃぃぃ~ん!
↓↓↓
もう元へは戻れません。
上半分が済んだら治具の向きを変えて、今度は曲線部分を↓
ういぃぃぃぃ~ん!
↓↓↓
ザグリ完了◎
あとで気付いたのですが、ジャック先端が底に当たるのでその付近を一段深くザグリを加えました。
広い面積の治具に対しトリマが小さいので安定せずグラグラで、底面が少々ガタガタになりました。
ビットの長さも足らず、オリジナルのザグリと同じ深さまで削ることは出来ませんでした。
やっぱり大きなルーターが欲しいですね。
■キャビティー内に導電塗料を塗布
ロックイン天王寺ミオ店の最後の日に買った「Noise Hell」重宝してます。
この際ついでなので、PUザグリのアースのブラス板をラグに付け替えます。
クッションが既にぺしゃんこですね。
今回使ったアースラグ↓
Montreuxから発売のラグ・セット。10セット入り200円(税別)。
梅田ロフトの島村楽器で購入。殆んどの楽器店では置いてないので意外でした。
アースラグ取り付け完了◎
クッションも新しいものに交換。
■パネル裏をシールド処理してノブの穴開け
作製したパネルの裏にアルミ箔を貼ってシールド処理をします。
もちろんノイズ対策のためですね。
今回使ったアルミテープ↓
ニトムズ アルミテープ 100mm×10m
アマゾンで1283円でした。
アルミテープがこれまたホームセンターやハンズには殆んど種類を置いていません。役立たずです。
置いてても1~2種類ぐらいで、10センチのような幅広いのは絶対に置いてません。
しわが出ないように貼るのは少々コツが要りますが、失敗しても10メートルもありますから…
綺麗に貼れました◎
ノブ及びジャックのレイアウトを決めます。
薄い透明プラ板で型紙を作り、ポットとジャックを取り付けて上手くはまるかを確認します。
これを実際にボディーにはめてみます。
ポット等がザグリの内壁に当たらなければOK。穴の位置を決定してしまいます。
型紙をプレートに重ね、穴の位置をペンでなぞって書き写します。
書き写した円の中心に錐(きり)などで少し下穴を開けてからドリルで穴を開けます。
リーマや丸棒ヤスリで穴を広げて完成↓
作業中にパネルのエッジ部分を傷つけたり丸めたりしないよう注意です。
ノブのレイアウトには大いに悩みました。
ジャズベのイメージを踏襲して3つを直列に(ほーじんジャズベ写真左のように)とも考えましたが…
結局、このようになりました。
配線して完成です↓
アルミテープが眩しいぜ!
前述したジャックの位置辺りのザグリを一段深くしているのがお分かり頂けるでしょうか。
■これで完成、と思ったら…
写真では分かりにくいかも知れませんが↓
アルミテープの厚さの分、ピックガードとの段差ができてしまいました。
左のプレートが少し浮いているのがお分かりでしょうか。
本当に極僅かで些細なことなのですが、完璧に面一でないと気になるのです。
そこで、貼ったアルミテープの一部をザグリのラインに沿ってカッターで切って剥がしてみました。
円のテンプレートが紛失したのでフリーハンドです。
これでネジで止めている辺りは下がりましたが、真ん中辺りがまだ若干高く盛り上がります。
けど十分です。だいぶ目立たなくなりました。
はい、完成です!
ぱんぱかぱーん
↓↓↓
当初はリフィニッシュしか考えてなかったのが、ここまで手の込んだものになりました。
私にとってこの上なく可愛い可愛い詐欺ジャズベです。
7ピースである以上、悲しいことに「詐欺」の文字は取れない…
これでフロントPUとリアPUの間の位置でスラップしても、ノブが邪魔になりません。
まぁ、そんな位置でスラップすることは殆んどないですけどね。
早速、人に見せびらかしたいのですが…
友達のいない私には見せる相手がいないので、ウチのカエルさんに見てもらいました。
わーい、あはははは…
友だちはスズメとカエルさんだけ (・o・)
ブルーにリフィニッシュ、パネル作成&ボディーのザグリ、シールド処理etc…
これを楽器屋に頼んだら、いくら取られるのでしょうね。
いや値段云々ではなく、自分でやったということが重要なのです。
何時間眺めてても飽きません。 カッコイイなぁ~。(←ナル)
スイッチクラフト製のジャックは日本製のに比べナットが大きくてカッコいいですね。
ブルーのノブも可愛いですのだ。
以上です。
最後まで読んで下さって有難うございました。
まー。
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フェンダー詐欺ジャズベを(マーカスではなく)江川ほーじん風にパネル拡張の改造をしました
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