10月28日(月)
本日のちょいめ●あさチャン↓
みなさま
ごまー
■まずは前回の記事で書いたフェンダー・ジャパンの70'Sストラトの続きです。
外した3,4弦のストリングガイドのビス穴をつまようじで埋めて瞬間接着剤を盛ったあと…
平面出しで失敗してガタガタになったと前に書きました。
実は恥ずかしいことに、ペーパーがけの際に塗装を削ってしまい木地が少し剥き出しになってしまったのです。
横着してちゃんとした道具を使わずにやったのがいけませんでした。
木地が剥き出してしまった所に瞬間接着剤を盛って、さらにクリアーラッカーも吹き付けました。
そして1日乾燥させたのち、水研ぎ&バフ掛けです。
前回は横着してペグも外さずにやったので、それも失敗の原因の1つでした。
今回はちゃんと外して、しっかり平面出し出来るようにしました。(そもそも外すのが当たり前です。)
何弦のペグかが分かるようにマスキングテープを貼って書いておきます。
各ペグには回した時の硬さの違いがあったりして、入れ替わってしまうと感触が変わってしまいます。
特に預かり物の楽器だと本人には違和感を感じるかも知れませんから、元通りに付けた方がいいので…
瞬間接着剤&クリアーを吹きつけたタッチアップ部分を平面出しします。
今回はやりやすいようにして作業したので失敗しません。
ペーパーは500番で平面を出したあと、傷取りのため600、800、1000、1200…と番手を上げていき2000番で仕上げです。
そのあとコンパウンドで手バフ。
ツヤが出たら組み込んで完成。
↓↓↓
この写真だとビス穴が何処にあったのか分からないぐらいです。
実際にはラッカーのタッチアップ部分は艶が出過ぎて、周りのポリエステルとの差が少々気になりますが…
記念撮影↓
やぁ、あははははは…
ストリングガイドを1,2弦だけにして高さも上げてやると、見違えるほどチューニングが狂いにくくなりました。
このフェンダー・ジャパンのストラトにはあまり愛着がなかったのですが、お気に入りの1本となりました。
■続いて、22年前の専門学校時代に作ったストラトの調整です。
この記事の一番最初に載せた写真の左にチラッと写っている白いストラトです。
初めて作った記念すべきギターです。
元々はノーマルな3シングルコイルPUのストラトとして完成させたものですが…
提出して採点が終わったのち、カラーをシェンカーの白にリフィニッシュし、ジャンボフレットに打ち直し。
さらにネック・ジョイント部をヒールレス加工、18フレット以上をスキャロップド、PUはSSHSレイアウトに改造。
PUレイアウトに合わせてピックガードも作り直しました。
ミニスイッチでかなり複雑な組み合わせが出来るのですが、もう忘れてしまいました。
中の配線を見てもかなり複雑で、現在の私にはもうチンプンカンプンです。
ボディーのコンターやエッジのアールを見ても実にいびつで、お恥ずかしい限りの昔の作品ではありますが…
他のストラトと同様にストリングガイドにワッシャーを噛ましました。
蘇生させてやるために、こういう些細な所からでも手入れしていきます。
あと、これまた恥ずかしいことにブリッジプレートの手前側がピックガードに接触しています。
どうせ使わないギターだからと面倒臭がって直さずずっとそのままでした。
削る部分を黒マジックで塗ったので判りづらいですが…
アームを動かす度にピキピキと引っ掛かりスムーズに機能しません。
長年放置していたのですが、この際なので直してしまいます。
ピックガードを外す↓
経年でこんなにも変色していたとは、初めて気付きました。
キャビティ内は一切シールド処理をしてませんが、またそのうち気が向けばやります。(←極めて未定)
ヤスリ一式が一昨年のリフォーム時の事故で捨てられてしまったため、ペーパーのみで削ろうと思いましたが…
あまりに大変なので、カッターをコンロで炙ってヒートホークの要領で大まかなラインを溶かして切りました。
それからペーパーで整形&仕上げ↓
また横着してアッセンブリーを外さずに作業
断線だけでなくボディーを傷付ける恐れもありますので、預かり物では絶対にNGです。完成。
それと、これは前回に書くつもりだったのですが…
ブリッジを支えているスタッドボルトの締め具合についてです。
一杯まで締めてしまうと、アーミングの時にブリッジが上手く動いてくれません。
なので指でブリッジを持ち上げて、スタッドボルトがギリギリ当たるか当たらないかぐらいまで締めます。
もちろんスプリングは外してあります。
少し余裕があった方がよいので、締めたあと、ほんの少し気持ち程度だけ緩めてやりましょう。
両端以外の真ん中の4本ですが、出来れば無い方がよいのですが2本だけでは強度的に不安なので一応付けておきます。
その場合、真ん中の4本は、両端の2本よりもう少し緩めても良いかと思います。
では、組み込みます。
スプリングはこのように3本張りました↓
10~46のゲージの弦だとテンションがきつくて2本だとちょっとキビシイようです。
09~のゲージなら2本でいけます。
ヒールレス改造のために強引に切断したネックプレートですが…
切り口はメッキが無くて錆びてくるので瞬間接着剤を塗っておいたのですが、さすがに20年以上も経つと錆びてます。
奇麗に磨いてまた瞬間接着剤を塗布しました。
んで、ボルトを締めて…
FERNANDESのロゴが切断されているのがお判り頂けるでしょうか。
完成です。
見違えるほどチューニングが安定し、また弾きやすくなりました。
やっぱりまた記念撮影↓
わーい、あははははは…
ほとんど使い物にならなかったギターでしたが、見事に蘇り「使える」ギターになりました。
これまたお気に入りの1本となりました。
あとは6弦解放が少々ビリつくので、近いうちにナットを作り直そうと思います。
オイル漬け牛骨のナット材を試してみたいのですが、結構な値段するんですね。う~
アーミングというものを初めて意識した曲といえば…
それは洋楽を聴き始めたばかりの頃、デュラン・デュランの「シング・ブルー・シルバー」というビデオでした。
アルバム『セヴン&ザ・ラグド・タイガー』リリース後のツアー、彼らが絶頂を極めた頃の映像ですね。
Duran Duran - The Seventh Stranger
「ザ・リフレックス」(1984)の大ヒットで押しも押されぬ大スターとなった彼らのドキュメントとライブから成る映像作品です。
確かその中の「7番目の男」という曲でしたね。
間奏のギター・ソロで派手ではないけど洋楽ビギナーの私にもそれだと分かるアーミングをしています。
そしてアンディ・テイラーが使っていた黒ボディー&ミラー・ピックガードのストラトに憧れたものです。
(当時は知らなかったけど、今見てシンクロナイズドトレモロではなくフロイドローズだと判りました。)
昔はデュラン・デュランを好きだったことをひた隠しにしてましたが、今の耳で聴き直すとカッコイイですよね!
当時はアイドル視されてて、正当な評価をされてませんでしたから。
特にジョン・テイラーのベースはファンキーでオリジナリティもあってセンスがいいです。
しかし何故、この「シング・ブルー・シルバー」はDVD化されないのでしょうか?
ストーリー仕立ての「アリーナ」ならDVDになってるのですが、正直あれは面白くありません。
そして今日は久々にライブ・アルバム『アリーナ』を聴きました。デュラン・デュラン 『アリーナ』(1984)
1984年のワールド・ツアーを収めたライブ盤です。スタジオ録音の新曲「ワイルド・ボーイズ」も収録。
このアルバム、そしてシングル「ワイルド・ボーイズ」が私にとってリアルタイムでした。
「ワイルド・ボーイズ」のビデオクリップを見ると、ほとんど受験勉強をしなかった中3の頃を思い出します。
Duran Duran - The Wild Boys
あぁ、懐かしい… なんか泣けてきた
この後、デュラン・デュランはザ・パワー・ステーションとアーケイディアとに分裂。
私はギリギリで黄金の5人組時代を体験できました。
(何故か「オリジナルファイヴ」と呼ばれてますよね? オリジナル・メンバーではないのに…)
一度は007「美しき獲物たち」の主題歌1曲限りで再集結しますが、直後にロジャーとアンディが脱退しますからね。
そして、もう私はそれ以降は聴かなくなりました。
まー。
ランキングに参加してます
↑どうかカエルさん&アヒルちゃんをクリックして下さいませ(←懇願)
↧
専門学校時代に作ったストラトも調整しました
↧