7月11日(日)
御機嫌如何ですか
私はあい変わらずです
最近の私は、山田花子さんのブログがお気に入りです。
更新されるのを毎日楽しみにしています。
山田花子といってもモッチローン、漫画家の故・山田花子さんではありません。
お笑い芸人の山田花子さんです。
モッチローン ※山田花子「神の悪フザケ」(改訂版)より
山田花子オフィシャルブログ “山田花子のブログってなに?”
https://ameblo.jp/yamadahanako-2021
2人の息子さんとの日常が綴られており、とても癒されます。
そして面白い!さすがはプロのお笑い芸人です。
昨日また千石電商で買い物しました。
あとジョーシンでブルーレイディスクも購入。
@日本橋公園
オイル漬け牛骨ナット(500円)とトラスロッドワッシャー(100円)。
トラスロッドワッシャーは、限界まで締まり切ったロッドのネジに余裕を持たせるために使用します。
ミナミにある楽器屋なんかは、こういう物をちゃんと置いてないからね。楽器屋のくせにっ。
ギター・パーツを買うなら
楽器屋なんかじゃなくて千石電商!!
ジョーシンで買ったブルーレイはノルウェーのシンフォニック・ブラックメタル、ディム・ボルギル。
オーケストラと合唱隊を従えて行われた2011年と2012年のライブを収録した2枚組。
発売当初から欲しかった作品が、50%オフのセール品で3575円という価格で買えました。
メイクがブラック・メタルのコープス・ペイントというより、スリップノットみたいな娯楽性を感じてしまいます。
その点でもブラック・メタルの本気度は感じませんが、やっている音楽は実に素晴らしい!
このあと、難波中2丁目にある某Hビデオ店をチェックしました。
といってもHビデオを探しに行ったのではありませんよっ!
実はこのお店の1階入り口付近の“非18禁”コーナーが、知る人ぞ知る素晴らしい品揃えなのです。
アングラとかサブカル好きな人が喜ぶような映画、音楽etc.のDVD(主に新品)が充実しております。
しかも新品なのに安かったり、今や生産中止のプレミア物が売れ残っていたりと、実に美味しい◎
三島由紀夫原作、増村保造監督、黒沢のり子主演の1972年映画「音楽」のDVDを購入。
しかも定価2090円のところ、1800円でした。
新世界の近くで記念撮影↓
まん延防止措置により通天閣の電飾は20時で消灯しています。
20代の終わり頃、当時の知り合いの女の子に誘われて一緒に観に行った映画なんです。
場所は今は無き扇町ミュージアムスクエア(2003年閉館)でした。
観終わったあとは気まずい空気に…というのもこの作品は成人指定だったんです。
彼女は純粋に原作を読んで感銘を受けたというだけで、成人映画だとは知らなかったそうで。
そんな思い出のある作品を20数年振りに鑑賞しようと思います。
因みに彼女とは音楽の趣味も合い、難波ベアーズにライブ観に行ったりして楽しかったのですが…
彼女は喫煙者で、タバコ嫌いな私はお付き合いするまでには至らず、結局ほどなく疎遠になりました。
未だにそうですが、恋愛というのは思うようにはいかないね。
どこかで妥協しないといけないけど、喫煙者は私どうしてもダメなんです。
そして、ドーデモイイ今日の日記です↓
朝11時からアルトの練習のため外出。
1時間ちょっと練習。
梅雨も明けたみたいで凄くいい天気で腕が真っ黒に焼けたー。
そのあとはまた難波中の例のHビデオ店へ。
今日はDVDを3枚購入。
●RCサクセション 『SUMMER TOUR '83 渋谷公会堂~KING OF LIVE COMPLETE~』
●非常階段 『聖水ライブ'89』
●非常階段 『咲いた花がひとつになればよい』
RCは2020年再発の廉価盤。現在は中古がプレミア付いてるのに、新品で定価よりちょっと安かった!
非常階段 『聖水ライブ'89』は女性パフォーマーの放尿で悪名高い1989年西成エッグプラントのライブ。
そして非常階段結成35周年の2014年ライブのDVDは、新品で破格値の1200円でした!
ねっ?このお店の1階入り口のコーナー凄いでしょ!?
映画もジム・ジャームッシュとか寺山修司とか、あと任侠モノ、日活ロマンポルノも充実。
音楽DVDのデヴィッド・ボウイのところに「ガンスリンガーの復讐」という西部劇映画も置いてるし!
TとかHといった普通の大手CDショップでは有り得ない品揃えで、見ているだけでも面白いです。
あぁ、また長くなってしまったー。
本題に入ります。
今日は前回の続きで、
加工済みネック取り付け作業の記事です。
前回はネックの塗装が完了し、ペグの取り付けまでを書きました。
いよいよネックをボディーに取り付けます。
取り付け方法は人それぞれですが、こちらの動画が参考になります↓
センターの出し方は600mmの長い定規を使う方法もありますが、現物合わせの方が確実です。
動画のように実際に弦を張る方法(ベースだと1弦と4弦)が良いでしょう。
まずは弦が張れるようにナットの溝切りをします。
この時点ではまだ深く削る必要はありませんが、弦のピッチ(間隔)だけは決定してしまいます。
弦溝が切れたら、ネックをボディーにはめて1弦と4弦をたわまない程度に軽く張ります。
私はクランプを持ってなくて、上の動画のようにいきなりドリルで穴を開けることが出来ないので…
ずれないように必死でネックとボディーを手で押さえつつ、裏からビスを押し付けて目印を付けました。
うっすらと押し付けた跡が見えると思います↓
この押し付けた跡をガイドにビス穴を開けますが…
ビスの径より0.5mmほど細いドリルビットを使用します。
今回はネックジョイントビスの径が4.5mmなので、4.0mmのビットを使用します。
(実は、この辺りの作業は必死だったので写真を撮ってなくて…)
いきなりネック装着完了の写真でーす↓
スカイブルーのボディーにメイプル指板はよく似合う◎
しかし、この時点で…
ネック仕込み角度が全く合っていないことが判明!
おもいっきり弦高が高くて、ブリッジサドルを目一杯下げてもまだまだ高いという事態になっています。
このスカイブルーのジャズベは、それまで付けてたネックに合わせて仕込み角度を調整しています。
それも簡易的なシムによるものではなく、ネックポケットを削って傾斜を付けているのです。
弦とボディーとの間隔もいい塩梅なので、もうこれ以上ネックポケットを削りたくはありません。
よって予定を変更して、今回買ったネックは…
'72年製ジャズベに付けることにします。 ←結局こっちのベースね。
ストリングリテイナーの取り付け&ナット溝切りの仕上げ。
先に1,2弦にストリングリテイナーを付けてから、ナット溝切りの仕上げをします。
ストリングリテイナーの位置は好みの問題ですが、一応資料を確認してみると…
※「フェンダー・ベース・オーソリティー」(シンコー・ミュージック)より
写真の白と赤のジャズベはどちらも1964年製ですが、白の方がややナット寄りに付いています。
他の写真も見たところ、位置は微妙にバラバラで、製造時期による傾向などは見当たりませんでした。
要するに適当。アバウト。好きな位置に付けましょう。
ただし位置によって、ナット(支点)からストリングポストへ向かう弦の角度が変わってきます。
なので、溝切りもその角度に合わせる必要があります。
この角度によってナットに掛かるテンションも変わってきます。
そこで千石電商で2種類のストリングリテイナーを買ってきました↓
右のはポスト部分が長くなっており、通常のタイプよりナットに掛かるテンションが若干弱くなります。
個人的には長い方は見た目が格好悪いので、左の通常タイプのものにしました。
ストリングリテイナー取り付け完了◎
ナットの仕上げ&トラスロッド調整をします。
トラスロッドの調整が終われば、ブリッジサドルでの弦高調整も行います。
1つ書き忘れていたことがありました。
今回買ったネックはヴィンテージ・フェンダー(プリCBS)のネックを基に採寸されているようでして…
ナットの4弦側がカーブしているという特徴があります。
※1弦側は真っ直ぐだが、4弦側はカーブしている。
なのでナットも4弦側はこの曲線に合わせた形に削る必要があります。
ちょっと面倒臭いので、2本目に買ったネックは真っ直ぐに削って修正しようと思っています。
ということで、ナット製作も完了。
あっ、せっかく買ったナットファイルを使ったのに、作業中の写真を撮り忘れました。
さすがに丸ヤスリと違って弦ゲージにぴったり合った溝を切ることができ、作業が正確かつ楽でした!
ひとまずネックはこれで完成です◎
トラスロッドの調整もしておきます。
このあとはネック仕込み角度の調整です。
弦高調整ですが、ブリッジサドルの高さ調整だけでは対応しきれない場合があります。
サドルを目一杯下げてもまだ弦高が高い、もしくはその逆で目一杯上げてもまだ低いetc.…
そんな場合は、ネックの仕込み角度を調整します。
一般的なのは、ネックポケットにシムを入れる方法です。
しかしシムを入れると、ネックとボディーが密着しません。
密着していないと振動ロスが生じるので、本当はシムは良くないです。
因みにフェンダーは新品の出荷時点で、かなりの割合でシムが入っています。
ハイエンド・ギターでおなじみESPのナビゲーターでさえ、シムを使っています。
9年前に買ってずっと放置してるナビゲーターの89年製プレベ。
ナビゲーターといえど、完璧なネック仕込み角度を出してシムを使わない楽器を作れないのですね。
因みに私のWalベースにはシムなんぞ入っていませんよ!
マイクロティルト・アジャストメント機構の備わったモデルもありますが…
フェンダージャパンの'72年モデル(左)と1983年製スタンダード・ジャズベース(右)。
フェンダーの70年代後半のモデル等に採用されている、イモネジでネックを押し上げるシステムです。
しかしこれだとシム以上に密着度が低く、振動ロスも心配です。
やっぱり私としては、シムもマイクロティルトも避けたいのです。
そこで、密着させるためにネックポケットを削って傾斜を付けます。
新しいネックを付けることにした'72年製ジャズベには、今までフレットレスのネックを付けていました。
それでネックポケットの底面も、そのフレットレスのネックに合わせた傾斜を付けて削っています。
よって、今回の新しいネックとは仕込み角度が合わないので…
削っちゃいます↓
180番ぐらいの粗いペーパーにフラットを出したブロックを当てて削ります。
今回は0.5mmほど手前側を低く傾斜を付けます。
本来はルーターやトリマーで削るのが速くて正確なのですが、ジグを傾けて付けたりとかが面倒で…
作業台やクランプ、ジグ作製のための塩ビ板とかも必要なので、もう手作業でやってしまいます。
途中こまめにスケールを当てて平面が崩れていないかをチェック。
大体出来たかな…と思ったら、ネックを装着して弦を張って確認してみます。
いい具合に角度が付いていれば良いのですが、なかなか一発ではいかないもの。
ちょっと角度を付け過ぎました
今度は逆に奥の方を削って傾斜を少し緩やかにします。
奥の方は突き当たってしまうので、ノミで削る必要があります。
私は下手くそなので、何十回とネックを付けたり外したりしながらやり直しました。
そのせいで最初はきつきつだったボルト穴も広がってしまい、ちょっと緩くなってしまいました(困)
毎日仕事から帰宅したら、この作業を繰り返し…
1週間ほどかけてやっと出来ました◎
完璧です◎
弦高をベタベタに低くした時のブリッジサドルの高さが絶妙です。
平面もしっかり出てるし、これで密着です。
ネックをボディーに合体させて…
完成!
ぱんぱかぱーん
↓↓↓
仕込み角度の加工を何回もやり直しているうちに、どんどんポケットが深くなってしまいましたが…
ピックガードを付けないので、弦とボディーの間隔が狭くなってちょうど良かったです◎
おかげでスラップのロータリー奏法もやりやすいです。
フレット打ちがきちんとされているので、すり合わせしなくても十分使えます。
弦高をベタベタに下げても、もちろん多少のバズは出ますが音詰まりはしません。
これはベランダから落としたせいだと思いますが、2弦と3弦の2フレット辺りがやや詰まり気味です。
それ以外は全く問題なく、大丈夫です。
高品質のネックです◎
やっぱりヴィンテージ楽器ってボディーの鳴りがいいですね。
ネックも良いものに交換したし、仕込み角度の加工も上手くいって、最高のベースです。
長らく弾いてなかったこのベースですが、この際メイン楽器にしたいです。
しかし、私のメイン楽器の条件というのがあって…
●オーソドックスなフェンダー・タイプのジャズベ(もしくはプレベ)を改造したもの。
●ツーフィンガーはパッシブで、スラップはドンシャリにするためプリアンプを内蔵。
●ハイポジションでのチョーキングの音詰まりを避けるための300Rぐらいのフラット指板。
●つば出し21フレット仕様のネック。
以上の4つは必須なんです。
2つめのプリアンプに関しては、ゆくゆくはバルトリーニTCTあたりを入れるつもりでいます。
問題は3つめと4つめで、これは所謂モダン・タイプなネックでないといけません。
やっぱりこのネックやめて、ムーン製の
ブロックインレイのやつにしようかな…
(スカイブルーの詐欺ジャズベに付けているネックです。)
つば出し21フレット、フラット指板という条件を満たした良きネックです。
しかしこのジャズベ、アルダー端材7ピースを表裏メイプル突板で隠ぺいした詐欺構造でして…
そのためかボディー鳴りがイマイチで、所謂フェンダージャパンの安物ベースの音という印象。
リフィニッシュやコントロール・キャビティ加工など手間暇かけたので愛着はあるけど、ダメなものはダメ。
メイン・ベースにするには、このボディーはあまりにもポテンシャルが低いと言わざるを得ません。
うーん、悩むなぁ…
「もう勝手にしなさいっ!」との声が聞こえてきそうですが、非常に悩みます。
しばらくはこのままで弾いて遊んで、そのうちブロックインレイのネックに交換しよう。そうしよう。
また、仕込み角度の調整でネックポケットを削らないといけないけど…
長くなってしまいましたが、以上です。
最後に'72年製ジャズベのオリジナルのネックの写真を載せて終わります。
そういえば今まで一度も元々のネックを見せびらかしたことないなぁ、と思って…
ネックはポリエステルのシーラーのみで、ヘッド表面のみシーラーの上にクリアーラッカーを塗装。
ネック裏やヘッド裏はあまり焼けていないのに、ヘッド表面だけが焼けが激しいのはそのためです。
これは1968年頃から'70年代のフェンダーが採用した“シック・スキン・フィニッシュ”の特徴です。
ではでは。。
■先月(6月)の収穫デヴィッド・ボウイ 『ウィドゥス・オブ・ア・サークル~円軌道の幅~』
松田理奈 『イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ作品27』(CD+DVD)
シェリング 『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)』
ホリガー 『テレマン:無伴奏オーボエのための12の幻想曲』
なんと、たったの4枚!