10月22日(火)
みなさま
ごまー
まずは大阪は新世界ジャンジャン横丁にあるスマートボール専門店のようすをご覧頂きました。
お店のおばちゃんが付きっきりでないといけないぐらい玉が溢れ出るさまに圧倒されますね。
新世界とは、大阪市浪速区にある繁華街です。
串かつ、スマートボール、ホルモン、ミックスジュース、通天閣、ジャンジャン横丁…
どのような繁華街かは、以上のキーワードで想像が付くかと思います。
私は浪速区にある高校に通ってた人間ですが、串かつ屋には一度しか入ったことがありません。
スマートボールに関しては、40歳の頃にやっと体験しました。
それほど大阪の人間でも行くことに抵抗を感じるほどのディープなスポット、新世界。
ところが最近では観光地化しており、若い人も多く訪れるようになりました。
先日久々に行ってみたら(ていうか自転車で通っただけ)、まるで渋谷。というのは言い過ぎです。
これは新世界にある激安自販機です。
割れているのがなんとも新世界らしいです。
50円コーヒーを買おうとしたら、異変に気付きました。
硬貨投入口に何かが挟まっています↓
折り畳んだ紙が突っ込まれています。
引き抜いて広げてみたら…
手紙がしたためられていました。
18:20と時間が記されていますが、私が買おうとしたのが18時50分頃。
たった30分前に誰かが残していった心温まるメッセージ。
危うく私も金だけ盗られるところでした。ありがとう。
若者や外国人旅行者が増えて様変わりしてきた新世界ですが…
このように昔と変わらない面を垣間見て、何だか安心したのでした。
しかし「泥棒奴」って。あんまり言わへんし聞かへんな。
話カワル。
一昨々日テレビを点けたら、さんまが司会の番組に、
クラシカル・サクソフォン奏者の住谷美帆さんが!
今はもうクラシカル・サクソフォンを聴かないので、住谷さんのCDも買ってません。
けど、無性に聴きたくなってきました。
クラシカル・サクソフォンといえば、原博巳(はらひろし)さんが8月に亡くなられました。
先日買った雑誌「ザ・サックス」最新号に追悼記事が載っており、それで初めて知りました。
8月24日、死因は脳出血とのこと。44歳でした。
@扇町公園(買ったCDは和田アキラ)
私がハイバッフルのマッピを使う前、まだクラシカル・サックスのセッティングだった16~7年前…
邦人クラシカル・サクソフォン奏者では原さんが一番好きでした。
デビューアルバム『森の静けさ』を聴いていっぺんにファンになりました。
けど、私はその後しばらくしてクラシカル・サックスに対する興味をかなぐり捨てました。
30歳も過ぎ(当時)、今更クラシックの練習なんて始めてももう遅い、無理だ、と。
それに、クラシックよりもっと自由度の高い音楽をやりたいのだ、と。
原さんについてはまた改めて書きたいと思います。
なかなかブログ更新が出来てないので書けるかどうか分かりませんが…
デビューアルバムに収録されたモンティの「チャルダーシュ」には度肝を抜かれました。
さて、本日10月22日は私の誕生日でした。
とうとう50歳、いよいよ人生の終盤に足をツッコんだ感が満載の50歳になってしまいました。
しかも今年の10月22日は天皇閣下の「即位礼正殿の儀の行われる日」で、今年限定の祝日。
良くも悪くも特別な誕生日でした。
そんなワケで、名残惜しい40代最後の日だった昨日…
仕事から帰宅後、雨が降ってるのにもかかわらず、40代最後の買い物に行ってきました。
日本橋のディスクピアでCDを、そして湊町のジュンク堂で本を買いました。
そして恒例?の記念撮影ですが、雨なのでCDのみ。
本は濡れるとタイヘンタイヘンタイヘンターイなので…
@日本橋でんでんタウン
40代最後に買ったCDは中島さんのシングルでした。
中島みゆきのニューシングル「離郷の歌」。
今ではもう、中島さんのCDは惰性で買ってます。お布施です。
このシングル、オリコン1位を獲得しそうにないので、2010年代は1位になった曲はなしですね。
70、80、90、2000年代と4つの年代で1位を記録した唯一のソロ・アーティストだったのに…
特典のポスターは、雨が降ってるので要らないと断りました。
昔だったら中島さんの物ならどんな些細な物でも欲しがって集めてたのですが、今はもう…
中島さんのポスター貰っても部屋に貼られへんしねぇ。まぁ魔除けにはなりそうやけど。
40代最後に買った本はこちら↓伊藤桃・著「桃のふわり鉄道旅」
ローカル線の旅ロケのDVD付き。
ローカル線の旅ロケ見るのが好きなので、ほぼDVD目当てで購入。
そして、50歳の誕生日の今日…
誕生日を満喫すべく朝からアルトの練習に行くつもりが、昼寝してしまいました。
朝食を済ませて横になったら寝てしまって、起きたら昼の2時過ぎでした(困)
練習に出掛ける前に、荷物が届きました。
3ヵ月前に注文したテナーのマウスピースです。
今日やっと届きました。けどタイミング良く誕生日に届いてくれました。
やっとこれでテナーが吹ける!
早速テナー吹きたかったけど、パッチ貼ったり等の準備に時間が掛かるので今日は断念。
アルトを担いで練習へ出掛けました。
今日もスズメたち集まってきたよ。
練習のあとは買い物へ。
あべのアポロの喜久屋書店で鉄道の写真集とスズメの写真集を購入。
そして日本橋のディスクピアで、やっぱり住谷美帆さんのCDを購入。
いつもの如く日本橋公園で買ったモノたちを撮影。
けど、人がいたのでCDだけにしときました。
記念すべき50代最初のCD↓
向こうにまた猫が…
んで、記念すべき50代最初の本↓
50代最初に買ったのが「鉄道」と「スズメ」とは…我ながら残念だと思うよ。
では、CDレビューの時間です。
今日紹介するのはモッチロ~ン!住谷美帆 『プロムナード』
2018年12月リリース、女流クラシカル・サクソフォンのホープ、住谷美帆のデビュー・アルバムです。2018年に東京芸大を首席で卒業。それ以前から数々の国内外のコンクールで優秀な成績を収めてきた彼女。その中でも決定的と言えるのが、本作リリースの数ヶ月前である7月に行われたスロヴェニア国際サクソフォン・コンクールでの優勝です。しかも女性初の優勝という快挙。そんな輝かしい功績を携えてのCDデビューとなりました。
曲目が分かるようにケース裏の画像を貼っておきます↓
全部で5作品を収録。ラストの1曲のみ無伴奏、あとは全てピアノ伴奏によるデュオです。ピアノはロシアのシベリア地方イルクーツク出身の俊英、イリヤ・ラシュコフスキー(1984年生まれ)。クラシカル・サクソフォンではおなじみの曲、グラズノフの「サクソフォン協奏曲」とボノーの「ワルツ形式によるカプリス」をトップとラストに配し、あとはピアノ曲のサックス編曲が2曲、そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」が真ん中を占めます。サックス曲とピアノ曲の小品2曲で大作「展覧会の絵」を前後から挟むという、シンメトリカルな曲順になっているのが面白いです。
12歳でサックスを始めた住谷ですが、それ以前に5歳からピアノを始めています。そのことも大きく影響していると思われ、サックスにとっては珍しいピアノ独奏曲をサックス&ピアノのアレンジで2曲も収録しています。そのうちの1曲「ショパン:12の練習曲 第4番」には特に圧倒されます。ショパンの全エチュードの中でも難易度の高い「第4番」、ピアノでも難しいこの曲をサックスというハンディを物ともせず畳み掛けるように吹き倒しています。途中で現れる、彼女の為に書かれた凄まじいカデンツァも聴きもの!
カデンツァをスロー演奏でやってくれています。
本アルバムの圧巻となるのは、やはり「展覧会の絵」でしょう。最初の「プロムナード」の有名なメロディーを聴くと、ついエマーソン・レイク&パーマーの演奏を思い浮かべてしまう私。最後の「キエフの大門」ではカラオケ親父のように気持ちよさそうに歌うグレッグ・レイクの顔が浮かんできます…というのは余計な話ですが。16の楽曲から成るこの組曲を、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと4本のサックスを持ち替えながら全曲を吹き通しています。長生淳の編曲で、住谷の師匠である須川展也の十八番でもあります。
無伴奏サックス・ソロ「ボノー:ワルツ形式によるカプリス」で幕を閉じるというアルバム構成も素晴らしく、カタルシスを覚えます。ポール・ボノー(1918-1995)が1950年に作曲し、“サクソフォンの神様”ことマルセル・ミュール(1901-2001)に献呈された、無伴奏アルト・ソロの名曲。特殊奏法は使われていませんが、速いパッセージに激しい跳躍など、聴いて分かるとおりの難曲です。技巧性と芸術性とのバランスが良く、サックスという楽器の可能性を感じさせてくれる名曲です。
以上です。
またダラダラと長くなってしまいました。
買い物の記念撮影とか(そもそも記念でも何でもない)しょうむないこと書かんでもいいんですけどね。
けど当ブログは一応自分自身の日記でもあるので、細かく書き残すことにしております。ご勘弁を。
まー。
■先月(9月)の収穫パラダイム・シフト 『パラダイム・シフト』
シルヴァー・マウンテン 『シルヴァー・マウンテン』(LP)
中島みゆき 『愛していると云ってくれ』(LP)
ポール・ヤング 『ザ・クロッシング』
PAUL YOUNG & THE Q-TIPS 『PAUL YOUNG & THE Q-TIPS』
THE Q-TIPS FEATURING PAUL YOUNG 『LIVE AT LAST!』
ブライアン・メルヴィン 『ジャコ最後の真実』(DVD)
『沙耶のいる透視図』(DVD)
犬神サアカス團 『黄金郷』
ダリル・ウェイズ・ウルフ 『サチュレーション・ポイント(飽和点)』
Paul Young and the Q-Tips 『Tracks Of My Tears』
七井コム斎 『七井コム斎のガンダム講談CD3』(CD-R)
七井コム斎 『七井コム斎のガンダム講談CD4』(CD-R)
インペリテリ 『ヴェノム』
サンタナ 『天の守護神』
ユッコミラー 『カインド・オブ・ピンク』(CD+DVD)
WOLF EYES & ANTHONY BRAXTON 『BLACK VOMIT』
SHIR 『ASHK'FARAD - KLEZMER & LADINO』
PAUL YOUNG 『REMIXES AND RARITIES』
たをやめオルケスタ 『たこやきだいすきたこやめちゃんツアー』
たをやめオルケスタ 『たこやきだいすきたこやめちゃんツアー』(DVD)
たをやめオルケスタ 『すてきな10執念』(DVD)
ディープ・パープル 『1974 カリフォルニア・ジャム』(DVD)
ウィッシュボーン・アッシュ 『百眼の巨人アーガス』
ジャッキー・マクリーン 『ニュー・アンド・オールド・ゴスペル』
THUNDRA 『BLOOD OF YOUR SOUL』
FORESTIONIST 『FORESTIONIST』(CD-R)
Donny McCaslin Trio 『Recommended Tools』
ワム! 『メイク・イット・ビッグ』(LP)
和田アキラ with FRIENDS 『AMERICAN ROMANCE』
にほんブログ村のランキングに参加しています
↑どうかカエルさんをクリックして下さいませ
↧
女流クラシカル・サクソフォンのホープ…住谷美帆 『プロムナード』
↧