(1ヵ月遅れの公開ですみません。)
6月20日(日)
御機嫌如何ですか
私はあい変わらずです
私はここ15年以上、30歳代半ば頃から腰痛で辛い思いをしています。
原因は間違いなくサックスのケースを毎日背負っていたからです。
ほぼ毎日練習するようになったのが33歳からで、その後しばらくして腰痛を自覚し始めましたから。
楽器ケースを背負って出勤し、休日も何処へ行くのも背中には楽器ケース。しかも自転車。
今でこそほぼ休日しか練習しませんが、以前は何処へ行く時も楽器ケースを背負っていました。
当時の職場の上司には「あんたにとってはキーホルダーみたいなモノか?」と言われるほどでした。
最近、眠られないほど痛みが酷くなり、先日やっと初めて病院へ行ってきました。
レントゲンとMRIを撮りました。
診察の結果は…
ヘルニアでした。
懐かしいなぁ、アル・ヤンコビックの「リビング・ウィズ・ア・ヘルニア」。
1986年なので私、高2の時です。
腰痛にはぶら下がり健康器が効果的のようです。
真剣に購入を考えていますが…
※画像はネットからの無断盗用
上の写真はハンガー機能付きの「ぶら下がり健康器 プラスワン」です。
「どうせ続かんのやから…」みたいな、ちょっとなめられてるような気がしないでもないです。
どうせなら「ハンガー4本付き!」ってハンガーも付けた方が面白かったのに… 詰めが甘いね。
今日またちょいめしあさチャンの前を通ってみました。
そしたら、貼り紙が追加されていました。
ちょいめしあさチャンの心の悲鳴が聞こえてきます。
昨日は、ディスクユニオン大阪クラシック館へネット注文したCDを買いに行きました。
松田理奈『イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ作品27』のDVD付き初回盤です。
@扇町公園
盤質、ケース、ジャケ共に状態良好ですが、サイン入りだからか880円という安さでした!
アマゾンのマーケットプレイスでは4000円以上もするのに、さすがディスクユニオンです。
ついでに店頭もチェックして、2枚ほど購入↓
【L】シェリング 『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)』 780円
【R】ホリガー 『テレマン:無伴奏オーボエのための12の幻想曲』 580円
奇しくも3枚とも無伴奏ソロ作品です。
シェリングのバッハは先日に1967年録音のを買ったけど、こちらは1955年のモノラル録音。
ホリガーのテレマンは元々は無伴奏フルート作品だったものをオーボエで演奏した名盤。
買うCDの量を抑えるために去年10月頃からユニオン断ちを決行、そして現在も継続中です。
但し、欲しい商品の在庫情報があった時のみ買いに行くことにしています。
なので昨日もクラシック館では買い物したけど、大阪店には入らずに帰りました。
ユニオン断ちしていても他の店で買ってしまうのですが、それでも最近は随分と枚数が減りました。
特に先月と今月の枚数は月に一桁という少なさで、ここ20数年間で一桁は初めてかも知れません。
というのも、先月ちょっと他の物で無駄遣いしてしまったので…
実は、ジャズベース用のネックと
ボディーを買ってしまいましてん。
しかもネックは2本も!!
加工済み未塗装のネックとボディーです。
さらにナットファイル(ナット溝ヤスリ)4本セットも買ってしまいました。
ギター工房“ギターワークス”のショッピングサイトで購入。
当初はナットファイルだけを買うつもりでしたが…
ジャズベ用ネックのアウトレット品があったので、未塗装だけどこれは安いっ!と一緒に注文。
それで届いたのがこちら↓
ぱんぱかぱーん
↓↓↓
メイプル1ピース。かっこいいなぁ。
ネック裏にシミが入っているためアウトレット価格で16500円でした。
魚地球印のナットファイル。
専用ケース付きで6754円!アマゾンに出品されている物よりうんと安いです。
ギターワークスで買い物するのは今回が初めて。
実を言うと、私のギター製作学校時代の恩師がやっている工房なんです。
ちょうど私が入学した1991年に工房を創立され、今年でなんと創業30年!
今では5人ものスタッフを抱え、国内トップクラスの工房へと発展されたことを喜んでおります。
今回買ったネックは、スカイブルーのフェンダージャパン“詐欺ジャズベ”に付けようと考えています。
そして詐欺ジャズベに付けてるブロック・インレイのネックを、'72年製ジャズベに付け替えようかと…
詐欺ジャズベ(左)と'72年製ジャズベ。どちらもムーン製ネックに交換したもの。
右の'72年製ジャズベに付けているネックは、トラスロッドが締まりきっており、もう寿命なんです。
せっかくのヴィンテージ楽器なので、ネック交換して蘇らせてメイン楽器に昇格させたいと考えています。
早速、ネックの塗装を始めました。
整形済みなので、何も手を加えることなく直ぐにでも塗装が始められます。
ただしボディーのネックポケットとのサイズが合わない場合、ネックかボディー側の加工が必要です。
あと、エッジ部分がやや角張り気味なので、好みに応じてペーパーで丸めても良いでしょう。
わーい
あははははは…
木地は上質で綺麗に磨いて出荷されているので、サンディングシーラーは必要ないぐらいでした!
ただし吸い込み防止のため、最初に木部用プライマーは吹き付けておいた方が良いでしょう。
家に木部プライマーが無かったので省略してしまったけど、メイプルなので何とかいけました。
ひたすら上塗りのクリアーラッカーを塗り重ねていきます。
ネックの塗装はシン・ラッカー仕上げが好まれるようですが、私はテカテカの厚塗りが好みです。
なので、吹き付けて乾燥させ、吹き付けて乾燥させ…をひたすら繰り返して塗膜を作っていきます。
1日目はこんなカンジ。 導管も全然埋まっておらずまだまだです。
平日は仕事から帰宅してからの作業なので、毎日毎日少しずつ塗り進めていきます。
1回吹いたら30~40分置いて、また吹いて30~40分置いて…を3回ほど繰り返したらもう日没。
翌日また帰宅したら、同じように吹いて乾かせて、吹いて乾かせて、といった具合です。
ギターワークスでは、加工済み未塗装のボディーも販売しています。
ジャズベとプレベが各1つずつの在庫で、売れたらその後の販売がどうなるのかが心配なので…
買っておきましたのだ。 18700円也。
今すぐ必要って訳ではないのですが、ある時に買わないと売れてしまってからでは遅いので。
アルダーの、なんとセンター2ピースという、高級モデルでないと使われないような贅沢な造り!
ただネックポケット幅は小さめに作ってあるので、私の場合2mmほど削らないといけなくて少々面倒。
ネックジョイントビスも同時購入↓
径4.5mm、長さ45mmのステンレス製。660円。
径は4.0mmが一般的のようで、ステンレス製の4.5mmはアマゾンも千石電商にもなかったので…
アマゾンで注文した塗料も届いた↓
420mlのクリアーラッカー×3本、300mlのスカイブルー、木部プライマー。
ギター塗装のラッカーは必ずニトロセルロースのものを使いましょう!
最近は環境問題でハンズやホームセンターはあまりニトロセルロースラッカーを置いてなくて…
置いてても300mlで900円以上もしたりするので、アマゾンでアスペンの420mlのがお薦めです。
値段がしょっちゅう変動するので注意が必要ですが、私が買った時は1本570円でした。
ところで、吹き付ける際の噴出口と塗る面との間隔についてですが…
スプレー缶に書かれている説明には「15cm~25cmの間隔を取ります。」となっています。
垂らす恐れがあるので離すように書かれていますが、私は7~8cmの間隔で吹き付けています。
15cmは離し過ぎで霧が散らばって塗料が無駄な上、ガン肌も出るので、慣れれば近付けましょう。
5日ほどかけて塗り重ね、十分な塗膜が出来たかな、という段階で…
2階のベランダから塗装中のネックを
落としてしまいました!
ベランダの柵に立て掛けたら、柵の隙間をするりと抜けていって…
「パンッ!」という地面に叩きつけられる物凄い大きな音が!
もう泣きそうやわ。
急いで下に降りて行って見たところ、折れてはなさそうで奇跡的にもダメージは少なかったです。
中のトラスロッドが無事だといいのですが、これは完成させて弦を張ってみないと分からないです。
1箇所に大きな塗装の剥がれが↓
あとは何ヵ所かに細かな打痕。
この程度でヨカッタヨカッタ。
フレットも結構キズが付いてしまいました。
もしかしたらフレットが浮いてるところもあるかもしれません。
やっぱり一番気になるのは、ここの大きな剥がれ↓
剥がれた部分をタッチアップしながら慌てず塗っていくとします。
んで、2日ほどかけてタッチアップも終了◎
あとは中のトラスロッドが無事だといいのですが…
十分な塗膜が出来たので、クリアーの上塗りは完了。
いよいよ水研⇒コンパウンドで仕上げ。
400~500番ぐらいのやや粗いペーパーでフラット出し。
フラットが出たら、続いてペーパーのキズ取りのために水研を続けます。
800番ぐらいから始めて、徐々に番手を上げて行きます。
ボディーではなくネックですしナチュラル塗装なので、1200番ぐらいまでで十分だと思います。
水研ぎ終了。
コンパウンドで手バフして、全体に艶が出たら…
塗装完了◎
次はペグの取り付け、ナット製作ですが…
同じネックをまた注文してしまいました。
ベースのネックの在庫が、残りあと1本のみだったので、買っておくことにしました。
ベランダから落としたことも心配なので、もう1本買っておこうと思って…
届きました↓
同じくシミ入りのアウトレット品、メイプル指板20フレット。16500円也。
本当はツバ出し21フレットで300Rぐらいのフラット指板のモダンなタイプのものが欲しいのですが…
以前は販売していたようですが、現在は完売して販売終了のようなので仕方ありません。
とりあえずは急いで買ったけど、まずは今のネックが完成するまでは触らずに置いておきます。
ペグの取り付け、ナット製作を並行して行います。
このネックにはタスク製ナット(溝切りは未加工)が付属していますが、改めて買ってきました。
今回使用するナット材↓
モッチローン!千石電商で購入。
材質は恐らくジュラコンかデルリン製。底面にRの付いたフェンダータイプです。390円也。
千石電商って本当に凄いですよー!
正確には数えていませんが、ナットのブランク材だけでも100本以上は置いてますから…
ギター・パーツ買うなら
楽器屋なんかじゃなくて千石電商で!!
万力がないので要らないフェンダーのネックにはめて(もちろん接着はしない)作業してます。
因みに元々フェンダージャパン詐欺ジャズベに付いてたネックです↓
ゴリゴリ。
同時進行でペグの取り付け作業も進めていきます。
ブッシュを取り付けました。
俄然テンション上がります。
ブッシュ穴が小さい場合はリーマ等の工具で広げます。
リーマだと穴が円錐状になるので、私は筒状の物にペーパーを貼って削りました。
ナイフの替え刃のケースがちょうどいい太さでした◎
身の回りで適当な太さの物を探して使用します。
ペグのビス穴を開けます。
貫通させないようにビット(刃)に印をつけておきます。
塗膜にチップが出ないように皿もみしておきます。
●ペグ取り付け用のビスについて…
左は'72年製ジャズベ、右はフェンダージャパンに付いていたビス。
一般的なのは右の方で、径2.4mm、長さ10mm、上部までタップの切られていないミリサイズのもの。
左の'72年製のはオリジナルかどうかは不明で、径と長さも資料がなくて何インチか分かりません。
因みにフェンダーUSAも昔は右のような上部までタップの切られていないタイプが使用されてました。
「フェンダー解体新書」(リットーミュージック)によれば、1974年頃に左のタイプに変更されたとのこと。
GOTOH製のペグには右のタイプが付属していますが、折ってしまう人が少なくないようです。
メイプルは硬い材なので下穴を十分に開けておかないと、そうした事故が起こります。
もちろん私は折ったりしませんが、この際なのでステンレス製ビスに交換します。
千石電商や先生の工房でも販売してますが、如何せん楽器用パーツとして売られてるものは高いっ!
特にステンレス製は高くて、径2.4mm×長さ10mmのペグ用ビスが、たったの10個で440円もします。
そこで思いついたのが、日本橋のネジのナニワさん。
探しているネジはこの店なら必ず見付かるとさえ言われているネジ専門店です。が…
径2.4mmのステンレス製タップねじは置いてませんでした。
真鍮製ニッケルめっきのならあるよ、と店員に薦められたけど、真鍮なんて軟らかくてすぐ折れるわっ。
径は近いもので2.2mmもしくは2.6mmになるので、仕方なく2.6mmで長さ10mmのを購入。
けど50個も入ってて250円でした!めっちゃ安い!!
ついでに千石電商でネックプレートとストリングリテイナーも購入。
ペグ取り付け完了。
ペグは別のネックから移植してきたGOTOH製の逆巻きタイプ。
このあとはボディーへの取り付け、ナットの仕上げ、ネック仕込角度の調整…etc.
まだまだ作業が続きますが、長くなってしまったので次回に持ち越します。
ではでは。。
■先月(5月)の収穫『TOKYO FLASHBACK P.S.F. -PSYCHEDELIC SPEED FREAKS-』
Unlucky Morpheus 『Lunatic East 2019 TOUR FINAL』(BD)
フランク・チキンズ 『ゲット・チキナイズド』
シェリング 『J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全6曲)』
アメリング,コレギウム・アウレウム合奏団 『バッハ:コーヒー・カンタータ&結婚カンタータ』
たったの5枚で済んだ!
ランキングに参加しています
↑どうかカエルさんをクリックして下さいませ
↧
ギターワークスの加工済みネックを購入【前編】…クリアーラッカー塗装~ペグ取り付けまで
↧