2月1日(土)
みなさま
ごまー
@京橋某所
撤去されたら 学生さん、お母さん、お子さん大変!
どんなピンポイントやねん!
昨日の買い物↓
オジーの『罪と罰』とストーン・アライアンスのライブ盤。
ライブの行きしな、ディスクピアに寄って購入。
んで、日本橋公園で記念撮影。(またか…)
そう、昨日と今日は吉田野乃子さんのライブへ行ってきました。
昨日は心斎橋、今日は京都の左京区まで行ってきました。
実は吉田野乃子さんのライブを観るのは初めて。ようやく念願が叶いました。
以前(もう4年ぐらい前)、サックス奏者の小埜涼子さんについて記事にしたことがありまして…
「最近とても気になる日本人女性サックス奏者が2人います。」
と書いて、小埜さんを紹介しました。
1.5倍速タルカス、サックス版ピアノフェイズetc…尖鋭的SAX奏者●小埜涼子『Undine』
2016-06-11
https://ameblo.jp/avant-sax/entry-12174811988.html
ならば、もう1人は誰?
あれから4年も過ぎてしまいましたが、やっと記事にできる時がやって来ました。
ライブも観たし、念願のソロ・アルバムも買ったので、ようやく書けます。
吉田野乃子さんです!
ジョン・ゾーンを彷彿させる、とても女子とは思えない過激な演奏!
まずは吉田野乃子さんについて…
1987年北海道生まれ。小学5年から岩見沢に住む。サックスは10歳から始め、高校時代に小樽在住のサックス奏者、奥野義典氏に師事。ジャズを学ぶため、2006年夏、18歳の時に単身でニューヨークへ渡米。しかしジョン・ゾーンとの出会いにより前衛音楽に惹かれ、マルチリード奏者のネッド・ローゼンバーグに師事する。自身のバンド“SSSS(Super Seaweed Sex Scandal)”や“ペットボトル人間”でアメリカ、カナダ、日本、ヨーロッパをツアーし、SSSSでは2010年にドイツのメールス音楽祭に出演。9年半のアメリカ生活の後、2015年12月に帰国、活動拠点を北海道に移し現在に至る。自称“ノイズサックス奏者”。
(以上、ライブで貰った自己紹介のプリント、フライヤー等を参考にまとめました。)
若くして凄い経歴! 高校卒業後の18歳の女の子が単身で渡米すること自体、大したものです。
ジャズの勉強の為に行ったのに、結局はジョン・ゾーンのせい(?)でヘンな音楽の道へ進むことに…
スンバラシイお話ですね◎
アメリカに渡ると、ニューヨーク市立大学の音楽科に入学した野乃子さん。
しかし現地で本場の音に触れた時に、大きな疑問が生まれたそうです。
「なぜこれ(※)を真似する必要があるのか」と。
自分のやってる“ジャズの真似事”が、まるで“日本語訛りの英語”のようだったと野乃子さん。
(※「これ」とは、ジャズ=アメリカ人の音楽のこと。)
「英語を母国語とする人たちの話し方に近づけるように努力」するよりも、
「自分の言葉で言いたいことを言う」方が良いのではないか?
彼女の現在へと続く自己のスタイル形成の原点が窺えるエピソードです。
2006年7月9日ということは、渡米前の初期野乃子さん貴重映像!
現在の彼女のスタイルの片鱗を感じられなくもないけど、まだまだ普通の演奏です。
彼女の御両親がフリージャズなどの変わった音楽が好きで、その影響が大きかったという野乃子さん。
どうやらジョン・ゾーンとの出会いによって、いきなり前衛音楽に傾倒したという訳ではないようです。
幼少の頃から自然とそのような音楽を聴いて育ったというバックボーンがあったのです。
実は筋金入りだったのですね。
“ノイズサックス奏者”といっても、音楽ジャンルでいうノイズのサックス奏者という意味ではありません。
垂れ流しノイズを奏でるボルビトマグースのジム・ソウターとドン・ディートリッヒは、確かにノイズの演奏。
けど野乃子さんはメロディー楽器としてだけでなく、様々なノイジーな音をコントロールして演奏します。
福島恵一氏が言うところの「サウンド/ノイズ・メーカーとして」のサックス(楽器)ということですね。
何を言うとんねん!ってカンジなのでやめておきましょう。また機会があれば書きたいです。
では、昨日と今日のライブについて書き留めておきます。
●1月31日(金)
場所は西心斎橋のライブハウス“火影”。
ブッキングのライブで3バンド出演中、野乃子さんの出番は2番目。
大阪在住のギタリスト、ルイリロイさんとのデュオでの出演でした。
(余談ながら対バンのデグルチーニは実に久々に、10数年ぶりに観ました。)
野乃子さんのオリジナル、ペットボトル人間の曲、「ラジオのように」のカヴァーもやってくれました。
ジョン・ゾーンばりのフリーキーなプレイで、循環呼吸、スラップタンギング等の特殊奏法が炸裂!
使用マウスピースはデュコフですが、凄く音が太くて圧倒されました。
「ラジオのように」での火を噴くようなエモーショナルな演奏は、坂田明さんを彷彿させる熱演でした。
対するギターのルイリロイさん…
寡聞にして今回初めてその名前を知ったのですが、めっちゃかっこよかったです!
フレッド・フリスとマーク・リボーを掛け合わせたようなテクニカルか&変態なギタリスト。
「ラジオのように」ではアート・アンサンブル的というか土着的/祝祭的な色を感じさせる演奏でした。
このデュオの名前、当初はInfinite OHG(仮)と仮名でしたが、急遽“固犬”に決定!
【参考動画】
物販で野乃子さんの商品を一通り全て購入。
Tシャツまで購入。
1stソロ『Lotus』、トリオ深海の窓、CUBIC ZERO、W師弟対決のDVD-R、CUBIC ZEROのデモCD-R。
CD購入の時に、野乃子さんと少しお話しできました。
私の服装は普段通り、迷彩パンツとライダースジャケットという格好をしていて…
「ご覧の通り私、ジョン・ゾーンさんのミーハーなんです。」と言ったら、野乃子さんは「やっぱり!」って。
さらに「それはジョンのコスプレなんですね。」って言われました。コスプレって(笑)
【参考画像】JOHN ZORN
あと、気になるマウスピースについても訊いてしまいました。
ネットでの情報で師匠のジョン・ゾーンから譲ってもらったデュコフを使っていることは知ってましたが…
「これ、ジョンのスペアなんですよ。」とのこと。厳密にいえば借り物ってこと?!
ということは、もしゾーン氏のマウスピースに何かあった時には返さなければいけないの?
「でも、今はもう自分で何本かのスペアを持ってると思うので…」とのことでした。
●2月1日(土)
昨日に引き続き吉田野乃子さんのライブ、今日は京都市左京区まで行ってきました。
京阪の神宮丸太町駅下車、徒歩数分の老舗ジャズ・カフェ“ZAC BARAN”。
今日は野乃子さんのアルト・ソロ。
主にルーパーを使った仕込みなしのリアルタイム演奏によるソロ・パフォーマンスでした。
もちろんエフェクターなしの完全無伴奏ソロも披露。
ワンマン2ステージたっぷりと堪能しました。
【参考動画】
さらに急遽決まったとのことで、ルイリロイさんとの「固犬」でも3曲ほどやってくれました。
ルイリロイさんのプリぺアド・ギターの演奏が素晴らしい!凄くセンスが良いです。
特殊な奏法なため、視覚的にもどうしても奇を衒った演奏に終始しがちなプリぺアド・ギター。
けどルイリロイさんの演奏は、目を閉じて聴くと情景が浮かんできます。良い演奏とはそういうものです。
【参考動画】
また物販で買い物しました。
昨日は並んでなかったCD-Rを2枚とDVD-Rを1枚購入。
本山吉田のデモ、IWAMIZAWA QUARTET(野乃子初期の発掘音源)、トリオ深海の窓のDVD-R。
終演後にまたオタクな質問をしてしまいました。
昨日訊き忘れた、使っているリードとデュコフの開きのサイズについて…
リードはヴァンドレンJAVA緑箱の2半、デュコフはD6とのことでした。
ということはリフェイスでオープニングを弄っていない限り、かなりライトなセッティングとなりますね。
ジョン・ゾーンも、たまに出すリードミスの音を聞いたりすると、軟らかいリードを使ってそうですし。
私はスラップタンギングが出来ないのですが、軽いセッティングの方が有利だとかあるのでしょうか?
何となく軟らかいリードの方が奏法的にもフレキシブルな気がしますし…
けど私は今のセッティング(ARBメタル8番+ラ・ヴォーズM)で安定してるので変えることはないです。
では、何枚かを選んでディスク紹介をします。
吉田野乃子 『Lotus』
2015年リリースの記念すべき初ソロ・アルバム。一般流通していないのでずっと買えなくて(野乃子さんに直接メールすれば買えるようだが…)、この度やっとライブの物販で念願の購入。恐らく初回プレス分は完売したのだろう、私が買ったものは残念ながらCD-Rだった。共演者を迎えずたった一人で演奏しており、基本はルーパー(昔でいうデジタルディレイのホールド機能のようなエフェクター)で音を重ねてサックス1本のみながらも豊かなアンサンブルを聴かせるという作風。それだけではなくルーパーなしの完全な無伴奏ソロもあり、曲調も激しいものから美しいバラードまでバラエティに富むので飽きることがない。演奏家としてだけでなく、作曲家としての才能を大いに感じる。
入手までの長い間、YouTubeのトレイラー動画でしか本作の内容は分からなかった。そして既に私が所有していた野乃子さん関連CDといえば、ペットボトル人間の2枚と、ロン・アンダーソン(b)、吉田達也(ds)とのトリオのPAKの計3枚のみ。それらから本作に勝手な想像を膨らましていたのだが、実際にアルバムを聴いたらフリーキー一辺倒ではなく美しいメロディーも満載で物凄く感動した。1曲目「Take the F Train」の尖鋭的な印象が強かったので、2曲目「Desert Island」で不意打ちというか美しくも悲哀漂うメロディーにグッときた。極め付きは当時闘病中だったお母様のために作曲した6曲目「Excerpt from 15 Lunatics」だ。シンプルなメロディーで厳かに始まり、ルーパーで音が重ねられ次第に重厚なアンサンブルへと膨らんでいき、まるで教会のパイプオルガンのフーガのような荘厳な響きに。京都のライブでも演奏してくれたのだが、野乃子さん…泣いていたのが印象的だった。
トリオ深海の窓 『目ヲ閉ジテ 見ル映画』
2017年リリース。北海道在住の3人、吉田野乃子(sax)、富樫範子(p)、トタニハジメ(fletless bass)のトリオの1st.にしてラスト・アルバム。というのもトタニさんが活動拠点を関西に移すため、2017年12月で本トリオは活動休止したとのこと。全10曲中、3曲目「空ヲ知ル」が野乃子さん作、8曲目「Water Drops」がトタニさん作、あとは全て富樫さんの作曲。野乃子さんの曲が1曲なのは残念だが、いい曲ばかりで、実は今回買ったCDの中では一番気に入った。何といってもフレットレス・ベースですから。野乃子さんのアルトはフリーキーな場面もあるが、基本的にはメロディアス。元ベーシストでフレットレス好きの私としては、やはりトタニさん作の8曲目が一番好き。瑞々しくて美しい、ウィンダムヒルのマイケル・マンリングみたいな曲&演奏だ。
CUBIC ZERO / 立方体・零 『Flying Umishida』
2018年リリース。吉田野乃子(sax)、本山禎朗(key)、佐々木伸彦(g)、大久保太郎(b)、渋谷徹(ds)という北海道で活躍する5人によるバンドの1st。当初バンド名に「エレクトリック・ヨシダ」と仮名が付けられてた通り、プログレッシヴ電化ジャズ・サウンド。全15曲中、野乃子さんの作曲は10曲。変拍子、高速フレーズのユニゾン、緻密な構成、複雑な展開といった難曲揃いで、ジョン・ゾーンのネイキッド・シティに比肩するほどの物凄い情報量の音楽だ。恐らく野乃子さん本人にとっても一番の自信作に違いない。これほどのクオリティの高い作品が自主制作で一般流通してなくて、メディアでも殆ど取り上げられないという、そんな日本の音楽業界のあり方にはいつもながら辟易する。吉田野乃子 『IWAMIZAWA QUARTET ― 野乃子初期の発掘音源』(CD-R)
2007年7月2日、ということは渡米して約1年後のライブ。1曲目は無伴奏アルト・ソロの即興だが、技巧的にはまだ現在の彼女のレベルには達していないとはいえ、相当フリーキーでぶっ魂消る。しかし続く他の曲ではまだまだ普通のジャズの範疇の演奏だ。とはいえ19~20歳のこの時点で、しっかりしたジャズの基礎が既に備わっているのだから凄い。最後の5曲目はボーナストラックとして、京都のライブでも披露してくれた曲「M's Flat」(2008年8月4日録音)を収録。
「M's Flat」の動画。本CD-Rと同じ演奏かどうかは分かりませんが、同時期の演奏だと思います。
奥野義典,吉田野乃子,田仲ハル,髪立ツカサ 『アルトと身体 W師弟対決』(DVD-R)
2017年8月20日、札幌の歓楽街、すすきのにある“元芸者の置屋”といわれる古民家で行われた、アルトサックスと舞踏のそれぞれの師弟がタッグを組んでの共演ライブ。アルトサックスには渡米前の師匠である奥野義典とその弟子の吉田野乃子、対する舞踏は田仲ハルとその弟子、髪立ツカサ。即興音楽と舞踏の共演は古くから行われており、デレク・ベイリーと田中泯の共演はつとに有名で、さらに遡れば1962年、小杉武久や刀根康尚らの“グループ音楽”と土方巽の暗黒舞踏とのコラボが端緒を開いたといえる。本作で初めて野乃子さんの師匠、奥野さんの演奏を聴いたのだが、こんなに先鋭的な演奏をする人だとは知らず驚いた。
以上です。
また長くなってしまいましたのだ。
まー。
■先月(1月)の収穫バッド・カンパニー 『ラン・ウィズ・ザ・パック』
ピンク・フロイド 『永遠(TOWA)【Deluxe BD Version】』(CD+Blu-ray)
ABRAHAM ADZINYAN / ANTHONY BRAXTON 『DUO(WESLEYAN)1994』
『KIMUS#1』
『KIMUS#3』
DISCLOSE 『RAW BRUTAL ASSAULT vol.1』
デュアン・オールマン 『アンソロジー』
菊池桃子 『スペシャル・セレクションII』
ANTHONY BRAXTON 『DONNA LEE』
中島みゆき 『CONTRALTO(コントラアルト)』
オジー・オズボーン 『ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説』
オジー・オズボーン 『トリビュート~ランディ・ローズに捧ぐ』
フリー 『フリー・アット・ラスト』
『スムース・フラ』
フリー 『フリー』
フリー 『ハートブレイカー』
バッド・カンパニー 『ストレート・シューター』
菊池桃子 『スペシャル・セレクションI』
七井コム斎 『七井コム斎のガンダム講談CD6』(CD-R)
ジョン・ロード 『バッハ未完成フーガ』
ザ・ファーム 『ライヴ・イン・ロンドン1984』
オジー・オズボーン 『罪と罰』
ストーン・アライアンス 『ライヴ・イン・ブエノス・アイレス』
吉田野乃子 『Lotus』
トリオ深海ノ窓 『目ヲ閉ジテ 見ル映画』
CUBIC ZERO 『FLYING UMISHIDA』
Cubic Zero 『Demo 2019 summer』(CD-R)
奥野義典,吉田野乃子,田仲ハル,髪立ツカサ 『アルトと身体 W師弟対決』(DVD-R)
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吉田野乃子…ジョン・ゾーンの後継?!“ノイズサックス奏者”
中島みゆきの最後のLPレコード『グッバイ ガール』(1988)
2月23日(日)
「誰のせいでもない雨が」
「孤独の肖像」
みなさま
ごまー
今年は3月15日の開催予定だった日本橋ストリートフェスタですが…
新型コロナウイルスの感染拡大の懸念により中止と、19日付けで運営側から発表がありました。
よって毎年楽しみにしているジオン軍ストフェス侵攻作戦も今年は無し。
物凄く残念ですが、こればかりは仕方ないです。
今は耐えるのだ。
生きてこそ得ることの出来る栄光をこの手に掴むまで…
公式ガイドブックはまだ配布中だったので、記念に貰ってきました。
さて、先月11日の買い物を最後に、しばらくユニオン断ちすることを決意。
んで、現在もまだ継続中ではありますが…
昨日と今日は、行ってしまいました、
「ディスクユニオンプレミアム廃盤セールin大阪」。
22日(土)、23日(日)の2日間、ユニオンと同じビルの2階の催事会場で開催。
ユニオン断ち中ですが、1階のお店には入ってないのでセーフといたします。(←知らんがな!って?)
今回はジャズ、クラシック、CDは無し。洋楽を中心に邦楽も加えた、レコードのみの出品でした。
私はいくつかのアーティストをピンポイントでハント、それはズバリ…
ザ・ポリス、スティング、ワム!、デヴィッド・ボウイ、
イングヴェイ・マルムスティーン、中島みゆき。以上。
高校~大学時代に買って持ってたレコードの多くを、8年ほど前にトラブルで失ったんです。
今回はそれら思い出のレコードを取り戻すつもりでの猟盤というわけです。
モッチロ~ン!国内盤オビ付きに限ります。
上記以外のものには目もくれず、この6アーティストに絞って探しました。
ただアルファベットで分けられていないので、結局は端から一通り見ることになるのですが…
では、昨日と今日の戦利品を見せびらかします。
昨日は6点で7950円の買い物でした。
帰りに日本橋公園でいつもの“謎”記念撮影↓
ザ・ポリス『ゴースト・イン・ザ・マシーン』。
先着5万名のジャケット大カラー・ピンナップ付きでした。1950円。
ポリスは他に『白いレガッタ』と『ゼニヤッタ・モンダッタ』があったけど、ジャケの状態が悪いのでパス。
イングヴェイの1st.~3rd.をまとめてゲット!
それぞれ1200円、1100円、1100円。セカンドには特典ポスター付き。
あとアルカトラスの2枚(1st.とライブ盤)も欲しかったけど、国内盤オビ付きはありませんでした。
ワム!の3rd.とシンディ・ローパーのピクチャーディスク。
ワムは1st.を探してたけど無くて、代わりに安かったのでコレ購入。特典のクリップは欠損。750円。
シンディの1st.は無事に持ってるけどピクチャーディスクが可愛らしかったので思わず購入。1950円。
とりあえず気になるものは全て買いました。1枚を除いて…
その1枚というのが、そうなんです、物凄いものを見つけたんですよ!
昔からずっと欲しくて欲しくて仕方がない究極の1枚。それは…
中島みゆきの1988年のアルバム、
『グッバイ ガール』。
値段を見ると、9218円でした。(悩)
さすがにポンッ!と買える値段ではありません。
昔なら買ってたでしょうけど、現在の超安月給では簡単にはいきません。
けど欲しい。でもキビシイ。
明日行って、売れずにあったら買ってしまおうかな。
いや、絶対に売れてないと思うし。
まぁ1万円弱の買い物、たまには思い切ってしてもいいかな。
いやいやレコード1枚にしては、この値段はキビシイし…
帰宅してからもずっと頭の中で堂々巡り。
とりあえずセールはもう1日あるのだから、一晩悩み続けよう。そうしよう。
と、このことばかり考えて、昨夜は眠られませんでした。寝たけど。
そして、セール2日目の今日…
さらに追加で商品補充されているとのことなので、また一通りチェック。
けど私の目当てのものは、特には無かったです。
昨日買わなかったポリスの『ゼニヤッタ・モンダッタ』ですが、やっぱり買うことにしました。
ジャケットの傷みが気になりますが、まあまあ安かったので。
また、謎の記念撮影(@毛馬桜之宮公園)↓
ザ・ポリス『ゼニヤッタ・モンダッタ』。
ジャケットの天割れ、角折れが目立つけど、1050円なのでまぁいいやと購入。
んで、肝心の中島さんの『グッバイ ガール』ですが…
案の定、売れずに残ってました。
買ってしまいましたぁ~あ。 9218円。
それにしても、ずっと欲しかったモノが手に入ったというのに、この激しいモヤモヤ感。
買わずに後悔するより、買って後悔する方が、精神衛生上は良い…とおもうよ。うん、きっとそう。
何度も自分にそう言い聞かせました。
帰宅して中身を取り出して、しばらくは眺めて無理矢理悦に入っていました。
しかし、喜びよりもモヤモヤの方が遥かに大きいです。
9218円かぁ…
でも、やっぱりレコードっていいなぁ。
そういや今頃気付いたのですが、今日2月23日って…
中島さんの誕生日だった!
今日この高額物件を買ったのも、運命のようなものを感じてきました。
そう、きっとそう! 買って良かったんだと思う。うんうん、買って良かったよ◎
CDと比べてこのブックレットの大きさの違い!
うん、やっぱりレコードっていいね。
因みに私、レコードプレーヤーを持っていません。←
この『グッバイ ガール』は中島さんの16作目のオリジナル・アルバムで、1988年11月16日にリリース。時はレコードからCDへと完全移行しようとしていた時期。よって中島さんのアナログLPとしてはこれが最後のリリースとなります。但し、『わたしの子供になりなさい』(1998)、および『組曲(Suite)』(2015)以降の限定LPは除きます。因みに最後のアナログEPは、1989年3月15日リリースの『あした(c/w グッバイ ガール)』。
余談ながら私、1998年に限定プレスされたLPレコード『わたしの子供になりなさい』は3枚持ってました。2枚は自分で買って、1枚はメーカーのセールスからサンプル盤を貰ったんです。しかし8年前の事故で3枚とも失ってしまいました。今、ヤフオクの相場落札価格を見たら、約1万8000円という…簡単には買えない値段です。けど買うなら早い方がいいのでしょうね。価格が下がることはまずは無いだろうし、玉数も少ないですからね。
ジャケットも大きくて光沢のある紙質でCDとは比べ物になりません。
単純に売り上げから見ると、中島さんのピークは1981~82年。シングル「悪女」(1981)が大ヒットし、それに連動して9作目のアルバム『寒水魚』(1982)はオリコン年間チャート1位を記録しました。しかしこれを境にアルバム・セールス的には徐々に失速、俗にいう中島さんの“ご乱心の時代”を迎えることになります。すなわちアレンジ、プロデュースなどのサウンド面で行き詰まり、ひたすら模索する時代がしばらく続くのです。『寒水魚』収録のアルバム・ヴァージョンの「悪女」で既にその兆候が見られ、アルバムで言えば11作目『はじめまして』(1984)から本格的に始まり、15作目『中島みゆき』(1988.3.16)までがご乱心の時代となります。
長かった“ご乱心の時代”に終止符を打つこととなる救世主が現れます。プロデューサーの瀬尾一三です。そんな瀬尾さんが初めてプロデュースおよびアレンジで参加したアルバム、それがこの『グッバイ ガール』なのです。以降、中島さんのほぼ全ての作品を瀬尾さんが手掛けることとなり、その関係は実に30年以上経った現在もなお続いています。本作の翌年からは「夜会」が始まりますが、これもサウンド面で全幅の信頼を置ける瀬尾さんと出会ったからこそ実現できたのでしょう。
アルバムは全9曲収録。LPでは5曲目「十二月」までがA面、6曲目「たとえ世界が空から落ちても」からがB面になります。CD時代になってからはあまり意識がないでしょうけど、LP時代にはこのA面の最後の曲、そしてB面の1曲目の曲に何を収録するかが重要だったと思います。尤も配信が主流となった現在では、アルバムという概念すら希薄になってきていますけどね。CDでも昔のLP時代の作品ならばその辺りを意識して聴けば、アーティストの意図が見えてきたりしてまた違った聴き方が出来て面白いです。
瀬尾さんを迎えての新たな幕開けに相応しい軽やかな1曲目「野ウサギのように」で始まり、ブルージーなギターとピアノがユーモラスな歌詞を引き立てる「ふらふら」と続き、早くも3曲目でハイライトに持って来てもいいぐらいの深い曲が登場します。「MEGAMI」です。しかしこのあと、さらに深くて重い曲が3曲ぐらい登場するのでまだまだ序の口です。「♪MEGAMI 受け入れる性 MEGAMI 暖める性 己のための 愛を持たない…」。昔の中島さんの特徴である“恨み節”とは違い、80年代後半~90年代以降によく見られる“見返りを求めない愛”“無償の愛”が歌われています。包み込むような優しく神々しい歌声が印象的。
4曲目「気にしないで」はシャンソン風。シンプルな曲構成でAメロのみが「♪気にしないで 気にしないで…」と執拗なまでに繰り返されます。Aメロ×2コーラス分のあとに来るブリッジでは、声色を変えて如何にもシャンソンっぽい語りのような歌が右チャンネルのみから聞こえてきて一瞬ドキッとします。この辺りは演劇的であり、夜会を始めようとしている中島さんらしさが出ています。歌詞の内容は80年代の中島さんによく見られる、私は平気だと強がりながらも本心は未練たらたらという歌で、「ひとり」、「御機嫌如何」、「泥は降りしきる」等がそれに当たります。「悪女」もそうとも言えます。
そしてA面ラストには問題作として名高いハードな曲「十二月」です。レコード会社から「辛辣過ぎる」との理由で自主規制により2番の歌詞がカットされたという曰く付きの曲です。冒頭からいきなり「♪自殺する若い女が この月だけ急に増える それぞれに男たち 急に正気に返るシーズン」という歌詞で始まりますからね。カットされた2番の歌詞が歌われたのは今のところ、1989年の第1回目の夜会と1997年の『パラダイス・カフェ』時のコンサート・ツアーのみ。私は1997年のコンサートで聴きました。事情を説明するMCのあとに歌われたこの曲を、恐怖と緊張を感じながら聴いたことを思い出します。今剛(斉藤秀夫かも知れないが…)のロックなギター・ソロが激シブ。
ここからはB面で、CDでは6曲目の「たとえ世界が空から落ちても」は一転してアンニュイな曲。CDで続けて聴くのとは違って、レコードだと裏返す作業をはさむことで区切りが付き、ハードな前の曲からガラッと雰囲気が変わったのが強調されます。歌い方は気怠く、歌詞の内容は極めてシンプルながらも重くて暗い。夜会VOL.5「花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせし間に」での印象的なシーンが思い浮かびます(ビデオでしか観てないけど…)。
B面2曲目はまたへヴィーでドラマチックな曲「愛よりも」。私の大好きな曲です。「♪嘘をつきなさい ものを盗りなさい 悪人になり 傷をつけなさい 春を売りなさい 悪人になり 救いなど待つよりも 罪は軽い…」というこれまた凄い歌詞です。愛や夢の本質を見失って人恋しさに惑わされて目先のものに飛び付くと、結局は肝心な愛も夢も失ってしまうよ、という歌。これも夜会VOL.5で歌われたシーンが強く印象に残っています。
次のB面3曲目は、ずっと辛くて重い曲続きだったところに一服の清涼剤とも言える曲「涙 -Made in Tears-」。この曲が無ければ、前の曲「愛よりも」と次の曲「吹雪」の重みで心が押しつぶされそうになります。前川清への提供曲のセルフカバーで、本アルバムからの先行シングルとなった曲です。提供曲ともあって歌詞も楽曲も歌謡曲フォーマットの安心して聴ける曲。ずっと文字ばかりなので、この辺でYouTubeを貼り付けます。中島さんでは無くて残念ですが…(中島さんはアップされてもすぐに削除される。)
印象が異なるのであまり参考にはなりませんが…
アルバムの最後を飾るのは、歌詞も曲調も不気味で聴いてて怖くなってくる曲「吹雪」です。難解な歌詞で、Wikipediaには「第五福竜丸事故、北海道の泊原発建設反対運動がモチーフとされている。」とありますが、中島さんからはこの曲について解説はしていませんし(唯一この曲に言及したのは1989年のコンサート・ツアーでのMCで「ブームには気をつけて下さい」という一言だけ)、昔から人それぞれのあらゆる解釈が飛び交っています。ただ私が言えるのは、この曲はアルバム『おかえりなさい』(1984)に収録の「僕たちの将来」の終わりの部分、カウントダウンされるあの不気味さに通ずるものがあります。すなわちどちらも核について歌っているのは間違いないだろうということ。発表後30年以上経った現在も、そしてこの先もずっと答えの出ない超難問曲です。
めちゃめちゃ長くなりましたが、以上です。
中島さんのアルバムレビューは、文章力の無い私には難し過ぎます。
たぶん、何を書いとんねん!って思われたことでしょう。
中島みゆきのファンじゃない方は読まなくても全然構いませんので…(←先に言えっ!)
「中島みゆきのアルバムで一番好きなのは?」という、ファンにとっては究極の質問があります。
1枚だけを選ぶというのは難しいですが、この『グッバイ ガール』はベスト5に入るのは確かです。
今、一番好きなのを挙げるなら…ご乱心の時代の最後のアルバム『中島みゆき』でしょうか。
実は私、ご乱心時代のアルバムはどれも好きで、試行錯誤していたサウンドも格好いいですよ。
「あしたバーボンハウスで」
この人のパフォーマンス、めっさ観てみたい!!!!
YouTube上だけでの話ですが、私は彼女の大ファンです◎
まー。
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相棒のドールとお揃いコーデで季節を旅する…「太楼写真集 ロードムービー」
3月22日(日)
みなさま
ごまー
先日、テレビでカエルさんを見掛けました。
ウチと同じトイザらスのカエルさんです↓
私はこの番組を見ないので、こんなところにカエルさんがいるとは知りませんでした。
ただ後ろに置いてあるだけなんですが、ウチのと同じカエルさんというだけで嬉しいです。
中島さんのラスト・ツアーに同行していた音楽プロデューサーの瀬尾一三さん。
大阪公演終了後の今月1日に、ヤマハ大阪なんば店でトークショーを開催する予定でしたが…
コロナ感染拡大の懸念につき、2月28日以降のコンサート諸共にトークショーも中止となりました。
@日本橋公園「音楽と契約した男」 瀬尾一三
瀬尾さんの本をまだ買ってなかったので、ヤマハへ本だけを買いに行きました。
ヤマハで買うとしおりの特典が付くとの情報を聞いていたので、ちゃんと貰ってきました。
全ては「好き」から始まる。
しかし向き不向きは別なんだよ。 瀬尾一三
私はサックスを始めて年月だけは結構経つのですが、一向に上手くなりません。
楽器は大好きだけど、きっと向いてないのだろうな、とずっと思いながらも練習を続けてきました。
しかし今、瀬尾さんの言葉でおもいっきり突き放された気分です。
チャラン・ポ・ランタンのニュー・シングル「コ・ロシア」を買いました。
発売日前日の入荷日に喜び勇んでディスクピアへ買いに行きました。
特典は「オリジナルマトリョーシカ作成キット」。
“作成キット”と聞いて凄く良さげなものを想像してたのですが、印刷されたただの厚紙でした。
キット【kit】 デジタル大辞泉の解説
1. 模型・機械などの組み立て材料一式。
2. ある目的のための道具一式。「パンク修理キット」
CDのみとDVD付き(2019年ツアーのライブ映像)のどちらにしようか悩みましたが、DVD付きを購入。
というのもこのツアーはチャランポ・マーチ編成(小春さん、ももちゃん、ふーちんのトリオ)なので…
どうしてもサックス入りでないと満足しない私には、DVD付きの4950円は高いなぁ!と。
けど、蓋を開けてみればビッキリ! トリオじゃなかったよ。バンド編成だったよ!
収録された12月12日@リキッドルームのライブは、オカピ、さくらん、舞子さんも参加してたのですね。
内容はめっちゃめちゃ良かった!シングルCDの付属扱いでは勿体無い!最高のライブです◎
YouTubeにそのライブDVDの映像は無いので、「コ・ロシア」のビデオクリップを↓
終盤のロシア民謡メドレー、全ての曲名を答えられるかな?
答えは、「コロブチカ」、「カチューシャ」、「黒い瞳」、「マイム・マイム」、「カリンカ」です。
(「マイム・マイム」はロシアではなくイスラエルの楽曲ですが…)
もう2年前の話ですが、限定ドールを100体買い占めというニュースを見ました。
ドールというのはボークス製のスーパードルフィーなのですが、そのドールを見てビッキリ!
中原淳一ではありませんかっ!!
私、模型好きではありますが、今までドールには一切興味がありませんでした。
けど、これはめっちゃ欲しいっ!
中原淳一のイラストを再現したドールで、この女の子の名前は「ロリーナ」というそうです。
「中原淳一 ART BOX 装いコレクション」という本の表紙にもなってるのでご存知の方も多いのでは?
因みに値段は1体、12万4200円だそうです。←
ロリーナが表紙のスーパードルフィーの本が去年の春に発売されました。
モッチロ~ン! 喜んで購入「スーパードルフィーのせかい」
本書が発売された去年は、スーパードルフィー20周年のメモリアル・イヤーだったそうです。
てことはSDが誕生した当時、私29歳。現在ワシ50さいでーす。
中原淳一のほか、「ベルサイユのばら」のドールも載っています。
中身をチラ見せ↓
右はそれいゆ臨時増刊号「590 スタイルワンピース集」(1953年)の表紙より。
1951年、中原は海外旅行など不可能に近かったこの時代にパリへ渡仏。
滞在中に現地で実際に見て感じたパリのファッションを自身の作品に取り入れました。
「それいゆ」(1956年)より。
余談ながら、アルバム・ジャケットに中原淳一のイラストを採用したCDを2枚持っています。
折笠愛さんの『レター』とアリ・プロジェクト『エトワール』です。
アリ・プロジェクトの『エトワール』は名盤ですよー!
弦楽オーケストラの伴奏によるクラシカルでエレガントなストリングス・アルバムです。
さて、ここからが本題なんですが…
今日、ステキな写真集を買いましてん。
堂島のジュンク堂でたまたま見付けてしまい、喜んで購入。
帰りしな、三休橋筋で自転車止めて“危”念撮影↓「太楼写真集 ロードムービー」 太楼
人通りの無い隙を見計らって、急いで袋から出して、急いで撮影して、急いで袋になおしました。
因みに右後ろの重厚でレトロな建物は「綿業会館」という、ルネサンス風の歴史的建造物です。
国の重要文化財および近代化産業遺産に認定されています。
話モドス。
写真家/モデルの太楼(たろう)さんが、相棒のドールとお揃いコーデで自撮りした写真集です。
太桜さんに寄り添うドール、まるで生命が宿っているかのような表情豊かなポーズ(しぐさ)。
旅先での四季折々の風景とお揃いのコーデ、季節の移ろいが感じられる、心癒される写真集です。
私が買ったのは“丸善ジュンク堂書店初回限定カバー”のヴァージョン。
書店スタッフに扮した太楼さんとドールさん、収録されているどの写真ともまた違った表情で素敵◎
小さな相棒と季節を旅する。
自撮り(セルフィー)で綴るドールとお揃いコーデ
のんびり まったり たまに○○!?な 日常と旅の記録。 (帯より)
中身をチラ見せ↓
以下、携帯による低画質写真ですみません。
はじまりの季節、桜。
あじさいの花咲く初夏。
緑に青、そしてアクセントの赤の鮮やかさが見事。
すいかバーを食べるのもふたり一緒。
太楼さんとドールさんの表情が対照的で面白い。
落ち葉の絨毯 敷き詰める、秋。
おしゃれしてお出かけするには絶好の季節。
秋のコーデはどれも素敵で載せたい写真ばかり。
吐く息が白くなる、冬。
雪柳の花が春の訪れを告げています。
そして、最後のページ…
「首から下げた虫かごみたいなカメラで
あっという間の季節を捕まえに行く。」
私の不鮮明写真なんかではなく、実際に手に取ってご覧頂きたいです。
最近私が買ったモノの中でも、大、大、大のお気に入りで、超おすすめです◎
ほんと美しくて癒される写真がいっぱいなので、実際に手に取ってご覧頂きたいです。
そして2冊目、3冊目と写真集が出てくれることを祈りましょう。
まー。
【太楼さんのインスタグラムとツイッター】
https://www.instagram.com/iretaro/
https://twitter.com/iretaro
■先月(2月)の収穫IWAMIZAWA QUARTET 『野乃子初期の発掘音源』(CD-R)
本山吉田デュオ 『セルフカバー』(CD-R)
トリオ深海ノ窓(DVD-R)
DAVID BOWIE 『ALABAMA SONG -40th ANNIVERSARY EDITION-』(EP)
バッド・カンパニー 『ディソレーション・エンジェル』
イングヴェイ・マルムスティーン 『ライジング・フォース』(LP)
イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォース 『マーチング・アウト』(LP)
イングヴェイ・マルムスティーン 『トリロジー』(LP)
ポリス 『ゴースト・イン・ザ・マシーン』(LP)
シンディ・ローパー 『N.Y.ダンステリア』(LP)
ワム! 『エッジ・オブ・ヘヴン』(LP)
中島みゆき 『グッバイガール』(LP)
ポリス 『ゼニヤッタ・モンダッタ』(LP)
ザ・ポリス 『ライブ・ゴースト・イン・ザ・マシーン』(DVD)
折笠愛『LeTTer』 (サンガリアの「これ麦茶」)
4月8日(水)
みなさま
ごまー
近所の神社の桜の花がそろそろ散りそうなので、カエルさんと見に行ってきました。
小さな神社ですが、毎年この季節になると桜の花が見事に咲き乱れます。
昨日4月7日、ここ大阪を含む7都府県に史上初の緊急事態宣言が出されました。
新型コロナウイルスで世の中が大変なことになっていても、こうして桜の花は咲いています。
サクラといえば、このあいだ2個目を買ってしまいました。
光武・改の真宮寺さくら機です↓
@日本橋公園
機体の色がピンクなので、ミリタリーらしく仕上げるためにこのイメージで塗装したい!
1970年頃のイギリス軍特殊部隊S.A.S.で活躍したランドローバー“ピンクパンサー”です↓
兵器にしては派手な色ですが、これは砂漠地帯でのカモフラージュ効果を狙ったもの。
とても良く出来たキットなんですが、合わせ目消しがかなり面倒そうです。
塗装することを考えると、場所によっては後はめ加工が必要かも知れません。
YouTubeに丁寧な解説動画が幾つもありますね。
いかんっ、こんな動画を見たらますます作る気が失せますのだ。
それにしても約20年前に発売されたwave製の1/24光武・改のキットに比べたら、凄い進化です。
カッコイイのでこれは何とか頑張って作りたいものです。(たぶん無理やと思う。)
あっ、久々によしださくらさんの動画が本日アップされてるよ!
なんと最速メロディック・スピード・メタル・バンドことドラゴン・フォースの「The Game」。
さくらさん7弦ギター初登場!
彼女はバンド・デビューしてもケバくならないのがいいね◎
kyo yoshidaさん時代の中3の動画の頃から基本的に変わっていない。
それでいて演奏技術はどんどん上手くなっている!
YouTubeといえば、最近お気に入りのさくらちゃん…
カワウソのさくらちゃんです↓
カワウソってこんなにも人懐っこいのですね。
話カワル。
ディスクユニオンが今日8日より当面の間、全店で臨時休業だそうです。
先月末から時短営業と土日の休業をしていましたが、緊急事態宣言を受けて遂に全店休業です。
他のCD店は潰れても困りませんが、ユニオン(とディスクピア)は無くなると困ります。
今は何とか耐えて頑張って欲しいものです。
そう、1月11日の買い物を最後にユニオン断ちしていた私ですが、先日一度だけ買い物に行きました。
「戸川純写真集 ジャンヌ・ダルクのような人」が、オリジナル特典付きとのことなので…
約3ヵ月振りのユニオンでの買い物でした。
いつもの日本橋公園での“奇”念写真↓
特典はブロマイド(2枚)。生写真です。
ついでに買ったCDは、ずっと欲しかったスティーヴ・コールマンの『ワールド・エクスパンション』。
帯付き(税表記なしのデカ帯)の美品で550円という安さ。ユニオンさいこー。
話カワル。
たのしいグレープフルーツ
たのしいピーチ
たのしいフルーツミックス
たのしいオレンジ
うれしいはちみつレモン
紅茶姫
アノコーヒー / みっくちゅじゅーちゅ
みっくちゅじゅーちゅ よーぐるん
あなたの麦茶
すばらしいお茶 / すばらしい麦茶
以上の美味しそうなお飲み物の写真は、全てサンガリアの商品です。
(過去に載せたことのある写真ばかりですが…)
これまでにも何度か話題にしてきましたが、この何とも言いようのないネーミングセンス。
「たのしいオレンジ」とか「すばらしいお茶」ってなんやねん!って誰もが内心つっこむことでしょう。
コカ・コーラ ボトラーズやキリンビバレッジ、アサヒ飲料だと絶対に採用されないであろう商品名。
そんな名前を堂々と付けてしまうイかしたメーカー、それが日本サンガリアベバレッジカンパニーです。
他にも「これお茶」というのもあるのですが、実は売ってるのを見たことがないんです。
「あなたのお茶」と「すばらしいお茶」は自販機でもよく見掛けるのに、「これお茶」はなかなかありません。
先日、ついに見付けました!
ぱんぱかぱーん
↓↓↓
お茶じゃなかったけど「これ麦茶」です。
ダイソーで売ってました。
意外にも身近なところにありました。
あと「あなたのお茶」ではなくて「わたしのお茶」というのもあったので一緒に購入。
表にはメーカー名がありませんが、裏に販売者が大創産業、製造所はサンガリアと書いてあります。
「これ麦茶」の「これ」はサンガリアの登録商標です。
こんなん誰も真似せえへん思うけど。
さて、今日書きたかったことは以上で終わりなんですが、一応CDレビューも…
サクラ大戦ネタのついでに、前回記事で写真だけ載せたCDを簡単にレビューしておきます。折笠愛 『LeTTer』
サクラ大戦の藤枝あやめ&かえでのCVでおなじみの折笠愛さん。最近ではドラえもんのしずかちゃんのママの声を担当している声優さんです。当ブログでは折笠さんのアルバムは、これまでに3枚を紹介。1st.『淑女超特級』(1995)、3rd.『ROOM SERVICE』(1996)、8th.『BREATH』(2003)の3枚です。サクラ大戦の声優さんの中で歌手としては、私は折笠さんが一番好きです。
中原淳一のおしゃれ読本「あなたがもっと美しくなるために」の表紙をジャケットに使用した本作は、2002年リリースの7枚目のアルバムで、「パリ」をテーマにしています。以前に紹介した『BREATH』の前作になります。シャンソン風、ボサノヴァ風、ロック調ほか、バラエティに富んだ曲調をバランスよく配置。捨て曲がなく佳曲が揃っています。
全曲の作・編曲およびプロデュースを手掛けるのは“有澤孝紀”なる人物。有澤氏は1980年にコーラスグループ“SOAP”でデビューし、コカコーラや日本航空のCMソングを担当。しかし同じ男女2人ずつのコーラスグループ“サーカス”ほどの一般的人気は得られず、アルバム1枚とシングル1枚のみを残して解散。SOAP解散後は作曲家として主にアニメBGMやCM音楽で活躍。「セーラームーン」シリーズのBGMは全て有澤氏によるもので、JASRAC賞国際賞を3回も受賞しています。2005年11月26日、膀胱癌のため惜しくも54歳の若さで他界しました。
しかしせっかくの佳曲揃いなのに、曲によってエレキ&アコースティック・ギター、フルート、コーラスが入ってる以外は基本的に全て打ち込み。打ち込みメインの作品である次作の『BREATH』同様、楽器好きの私としては実に味気なく物足りないサウンドです。楽曲が良いだけに実に惜しいです。せめてピアノやシンセの音はプログラミングではなく手で弾いて欲しかった。しかしギターおよびフルートの演奏は絶品!特にボサノヴァ・サウンドにフルートは実に効果的です。
1曲目「ON VERRA BIEN DEMAIN ―明日があるさ―」は、折笠さんの歌声も曲調も溌剌としたオープニングに相応しい曲。しかし本来ならゴージャズなアレンジになるであろう快活な曲なのに、打ち込みのためオケはペラペラで実に残念な仕上がりです。曲が良いだけに本当に勿体無い。因みにシンセサイザー・プログラマーは“鈴木浩之”という、かつて松武秀樹のアシスタントを務めた人。打ち込みによる表現の限界というか、鈴木氏の奮闘すら感じられます。
一転して2曲目「TOI の CHANSON D'AMOUR」ではアコギのアルペジオが効果的なしっとりしたナンバー。終盤のフルート・ソロが美しい。クレジットにはフルートは“CreaSion”との名前があります。ネットで調べてみたら、尺八シンガー“Katsura CreaSion(クレアシオン桂)”さんという方のようです(違っていたらすみません)。クレアシオンさんのHPを覗いたら、フルートを吹いている写真もありました。
3曲目「デージーとクロワッサンとワルツ」は、パリの香りがムンムン漂う可愛らしい曲。タイトルにワルツとあるようにミュゼット風です。アコーディオンの音もグロッケンもとても良い雰囲気ですが、これらも全て打ち込みなんでしょうね。しかし打ち込みの無機質さはさほど感じられず、これは成功例と言ってもいいでしょう。かなり良いです◎
続く4曲目「Vichyssoise」はオールディーズ歌謡風。やっぱり打ち込みのペラペラ感が気になります。エレキギターのソロはかっこいいけど。コミカルな歌詞と曲調で、これも打ち込みでなく人の演奏だったら、折笠さんの歌ももっと映えるのになぁ…勿体無いです。因みに本アルバムでエレキ&アコースティック・ギターを弾いてるのは小堀浩という方。主にスタジオ・ミュージシャンとして活動しており、現在は布施明さんのサポートも務めているとのことです。
本作の中で最もオケが自然なのが、5曲目「ジョビンを聴きながら」。タイトル通りボサノヴァ調です。小堀さんのガットギターをメインにクレアシオンさんのフルート、そして打ち込みのストリングスやピアノ、パーカッションなどが薄らと被さるアレンジ。少々パーカッションの無機質さが鼻に付くけど。トライアングルなんか人間が奏でたらもっとノリも良くなるのに。でも生ギターとフルートの演奏が絶品でクオリティの高い曲に仕上がっています。
6曲目の「La Poem ―あなたがいたから― <朗読>」はシンプルなピアノ(と言っても打ち込み)をバックに折笠さん自身が書いた詩を朗読。流石、声優としての面目躍如たる演技です。「今日は誕生日 主人公のいない誕生日 二人で祝うはずの 私達の記念日」…切ないなぁ。
本作で最もオケの残念な曲が、6曲目「白い祈り」です。これが打ち込みでなくちゃんとスタジオ・ミュージシャンが演奏していたら本作のハイライトとなったであろう、8ビートのドライヴするロックなナンバー。狙ったかどうかは分かりませんが、イントロは森川由加里「SHOW ME」あたりのLate'80年代な香りが漂い、歌メロは中島みゆき「ショウ・タイム」みたいで実にダサかっこいい。しかし、打ち込みのペラペラサウンドにより、非常に残念な仕上がりに。歌詞も楽曲もかっこいいのに、本当に本当に勿体無い。
そしてラストの8曲目「蒼いバラッド」は、終曲に相応しい悲哀の漂うバラード。ピアノ(どうせ打ち込み)をバックに切々と歌う折笠さん。帝撃の声優さんには歌唱力のある方が多いですが、この悲哀感は折笠さんにしか出せないのではないでしょうか。カタルシスと共にアルバムは幕を下ろします。
小さくて可愛らしいレターセットが付いています。
シールで封印されており、勿体無くてまだ開けたことがありません。
今回ブログに書くので開けようとしたら、シールが破れてしまいそうで上手く開けられなくて断念。
以上、批判的なレビューになってしまいましたが、私は意外と気に入ってますよ。
その証拠(?)に、簡単に済ませるつもりだったのに長文になってしまいました。
折笠さんファンなら絶対に楽しめる作品です。レターセットも付いてるしね。
特に折笠さんファン、声優ファンではないという方には3rd.『ROOM SERVICE』がお薦めです。
元ウェザー・リポートのアレックス・アクーニャら海外ミュージシャンも参加した贅沢なオケは聴きもの!
声優ファンならずともジャンルに縛られない心ある音楽ファンなら、聴きごたえある隠れた名盤です。
ではでは、今日はこの辺で。
コロナ、お気を付けください。
まー。
■先月(3月)の収穫The Trio 『Incantation The Dawn Recordings 1970 - 1971』
原博巳 『petit cadeau ささやかな贈り物』
ANGELIKA NIESCIER 『QUITE SIMPLY』
DAVID BOWIE 『THE SHAPE OF THINGS TO COME』(EP)
DAVID BOWIE 『THE SHAPE OF THINGS TO COME EPISODE 2』(EP)
BOWIE / SIMONE 『WILD IS THE WIND』(EP)
BOWIE / IGGY POP 『CHINA GIRL』(EP)
BOWIE / THE WHO 『I CAN'T EXPLAIN』(EP)
チャラン・ポ・ランタン 『コ・ロシア』(CD+DVD)
BRUFORD 『PERFECT BEAT』(BOOT)
スティーヴ・ヴァイ 『パッション・アンド・ウォーフェア』
セシル・テイラー 『ダーク・トゥ・ゼムセルヴズ』
デヴィッド・ボウイ 『ザ・モッド・イヤーズ'64-'67』
サミー・ヘイガー 『スリー・ロック・ボックス』
サミー・ヘイガー 『ヘイガー・USA』
スティーヴ・モーズ 『ハイ・テンション・ワイヤーズ』
YAPOOS 『ヤプーズの不審な行動 令和元年』
スキッド・ロウ 『スキッド』
スキッド・ロウ 『34時間』
アーマード・セイント 『デリリアス・ノマッド』
LOOKOUT FARM 『AT ONKEL PO'S CARNEGIE HALL』
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【フェンダー詐欺ジャズベいじり】 ネック・プレート交換で音が変わる!?
5月31日(日)→
みなさま
ごまー
さくらちゃんかわいいなぁ。
怒られていることは理解しているみたいですね。
でも、さくらちゃんはただじゃれているだけで、悪気はないのに…
最後の方ではしゅんとなってて、何だか可哀想です。
さくらちゃんといえば…
あっ、ロケーション(?)がいつもと変わってる!
今までずっとカーテンの前だったのに…
それにしても上手いなぁ。
イングヴェイを弾ける人はざらにいるけど、インペリテリとなると高速かつフルピッキングですからね!
以前のインペリテリの時もアルバム『ヴェノム』からの曲だったけど、近年稀に見る名盤だと思う。
ここ大阪では、5月16日から休業要請緩和、21日には緊急事態宣言も解除されました。
お店も徐々に営業再開され、ディスクユニオンは18日より時短営業再開。
ということで、おとといと昨日、久しぶりにユニオンへ行ってきました。
前回行ったのは、戸川純の写真集を買いに行った4月3日だったので、約2ヵ月ぶりです。
おととい買ったCD↓
@扇町公園
【L】27日発売新譜、高柳昌行&阿部薫デュオのニュー・ディレクション発掘音源 『ステーション’70』。
【R】中古でスティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ2枚。それぞれ550円、650円。
昨日買ったCD↓
@大阪城公園付近
【L】ミック・カーン 『イーチ・アイ・ア・パス』 1150円 / フループ 『当世仮面舞踏会』 850円
【R】UFO 『UFOライヴ』 1350円 / SOJARUUN 『ORG』 100円
SOJARUUNというのはエストニアのペイガン・ブラック・メタルとのこと。
こんな面白いCDが100円で買えるディスクユニオンは最高ですのだ◎
緊急事態宣言中はずっとサックスの練習は休んでました。
3密ではないし、そもそも人との接触もないけど、やっぱり外で大きな音を出すというのは気が引けます。
人に恨まれるようなことをしたら、もうこの場所で練習出来なくなるので自重です。
それで緊急事態宣言が解けてからはというと…
以前のように練習を再開しないといけないのに、全くやる気が起こらん(困)
モチベーションほぼゼロ。完全にサボり癖が付いてしまいました。
ここまでモチベーションが下がったのは初めてです。
一番の原因は、現在バンド活動をやっていないから。
元々好きでもなかったサックスを続けてこられたのも、演奏する場、バンド(=ライブ)があったから。
ちょうど2年前に洋楽カヴァーのバンドを辞めて以来、ずっとバンド活動の機会がなくて困ってます。
クレズマー、東欧ジプシー音楽、バルカン音楽、ロシア民謡、昭和歌謡、
チャラン・ポ・ランタン、アルバート・アイラー、即興、ノイズ、渡辺美里…
コロナが収まれば、以上のキーワードの中でどれか1つでも引っ掛かるバンドを見つけたいです。
最後の「渡辺美里」は冗談ではありません。サックス入りの曲でサポート参加させて欲しい!
あとデュラン・デュランとかでもサックス吹きたい!「リオ」とか「ユニオン・オブ・ザ・スネイク」とか。
2004年4月ロンドンでのライブ。黄金の5人で再結成!
サックスも昔からおなじみのアンディ・ハミルトンだ!
しかしこの後アンディ・テイラーが再度脱退。そしてミュージシャン自体を引退したとか…
この自粛期間中からは、家でエレキ・ベースの練習をしてました。
ベースもやはり嫌々始めた楽器ですが、始めた高2から大学までは毎日何時間も練習したものです。
自粛期間中の練習の主な内容は、爆風スランプ「THE TSURAI」の6連符スラップ・ソロ。
所謂サムのダウンアップ・ピッキングの練習。こればっかりやってます。
間奏にベース・ソロが2回あって、2回目(2:58~)の方。
BPMがだいたい110で、その6連なのでかなり速いです。
確実に弾ける遅いテンポからメトロノームに合わせてやっていってます。
1時間なら1時間、永遠にこれだけをノンストップで繰り返してます。
インテンポで粒立ちを揃えるのは並大抵のことではないけど、数ヵ月ぐらい練習したら弾けそうです。
サックスと違ってベースは若い頃にそれなりに練習したので、これぐらいちょろいね。
さて、今日は休日でしたが、やはりサックスの練習はサボってしまいました。
その代わりに夕方から、ベース用のパーツを買いに行ってきました。
モッチロ~ン!楽器屋なんかではなく日本橋の千石電商へ!
これが非リア充スポット「千石電商」だ!
パーツの品揃えは随一(だが、楽器そのものは一切置いてないっ)! 自作派、改造オタクのパラダイス。
ネックジョイントビスとネックジョイントプレート、スイッチクラフト社のステレオジャックを購入。
そのあとはなんばCITYの旭屋書店へ行って、「鉄道模型趣味」のバックナンバーを購入。
@日本橋公園
鉄道模型趣味4月号の特集は、私の大好きな「旧型国電」。
見事な作例だけでなく、実車写真も豊富に掲載。資料的価値の高い内容となっています。
ネックジョイントビスは径4.5mmのニッケルめっき。
本当はステンレス製、無ければクロームめっきのものが欲しかったけど、どちらも無かったので。
プレートはGOTO製のスチール製クロームめっき。(ビスも付いてるけど、径4mmなので使わん。)
早速、詐欺ベースのネックジョイントのビスとプレートを交換しました。
※「詐欺ベース」というネーミングの理由は、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】
端材7ピースを突板で隠ぺい…フェンダー“詐欺ジャズベ” 2011-10-21
先ずは外す。
プレート裏に塗料がべったり&塗膜に食い込んで段が出来てます!
この詐欺ジャズベ、自分でリフィニッシュしたものなんです。
リフィニッシュ前の元々の塗膜の剥離は、シーラーは残したままで着色層までしか剥がしてません。
ポリのシーラーの上にラッカーの缶スプレーでリフィニッシュしたので、食い付きが悪いのでしょう。
所謂70年代フェンダーに見られる「シック・スキン・フィニッシュ」の状態です。
プレート裏は綺麗に剥がし、ボディー側はどうせ隠れるので剥がれたままで気にしないことにします。
ただ今回はプレートの食い込みを防ぐために、ネックプレート・クッション(シム)を挟むことにします。
このクッション、70年代フェンダーのシック・スキン・フィニッシュには標準装備されていたものなんです。
因みにこのネックプレート・クッションも千石電商で随分前に買ったもの。
アメ村の楽器屋なんかどこも置いてないもんね。大阪ミナミという繁華街の楽器屋のくせにっ。
何故かサックスのストラップ(100円!)も売ってたので購入。
プレートの裏側のようす↓
【左】元々付いてたフェンダージャパン純正
【右】今日買ったGOTO製
フェンダー純正は研磨跡のキズが残ってて凸凹があるけど、GOTO製はピカピカの鏡面!
さすがGOTO! まぁ裏なのでどうでもいいのですけどね。
食い込んだ跡を一応簡単に水研ぎ&手バフで整えてから…
装着完了↓
ネックプレート・クッション、GOTO製プレート、4.5mm径のビス。
特に交換する必要はなかったのですが、新しくピカピカになると何となく練習のモチベーションも向上。
ついでに弦も交換。
私は弦のメーカーには全くこだわりません。安物でいいです。
好みのゲージでニッケルめっき弦なら何でもいいです。
エリクサーのようなコーティング弦は、新品の時から音抜けが悪いので嫌いです。
以前はワーウィック、最近はバッカスの.040→.100のセットを愛用。
.040、.060、.080、.100というゲージはジェフ・バーリン大先生と同じなのだ。
試奏してみた感想ですが…
買ってきたGOTO製のプレートは、元々付いてた物より若干薄いので、音も軽いです。
ノギスで測ってないので具体的な数値は分かりませんが、見比べると僅かに薄いのが判ります。
なので、折角買ったけどやっぱりフェンダー・ジャパンの純正に戻しました。
(注:フェンダー純正でも、製造時期やモデルによって厚さが異なっているかも知れませんので…)
ネックプレートも、厚みや材質にによって音が変わるということがよく分かりました。
恐らく録音して聴いてみても、分からないレベルの違いかもしれません。
けど弾いている本人は凄く気になります。アンプを通さない生音でも、ボディーの振動が違いますから。
ホワイトアッシュの重たいボディーなら音抜けを考えて、逆に薄めのプレートが良いかも知れませんし…
これは好みの問題なので、これが正解というのはありません。
色んな厚さや材質のものを試してみると面白そうです。
リプレイスメント用でブラス製の3mm厚のプレートとかも売ってるので、試してみたいです。
ただ高いので、なかなか買う気にはなりませんが…
真鍮なら軟らかいので自分で作りたいですね。たぶん面倒なので作らんけど。←
参考動画↓
以上です。
今回もまたダラダラと長くなってしまいました。
まー。
【後日追記】
ネックジョイントのビスを職場でこっそりクロームめっきをかけてみました。
買ったビスはニッケルめっきだったので、上からクロームをかけました。
写真では分かりにくいですが、クロームっぽい色合いになりました◎
厳密に言うとこれはクロームめっきではなく、その代用として使われている「錫コバルトめっき」です。
クロームめっきの原料である「六価クローム」が非常に有毒なため、ウチの会社ではやってないんです。
それで人体に安全で仕上がりもクロームめっきと変わらない錫コバルトめっきを採用しています。
■先月(3月)の収穫スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『ワールド・エクスパンション』
こまっちゃクレズマ 『こまドラド』
DJANGO BATES 『YOU LIVE AND LEARN...APPARENTLY』
ジョン・ロード 『スペインの哀愁』
植松孝夫 『ストレイト・アヘッド』
ゲイリー・ムーア 『クローズ・アズ・ユー・ゲット』
ゲイリー・ムーア 『ライヴ・アット・モンスターズ・オブ・ロック』
HENRY COW 『Cow Box Redux』(17CD+DVD)
ホリガー 『アルビノーニ:8つのオーボエ協奏曲』
ホリガー 『テレマン/グラウン/クレプス:オーボエ協奏曲集』
ゲイリー・ムーア 『バッド・フォー・ユー・ベイビー』
ランキングに参加しています
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関 西 ハ ー ド コ ア
一言余計なのがうざったいです。
仕込みは大変だし大事なのは分かるけど、いちいち「真心込めて~」だとか「がんばって~」だとか…
知らんがな!って言いたいです。
鳥貴族の「うぬぼれ中」(字きたない)にしても↓
店が開いてるから営業してるんだろうなとは分かるけど、
客には正確に伝わりにくいし。
ネットで調べたら、この「うぬぼれ中」という言葉には「大きな意味がある」だとか書かれているけど…
そんなもん単なる自己満足やん!
ほんと「知らんがな!」と言いたい。
まだこれなら意味は伝わる。
しかしきったない字。
最初見た時、「中中ってなんやねん!」って思たわ。
これらに対して、こちらのお店は単刀直入。
言い訳がましい一言はなし↓
まだです
後日また、前を通ったら…
まだなんです。
さらに後日…
どうしても入ってこられるみたいですね。
因みに営業中と定休日は…
やってま
最後の「す」を抜いてるのがちょっとムカつくけど。もしくは文字のスペース配分を誤ったのかも?
当ブログとしては「やってまー。」って、語尾を「まー。」って伸ばして欲しかったね。
お休みです。m( _ _ )m
今日仕事はコロナ自粛の一環で臨時休業でした。
平日に仕事が休めるのは物凄く嬉しいです。
私以前、販売の仕事だった頃は基本、世間が休みの時に働いて、平日に休みが多かったのですが…
土日祝と違って何処へ行っても空いてるし時間がゆっくり流れるので、平日にオフの方がいいです。
今日はそんな貴重な平日のオフを満喫するつもりでしたが、生憎の天気。
午前中は雨で、昼からは予報では曇りだったのに小雨が降ったり止んだりでした。
昼過ぎからアルトの練習に行ったけど、30分ほど吹いたところでまた雨が。
雨の中で吹いてたら、端から見ればヘンジンサンなので、もう練習はやめ。
本を買いに湊町のジュンク堂へ行きました。
湊町のジュンク堂で重版された「関西ハードコア」を購入。
この重版分にはJOJO広重さんの帯文が載っています。
初版はすぐに完売。けど重版には広重さんの文が載ってるから結果オーライです◎
新世界にて記念撮影↓
コロナ禍のため新世界も全く活気がありません。
大きなふぐちょうちんでお馴染みの「づぼらや」が閉店するとニュースで聞きました。
新世界本店、道頓堀店ともに現在も休業中ですが、再開せずに閉じるとのことです。
創業が1920年(大正9年)、100年も続いた老舗が閉店してしまうのは非常に残念なことです。
私は地元民のくせに一度もづぼらやへ行ったことがなかったので悔いが残ります。
リーズナブルなふぐうどんだけでも食べてみたかった…「関西ハードコア」 ロフトブックス刊
ハードコア・バンド“FORWARD/DEATH SIDE”の石屋氏の執筆、取材によるインタビュー/対談集。
インタビュアとして“RAPES”のSHINTANI氏が全面協力、80s関西ハードコア当事者達の生の声に直撃!
ZOUO、MOBS、OUTO、SxOxB、RAPES、Nightmare…etc.のバンドにピンときた人にはお薦めの一冊。
上記のバンドのライブと言えば、喧嘩、暴力沙汰が付き物で、数々の噂や実話が伝説となっています。
私はヘタレなのでハードコアのライブへは行ったことがなく、専ら家でCDを聴くだけのファンでしたが…
知りたかった裏の話も読めて、めっさ面白いです!
みんな年取ったけど相変わらず厳ついなぁ!
新谷氏率いるレイプスは1987年結成、ZOUOやMOBS解散後の関西ハードコア・シーンを牽引。
メンバーが流動的だったため音源リリースが少なく、アルバムは僅か2枚しかないのが残念です。
私は1991年リリースの1st.『ファイナル・コレクション』のCDしか持ってませんが、これが実にカッコイイ!
メタルコアに拘っている彼ららしいメタリックなサウンドで、メタルも好きな私には堪らない作品です。
一般的にメタルコアといえば、バイオハザード、ヴィジョン・オブ・ディスオーダー辺りを指すのでしょう。
しかしレイプスはそれらとは違いミクスチャー要素は無く、メタルとハードコアの純粋な融合と言えます。
それに彼らはメタルコアというジャンルが確立する以前から“メタルコア”を掲げていましたし。
ミクスチャーとかオルタナと呼ばれる音楽が嫌いな私は、レイプスこそがメタルコアだ!と言いたい。
クイック・ジャパンVOL.11(1996年12月発売)と『ファイナル・コレクション』。
レイプスと言えば、数々の暴力的な逸話があり、しかしレイプスを知る者は誰も口にしません。
所謂タブーとされており、恐れてレイプスの「レ」の字も出しません。
クイック・ジャパン11号はそんなレイプスの新谷氏が表紙で、メンバーのロング・インタビューを掲載。
数々の暴力的逸話についての、本人達からの反論が収められています。
(クイック・ジャパンVOL.11より)
現在のクイック・ジャパンとは随分と趣きが異なり、1994年創刊当初はディープなサブカル誌でした。
この11号でも特集がなんと!タコやガセネタで知られる「山崎春美」で、貴重な情報と写真が満載。
連載「消えたマンガ家」では、“少女マンガ家はなぜ教祖になるのか?”として「山本鈴美香」を特集。
赤田祐一氏が編集長だった頃(創刊~18号)のクイック・ジャパンは本当に面白い本でした。
話が少々脱線しました。
本書「関西ハードコア」で、SxOxBのページが私には特に大きな収穫でした。
私が国内で一番好きなハードコア・バンドが、TOTTSUAN氏がいた頃のSxOxBなんです。
SxOxBの中心人物ヤスエ氏(ds)、オセキ氏(g)、そして当時から交流のあった新谷氏のインタビュー。
バンド結成からトッツァンの謎の死まで、SxOxBの真相に迫った貴重なインタビューです。
中でも何故トイズファクトリーの諸作が廃盤になったのかが分かる、その辺りのくだりに感激しました。
まさかトイズファクトリーから2人のメンバーを切って「B'zみたいになれ」と言われていたとは!
メジャー・レーベルなんて、どこもクソですね。
グラインドコアの初期はもちろん、その後デスメタルっぽくなっても、トッツァン在籍時のは全て好き。
当時の写真もふんだんに掲載。
ZOUO、RAPES、MOBS、SELTIC FROST、OUTO…みんな厳ついなぁ。
そして、本書に登場するバンドで断トツで知名度が高いのが…
ラフィン・ノーズ!
チャーミー氏とPON氏が、NASHI時代も含めた関西時代のラフィンについて語っています。
ハードコア・パンク黎明期から活動していたお二人の話からは、時代の重みを感じます。
本書は、これから関西ハードコアを聴いてみようと思っている方の手引きには全くなりません。
バンドの音楽性や作品紹介などが書かれた本ではないのでご注意ください。
しかし当時のシーンについて赤裸々に語られており、興味があれば面白く読めると思います。
以上です。
まー。
■先月(5月)の収穫Nicolas Masson/Roberto Pianca/Emanuele Maniscalco 『Third Reel』
高柳昌行・阿部薫・山崎弘 『ジャズベッド』
阿部薫 『ソロ・19770916@札幌・アイラー』
DISCLOSE 『RAW BRUTAL ASSAULT vol.2』
ポートノイ,シーン,マカパイン,シェリニアン 『ライヴ・イン・TOKYO』(2CD+1DVD)
Silver Mountain 『Before The Storm(Demo 1980)』
マンフレッド・ショーフ・ミーツ・山下洋輔トリオ 『ディスタント・サンダー』
マイク・スターン 『ファット・タイム』
TERJE RYPDAL & THE CHASERS 『BLUE』
高柳昌行・阿部薫 『ステーション'70』
スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『オン・ジ・エッジ・オブ・トゥモロウ』
スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『リズム・ピープル』
ミック・カーン 『イーチ・アイ・ア・パス』
フループ 『当世仮面舞踏会』
UFO 『UFOライヴ』
Sojaruun 『Org』
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フランク・ライト…ひたすらフリーキーにブローしまくるテナー奏者
7月5日(日)
みなさま
ごまー
土日の休日になると散財が激しくて困ったものです。
昨日はサックス練習のために外出したのに、行きしな途中で雨が降ってきたので練習はやめ。
雨が止むまでの時間潰しのため、そのままディスクユニオンへ向かいました。
ユニオンへ行くと手ぶらでは帰れない…CDを3枚購入。
雨も止んでたので扇町公園で記念撮影↓
走ってるバスが歪んでるね。
●ジャコ・パストリアス 『ジャズ・コンサート・イン・マルティニーク』 ¥1450
●PATTY WATERS 『Live』 ¥1650から10%OFF
●ダークスローン 『F.O.A.D.』 ¥1550から20%OFF
合計¥4175也
パティ・ウォータースがいつの間にかライブ盤を出していた!
2018年4月のライブで、去年リリースされたみたいです。
ESPの名盤『カレッジ・ツアー』ほどの衝撃は無いけど、老いても聴けばすぐ彼女と分かるのが嬉しい。
ピアノは盟友と言うべき、かのバートン・グリーンで、彼も聴けばすぐに分かるプレイで嬉しい!
ブラック、ブラック、ブラック、ブラ~ック!
50年以上経った現在もやっぱり怖いっ!
話モドス。
CDを買ったあとは、堂島アバンザのジュンク堂へ行きました。
そしたら鉄道のコーナーで私の大好きそうな本が発売されていたー!
モッチロ~ン! 喜んで購入。
楽器ケース背負って自転車であちこち行ってたら、もう疲れました。
サックスの練習には行かず、もう帰宅することにしました。
相変わらずサックス練習に対するモチベーションは下がりっぱなしですのだ。
途中、靭公園に寄って、ジュンク堂で買った本を記念撮影↓
旧型国電の72・73系電車の本です。 ¥3200也。
旧型国電の中でも特に好きな電車、72・73系。
それにしても昨日は1日で7375円も散財してしまいましたのだ。う~。
本の中身をチラ見せ↓
旧型国電でも特に後期の全金属製車両が好きです。
いや~、全金車のクハ79は堪りませんねぇ~。
どぉ?欲しくなったでしょ?この本。
「・・・・・・」
あれっ? (同意得られず。)
【ちょっとだけ関連記事】
京阪3000系、TOMIX富山港線72・73系、B・スプリングスティーン…etc. 2016-10-31
https://ameblo.jp/avant-sax/entry-12212655909.html
さて、今日ですが、サックスの練習は全くやる気が起こらないのでやめ。
昨日ユニオンで買わなかったけどやっぱり気になるCDを買いに行きました。(こんなんばっかりや。)
行きしな日本橋のDISC J.J.に寄ってみたー。
そしたら、ずっと買うつもりだったCDを中古で安く発見!
モッチロ~ン!喜んで購入&日本橋公園で記念撮影↓
中島みゆきのカバー集『元気ですか/カバー・バージョン集』。 ¥1500也。
2006年発売なんですが、私の嫌いな歌手が結構入ってるのでなかなか買う気にならなかったんです。
けど、やっぱり中島さん関連は持っておきたくてやっと購入。
新品同様の良い状態の物を安く買えてヨカッタヨカッタ◎
このあと、久々に北堀江にある中古レコード屋「○か×」へ行ってみました。
そしたらまた掘り出し物を発見!
中島みゆき、スティング、ワム!で探してたアナログレコードがありました。
たぶん売れないだろうから、この後ユニオンへも行くので、帰りにまた寄って買うことにしました。
ディスクユニオンに到着。やっぱりユニオンはスゴイ!
昨日来たばかりなのに、今日もなんやかんやと掘り出し物を発見。
昨日買わなかったパトゥとドルフィーだけのつもりが、結局6点も購入。
買ったCDを記念撮影するために扇町公園に行ってみたら、人がいたので撮影は断念。
とりあえず一番の掘り出し物、キング・ダイアモンドのフィギュアだけをなんとか撮影。
昔懐かしいケナー社のスターウォーズのフィギュア風の
ブリスターパッケージがいいね◎ ¥2200也。
ついでに懐かしいビデオクリップを貼り付けておくね↓
アンディ・ラロックとマイケル・デナーのツイン・リードが最高!
やっぱりアルバム『アビゲイル』(1987)が最高傑作だと思う。
撮影できなかったので一応… 買ったCDは以下の5点↓
●パトゥ 『ホールド・ユア・ファイア+3』 \1350
●タンジェリン・ドリーム 『ルビコン[2CDエディション]』(2CD) \2850
●FRANK WRIGHT TRIO 『FRANK WRIGHT TRIO』 \850
●エリック・ドルフィー 『ウップサラ・コンサート Vol.1』 \1200
●フィル・ウッズ=ジーン・クイル 『フィル・アンド・クイル』 \100
フィル・ウッズのソニー1000円廉価盤は、帯付き美品で100円!
なんと100円ですぞ!ユニオンさいこう◎
しかし、フィギュアも含めて合計8550円の散財。
そして、行きしな買わなかった○か×へ再度寄ってみました。
しかし既に買い過ぎでお金がヤバいので、中島さんのLPだけを購入。
んで、帰りにまた日本橋公園へ寄って記念撮影↓
無理矢理スズメと一緒に撮影。
中島みゆきの1986年のアルバム『36.5゚C』。 2160円也。うーん、ちと高いなぁ。
帯破れ小、歌詞カード傷みとシワ多etc.状態は少々悪いけど、まぁいいや。
ワム!は今回は検討、スティングは近日中にまた買いに行こうと思います。
○か×はちょっと値段が高いねぇ。もう少し安ければもっと利用するのに…
帰り通天閣の近くで、ユニオンで買ったCDのうちの1枚だけを撮影してみた↓
今日の通天閣の色は黄色。
逆光でジャケットがよく分かりませんが、ESP DISK'のフランク・ライト・トリオのファーストです。
昔(27年前)、国内盤が出た時に買わなかったことを後悔していた1枚。
残念ながら輸入盤ですが、輸入盤ですら今や入手困難みたいです。
ということで、今日は
フランク・ライトについて書きたいと思います。
「ええーっ?!今から書くの?」
そうです、ここからがやっと本題です。
今までダラダラと書いてきたのは前書きというか、他人様にはどうでもいい自分の日記でした。
失礼しました。
文章が長い、更新頻度が低い、一般受けしない内容、映えない写真満載…
言わばアクセス数の低いブログの見本でございます。よろしくお願いします。
まずは、ESP DISK'について…
1964年から1975年までの10年間以上に亘って、ニューヨークの音楽シーン(主にフリージャズやアンダーグラウンドなロック、サイケ、フォークなど)を紹介し続けたインディペンデント・レーベル“ESP DISK'”。それは新進気鋭の弁護士でもあったバーナード・ストールマンによって創設。レーベル名は世界共通語である“Esperanto”にちなんで名付けられました。アルバート・アイラー『スピリチュアル・ユニティ』、パティー・ウォータース『カレッジ・ツアー』、スティーヴ・レイシー『森と動物園』etc.多くの名盤を残した反面、ほとんど素人のような作品やとんでもない珍盤・奇盤も多く、またアーティストへの支払いが悪いとか、無断リリースといった悪評も高かったようです。とはいえ60年代フリージャズのシンボリックな存在であり、その功績は永遠に評価されて然るべき偉大なレーベルなのです。なお、バーナード・ストールマンは2015年4月19日、大腸がんのため85歳で他界。
1993年のヴィーナスレコードからの国内盤CD化では、ジャズ部門の全52タイトルがリリースされました(うち1タイトル、アルバート・アイラー『ベルズ』は非売品の特典盤)。私は約半分の27枚買ったはずです。本当は全部揃えたかったけど、さすがに全部は買えませんでした。今思えば、無理してでも買うべきだったなと後悔しています。
当時のヴィーナスレコードのESP国内盤CDカタログ
フランク・ライトはESPに2枚アルバムを残しており、セカンド『ユア・プレイヤー』は国内盤CD化の際に買いました。ファーストを買わなかったことは、さほど気にしてなかったのですが、あることがきっかけで無性に欲しくなってきたのです。それは現代シカゴ派フリージャズのリード奏者、ケン・ヴァンダーマークのフリージャズ・クラシックスをカヴァーしたアルバムを買ったら、F・ライトのファースト収録曲をやっていたから。VANDERMARK 5 『FREE JAZZ CLASSICS VOL.1 & 2』と『VOL.3 & 4』。
フランク・ライトは、1935年7月9日、ミシシッピー州グレナダ生まれ。メンフィスで分益小作農民をしていた両親の都合により、オハイオ州のクリーヴランドへ移住。ライトはそこでアルバート&ドンのアイラー兄弟と知り合い、共に成長することになります。ライトとアイラーは幼馴染みだったんですね。ライトが初めて手にした楽器はサックスではなく、なんとベースでした。主に地元のブルース/R&Bバンドでベーシストとして活動し、ボビー・ブランドやBBキングのバックを務めたりもしました。
アルバート・アイラーの影響もあって、ライトは10代後半、ベースからテナー・サックスへと転向します。北欧から戻ったアイラーとほぼ時を同じくしてライトはニューヨークへ進出。64年にはコルトレーンと出会い共演も果たし、アイラー、コルトレーンの2人からの強い影響を受けつつ強力なテナー奏者へと成長、60年代フリージャズ・ムーブメントの一翼を担いました。60年代末には多くのジャズメン同様に米国のシーンに見切りを付け、欧州に活路を求めパリへ渡りBYGレーベルを中心に活躍。77年には一時ニューヨークに戻りますが、以降は欧州、米国を股に掛けて活躍しました。1990年(CDのライナーノーツでは6月16日、Wikipediaでは5月17日)、欧州にて急逝。54歳という早すぎる死でした。
ブレッツマン、S.ウェア、チャールズ・ゲイル、そしてライトという、怪物テナー4人の揃い踏み!FRANK WRIGHT TRIO 『FRANK WRIGHT TRIO』
アイラーの最高傑作『スピリチュアル・ユニティー』(1964)と同じESP-DISK'からリリースされた、ライトの初レコーディングにして初リーダー作。1965年11月11日録音。ヘンリー・グライムス(b)、トム・プライス(ds)とのトリオ編成のため、ライトのテナーを存分に味わえるという、フリーの苦手な人には拷問のような作品。というのもライトの演奏スタイルが、ひたすら咆哮!とにかく吠える!というもの。あちこちでよくアイラー的なスタイルと書かれているのを目にしますが、アイラーというよりアーサー・ドイルのような、けたたましくブローすることこそが信条のようなテナー奏者です。
Wikipediaにある「テナー・サックスを必死に吹くスタイルで知られていた。」という解説には、もうちょっといい言い方ないんかいっ!とツッコみたくなりますが、確かに誰が聴いても「必死に」吹いていると感じるでしょうから決して間違いではありません。「フリージャズなんてデタラメだ!」と言う人がよくいますが、本作のテナー演奏を前にして言われれば「はい、確かにそうです。」と答えるしかなさそうです。しかし私はこういうの大好きです。これは理屈ではなく感覚的なものなので仕方がない。
ベースのヘンリー・グライムスは流石!“冴え渡る”という言葉がピッタリな素晴らしい演奏をしています。因みにグライムスは今年の4月15日、新型コロナの合併症により84歳で亡くなりました。彼とジュゼッピ・ローガンの訃報を、私は吉田野乃子さんのTwitterで知ったのですが、「ジュセッピさんとヘンリーさんは我らNY若手インプロミュージシャンみんなにとってのおじいちゃんでした。」のくだりが、本場仕込みの野乃子さんならではだなぁ、と妙な感心をしてしまいました。フランク・ライト 『ユア・プレイヤー』
1994年のヴィーナスレコード国内盤再発の時に買った、ライトのセカンド・アルバム。トリオだったファーストとは打って変わり、ピアノレスで3ホーンのクインテット編成。よりパワフルなアルバムに仕上がっています。しかしフリーキー一辺倒ではなく、3管によるアンサンブルも聴くことができ、その点ではアイラーのスタイルに近いとも言えます。パーソネルはライト(ts)、アーサー・ジョーンズ(as)、ジャック・カウシル(tp)、スティーヴ・ティントウェス(b)、ムハマッド・アリ(ds)。
早速1曲目「The Lady」の冒頭から、3管による重厚なアンサンブルで幕開けです。この物悲しいメロディーはアーサー・ジョーンズによるもの。アルバム全5曲中、残りの4曲は全てライトの作曲となります。3曲目「No End」などはまるで軍隊のラッパのようなメロディーで、これこそアイラーの影響を感じさせます。
前半3曲は7分台でしたが、後半の2曲(恐らくアナログではここからがB面)は12分台と15分台という長尺な曲を配し、本クインテットの本領が発揮されます。鳥か動物の鳴き声のようなけたたましいコレクティヴ・インプロヴィゼ―ションで始まる「Fire Of Spirits」は、まさにフリージャズの醍醐味といえる曲。ラストのタイトル曲「Your Prayer」は、日本の「さくらさくら」を彷彿させるメロディーで厳かに始まり、タイトル通り宗教的な雰囲気を湛えています。終盤には祈りのような、と言うよりうめき声のようなヴォイスが現れますます宗教性を帯びますが、やがて再び「さくらさくら」風メロディーが奏でられてアルバムは幕を下ろします。
最後に本作に参加のメンバーについて、あまり知られていないと思うので紹介しておきます。アーサー・ジョーンズはアイラーと同じクリーヴランド出身。65年にニューヨークのフリージャズ・シーンに登場、本作がレコーディング・デビューとなります。ジャック・カウシルは1939年パリ生まれのアフリカン・フレンチで、16歳でコルネットを始めています。デビューはサニー・マレイのESP盤。ジョーンズもカウシルも、60年代末にはライトと同様でパリへ渡仏、BYGレーベルを中心に活躍しました。しかしジョーンズは75年のアーチー・シェップ『ビジュー』への参加を最後に消息を断ってしまいました。カーシルもその後の消息は分かっていません。
スティーヴ・ティントウェスは、ファースト『FRANK WRIGHT TRIO』に参加したトム・プライスと共に、同じくESPのパティー・ウォータースのデビュー作『シングス』にも参加し、しばらくはバートン・グリーンと共演。70年代にはアイラーのラスト・レコーディングに参加して一躍その名を広めますが、間もなくシーンから姿を消してしまいました。最後にムハマッド・アリですが、晩年コルトレーンを支えたドラマー、ラシッド・アリの弟で、本作が初レコーディング。アイラー、ノア・ハワード、アーチー・シェップ等との録音を残していますが、83年録音のボビー・ヒュー・トリオ『ラプソディ・イン・フュー』を最後に彼もまた、その名をシーンで見掛けることはなくなりました。
ファースト『FRANK WRIGHT TRIO』に参加のドラマー、トム・プライスについては、生まれもその後の消息も何もかも全くと言っていいほど分かっていません。ただ、この時期にESP-DISK'の4枚のアルバムに参加したという事実のみが知られているという謎のドラマーです。その4枚とは、フランク・ライト・トリオ(ESP-1023)、バートン・グリーン・クワルテット(ESP-1024)、パティー・ウォータース『シングス』(ESP-1025)、ヘンリー・グライムス・トリオ『ザ・コール』(ESP-1026)。全て1965年後半~1966年初頭に録音されており、その前後の活動については不明です。
以上です。
今回もダラダラ長くなってしまいました。
正直、前半の読むのがしんどい日記は要りませんね。
しかし、書かないと気が済みませんでした。
まー。
■先月(6月)の収穫anthony braxton 『quartet (mestre) 2008』
ALCATRAZZ 『LIVE'83』
Maria Schneider Orchestra 『Concert in the Garden』
ルネッサンス 『碧の幻想』
POGROM 『MORT AU PEUPLE』
PERMIXTIO 『IL CANTO DEI SEPOLCRI』
WYRD 『HEATHEN』
METTE RASMUSSEN / TASHI DORJI / TYLER DAMON 『TO THE ANIMAL KINGDOM』
折笠愛 『mono-gatari』(CD+DVD)
ギル・エヴァンス・オーケストラ・フィーチュアリング・ジャコ・パストリアス 『ライヴ・イン・ジャパン1984』
Albert Ayler Quartet 『Copenhagen Live 1964』
『歌縁-中島みゆき RESPECT LIVE 2015-』
HAGANE 『Episode 0』
スティング 『ブルー・タートルの夢』(LP)
デビッド・ボウイー 『ゴールデン・イヤーズ』(LP)
中島みゆき 『御色なおし』(LP)
Albert Ayler Trio 1964 『Prophecy Revisited』
梅津和時 KIKI Band 『ライブ・アット・メールス・ジャズ・フェスティバル』
M-BASEコレクティヴ 『アナトミー・オブ・ア・グルーヴ』
ポポル・ヴー 『雅歌』
渡辺美里 『harvest』(3CD+Blu-ray)
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鋲ジャン × ハードコア・パンク
8月14日(金)
みなさま
ごまー
先日ベルト買いましてん↓
ウェンディーズ・オブ・ロンドンのピラミッド2連スタッズ・ベルト。
ええ歳こいて、またこんな物を…
パンクス御用達の鋲打ちレザー・アクセサリーの老舗ブランド、ウェンディーズ・オブ・ロンドン。
私は20代終わり頃からウェンディーズのベルトを愛用しています。
最初に買ったそのベルトは鋲無しのプレーン・タイプでした。
装飾が一切無いので毎日仕事(当時CD店勤務)で着用してました。
30年以上経った今でもたまに使っており、とても長持ちしています。
同じ頃にピラミッド鋲のジョニー・ロットン・モデルも買いましたが、ベルト幅が広くて失敗でした。
ズボンのベルトループに通らなくて、通常のベルトとしての使い方が出来なくて…
高い買い物だったのに結局はタンスの肥やしとなりました。
そして3年ほど前にも、ええ歳こいて急にスタッズ・ベルトが欲しくなり、久々にウェンディーズを購入。
ちゃんとベルトループに通せる幅の物を買いました↓
ロンドンコーン(コニカル)スタッズ2連タイプです。
休日はいつもこれを着用して楽器ケースを背負って、自転車で練習や買い物に出掛けています。
そのせいで、ほとんどのTシャツの後ろの裾が穴だらけでボロボロです。
今年の盆休みは8日(土)~16日(日)の9日間。
残すところ明日、あさっての2日となってしまいました。
コロナ禍の自粛期間以降、めっきりやる気を無くしているサックスの練習ですが…
この連休中、嫌々ながらもほぼ毎日やってます。
あっ、語尾がちゃんと「す。」になってる!
今日も午前中からアルトの練習。
しかし昼前になると日陰が無くなり、もろ直射日光に晒されるので練習終了。
今年の夏よく聞く「危険な暑さ」っていうやつです。
練習のあとは、おととい発売されたブラック・サバスの本を買いにマルビルのTへ行きました。
サバスの本と、ついでにBOLLOCKSというパンク雑誌も購入。
表紙でくっきー!の着ている鋲ジャンがメガシブで、それ目当てで買ってしまいました。
あっそうそう、マルビルのTと同じフロアーに春に開店した、ししょう(北嶋建也)氏の中古レコ屋。
ちょっと覗こうかと思ったけど、荷物が多かったので今日はやめ。
看板だけ撮影しました↓
また今度ゆっくり見に来よう。そうしよう。
そのあとは、暑いけど八軒屋浜へアヒルちゃんを見に行きました。
さっき買った本をアヒルちゃんと一緒に記念撮影したかったけど…
やっぱり人目が気になって出来ず。
アヒルちゃん、11年振りの八軒屋浜です。
毛馬桜之宮公園に寄って、買った本を記念撮影して、ちょっと休憩。
くっきー!が表紙のBOLLOCKSをペラペラ眺める。
鋲ジャン激シブ!
鋲の打ち方、ペイント、それらの位置や間隔etc.実にバランスもよく凄いハイセンス!
殺害塩化ビニールの丸殺バッジも付けてるね。
それにしても鋲の数が半端ではありません。何日掛かったんやろ?
そうこうしているうちに午後2時を回り、酷暑もピークに。
冗談抜きで危険な暑さなので、もう帰宅することにしました。
帰宅したらアマゾンから届いてた↓
わーい!シンディ・ローパー 『シーズ・ソー・アンユージュアル30周年記念盤』(2CD+DVD)
初回生産限定なので、そろそろ買っておこうと思って…
と言いつつ、2014年の発売から随分経ってるけど、一向に完売する気配はないね。
シンディのファースト『N.Y.ダンステリア』は、私にとってベスト5に入る生涯の愛聴盤なのだ。
もう35年以上も経つのに、何回聴いてもおセンチな気分になるワシ。
さて、今日の話題は鋲ジャンDEATH!!!!
YouTubeでくっきー!の着ている鋲ジャンのセンスの良さに感心して、これは記事にせねば!と。
その動画がこちら↓
片方のみ白襟、袖はターコイズ!メガシブ!
背中にはCOCKNEY REJECTS、腰にはCRASSのパッチも付いてるね。
鋲ジャン作製の動画もアップされています。
作製過程の動画が4回と、お披露目動画が公開されています。
「総作業時間 約拾参時間半」!!
さすが器用なんでしょうね、早いねぇ。私だったら3ヵ月かけても完成させられへんと思うー。
くっきー!といえば、白塗りものまねやチェチェナちゃん等、その芸/作品は前例がなく実に衝撃的!
キャラ的にはあまり好きな人ではないのですが、その才能、センスの良さは認めざるを得ません。
そんな彼が鋲ジャンを作るのなんて朝飯前。しかもめっちゃセンスいい!
絵が上手いというのはホント羨ましい。私、物を作るのは好きですが、絵は苦手でして…
鋲ジャンには昔から憧れてはいるけど、実際に着る勇気は全くないヘタレな私。
そんな私が20代後半の頃、穴が空くほど眺めていた本…
まさに鋲ジャンのバイブル的な本↓
「バースト・マニアックス VOL.1」
左が1997年発行、右は〈保存版〉として内容が若干変更されて1999年に発行。
けど、鋲ジャンの記事はどちらも巻頭の6~31ページまでで内容も全く一緒です。
因みにそれ以外の記事はタトゥー、ドラッグ、その他エログロなものが多くて読後感が良くないです。
鋲ジャンの記事をチラ見せ↓
この2人の鋲ジャンは最強!
パンクスの彼らは皆、試行錯誤を繰り返しそれなりの経験や考えで鋲ジャンを着ているのだ。
鋲ジャンはアティテュードが大切なのであり、例えばランシドなんてのはクソだ!という。
右の人の鋲ジャンを見たランシドの奴らは「スゲェ!いくらで売ってくれる?言い値で買うぜ!」って…
鋲ジャンパンクスってのはそうじゃないだろ、「自分で作れよ!」と。
ラフィン・ノーズは初期AAのコンピCDしか持ってません。
メジャーに行くとポップになるので…
“HOW TO BUILD 鋲ジャン”のページもあるよ。
ドーデモイイけど、私のライダースの左襟に付けてる缶バッジ↓
●666のシド・モデル
アナーコパンクのコンフリクト、PiL、らくだマキマキ(猛毒)のバッジ。
20代半ばで買った2着目のライダースです。
●666のシープスキンUKハードコア・モデル
こちらは硬派にエクスプロイテッド、コンフリクト、クラス。
シド・モデルのあとに買った3着目。
とにかくキチキチのを着たくて、けどサイズ小さすぎました。満腹の食後に着るとマジ戻します(危)
以上の666のライダース、2着ともかなり古いモデルで90年代後半に購入したもの。
缶バッジも当時はまってた殺害塩化ビニールから王道ハードコアやクラス系etc.をチョイス。
鋲を打つ根性がない代わりに、左襟にだけでもお気に入りバンドのバッジで自己主張というワケです。
その後もライダースはちょこちょこ買ってますが、ほとんどが2万円以下のパキスタン製の安物です。
因みに人生初のライダースはショットのダブルでしたが、サイズ失敗(大きかった)ですぐに売りました。
それにショットはアメリカンなのでやっぱり私には馴染めません。
本当はルイスレザーのライトニングを1着ぐらい持ちたいけど、今の仕事の給料では到底無理です。
まぁ、1年間CD買うのを我慢すれば余裕で買えるけどね。
鋲ジャンが格好いいCDジャケットを集めてみました。
と書き出したものの、家にあるCDでジャケットに鋲ジャンの写ってるものって意外とありませんでした。
有名どころといえばディスチャージのEP「Realities of War」や、G.B.H.のEP「GIVE ME FIRE」ですが…
私、持ってないので、もう苦しまぎれで所有してるものの中から何とか集めてみました。
●エクスプロイテッド 『トゥループス・オブ・トゥモロー』
英国3大ハードコア・バンド、すなわちディスチャージ、G.B.H.、エクスプロイテッドのどれかは載せねばと思いつつも、鋲ジャンの写ってるジャケのCDを持っていないという…(困)。なので無理矢理このイラストのジャケのエクスプロイテッドのセカンド(1982年)を。ワッティーの青袖、赤襟のカラフルな鋲ジャンは、モノクロなディスチャージとは対照的だ。ワッティーはまだ10代の頃、陸軍兵士としてドイツに駐屯中の時にピストルズ等のパンク・ロックを初めて聴きパンクの洗礼を受けたという。そして軍隊でもパンク・ファッションをしていたことで独房に入れられ、やがて除隊。筋金入りのパンクスだ。
ワッティーの青袖鋲ジャンを確認できる動画↓
この曲は速くないのであまり好きではないけど…
●V.A. 『PUNK AND DISORDERLY』
『UK / DK』と並ぶ80sハードコア・オムニバスの金字塔。G.B.H.、ディスオーダー、カオスUKなどのハードコアはもちろん、ブリッツ、レッド・アラートらOi!系、、米国のデッド・ケネディーズ、U.K.ディケイといったアナーコ寄りのポスト・パンクまで収録。ジャケットの左の人が着ているツギハギジャンは、恐らく英国メーカーの「MADE IN KOREA」のやつで今や入手激困難。長年の憧れだ。
●カオスU.K. 『トータル・カオス』
ディスチャージらが英ハードコア・パンク第一世代ならば、カオスU.K.はディスオーダーと並び第二世代の雄だ。第一世代らよりギターはジージーと更にノイジーになり、ノイズ・コアとも呼ばれます。本作はそんなカオスU.K.の初期コンピで、ファースト・アルバムの全曲にシングル曲を追加したもの。
●THE DEFECTS 『DEFECTIVE BREAKDOWN』
アイルランドはベルファスト出身のハードコア・バンド、ディフェクツ。1982年のファースト・アルバムに3枚のシングルを追加収録したCD。裏ジャケットに3枚のシングルのジャケットが載っており、左下の「SURVIVAL / BRUTALITY」のジャケがメガシブ!これぞハードコア! そんな彼らだが、サウンドの方はディスチャージのような2ビートで畳み掛ける速い曲よりも、初期パンクからの影響が色濃いキャッチーさが特徴。白状すると、私はポップなパンク・ロックは好みではない。
CDケースのトレイ下の写真↓
右襟をビッシリ埋め尽くしているのはピラミッド鋲だ!
●ABRASIVE WHEELS 『WHEN THE PUNKS GO MARCHING IN!』
リーズ出身のアブレイシヴ・ホイールズ。1982年のファースト・アルバムに初期3枚のシングルを追加収録したCD。このジャケットも格好良くて最高だが、サウンドはハードコアの要素もあるけどキャッチーで結構ポップ。1曲目「VICIOUS CIRCLE」のようなハードコアな速い曲は最高だけど、ポップな曲は正直私にはしんどい。ラフィン・ノーズが影響を受けたというのも納得で、パンク版「聖者の行進」やってます。1984年のセカンド・アルバムになるとハードコアの要素は完全に後退し、もはやパンクとも言えないロックンロールなバンドになってしまう。(それはそれで評価は高く佳作ではあるのだが…)
●INSTANT AGONY 『OUT OF THE EIGHTIES ‐ PUNK SINGLES & RARITIES 1981-84』
表ジャケには鋲ジャン姿のメンバーが載ってるのだが、これまたよく見えないね。「THINK OF ENGLAND」(1982)、「FASHION PARADE」(1982)、「NO SIGN OF LIFE!」(1983)、「NICELY DOES IT !!」(1984)と4枚のシングルをリリースしながらアルバムを残せなかったインスタント・アゴニー。本作は4枚のシングル全10曲に、未発表デモ8曲を加えたCD。最初の2枚のシングルは畳み掛けの高速ハードコア曲で最高なのに、3枚目以降は急に攻撃性が失われ4枚目に至っては哀愁すら感じる曲調になってしまった。5曲目「ANTIPOLICE」こそがハードコアの神髄!
●BLITZ 『BLITZED ‐ AN ALL OUT ATTACK』
Oi!パンクも紹介しよう。ハードコアとOi!はサウンドの傾向だけでなくファッションも異なり、あまり鋲ジャン姿は見られない。Oi!パンクの代表ブリッツは、パンクス2人+スキンズ2人によって1980年にマンチェスターで結成。どちらがパンクスでスキンズかは、メンバーの出で立ちから一目瞭然。これまた表ジャケの写真は鋲ジャンがよく見えないので、インナーの写真も載せとくね。本作はライブとデモ音源をまとめたレア音源集だけど、ファン必聴盤だ。デモはオリジナル・アルバムより荒々しくて激シブ。このバンドも初期だけで、次第につまらないニューウェイヴ・バンドになってしまう。
●ANTISOCIAL 『BATTLE SCARRED SKINHEADS ‐ THE BEST OF ANTI SOCIAL』
ジャケットに鋲ジャン姿がないのに選んでしまった。1981年ブラックプールにて(コックニー・リジェクツの名曲にちなんで)“Hate Of The City”という名のバンドを6人で結成、改名して4人組となるOi!バンド、ANTISOCIAL。如何にもOi!なジャケットが激シブのベスト盤。3枚のシングル、「MADE IN ENGLAND」(1982)、「TO MANY PEOPLE」(1982)、「OFICIAL HOOLIGAN E.P.」(1983)の全曲と、バンドにとってのファースト・リリースであるデモ『NEW PUNKS』(1981)を収録したマスト盤だ。Oi!パンクながらもかなりハードコア寄りの音で、痛快な畳み掛けサウンドはハードコア・ファンも大満足。裏ジャケに3枚のシングルのジャケ写が載っており、1st.EP「MADE IN ENGLAND」で鋲ジャン姿を確認できる。因みに2nd.EPのジャケに使われている有名な死体写真はジョン・ゾーン『ネイキッド・シティ』でもお馴染み、ウィージー(アーサー・フェリグ)の作品。
●ガイ 『トータル・コントロール』
日本のバンドも紹介しよう。80年代、世界に誇る博多の伝説的ノイズ・コア・バンド“GAI(害)”の81~85年のデモやライブ音源をまとめたCD。またまた鋲ジャンが不鮮明だが、もうそんなことはどーでもよい。かのエクストリーム・ノイズ・テラーやドロップ・デッドなど海外のバンドにも影響を与えた偉大なバンドだ。結成当初はスワンキーズというバンド名だったがガイに改名、のちにまたスワンキーズとなるが次第に音楽性は変わりハードコアの要素は後退していく。
裏ジャケとレーベル面↓
●コンフューズ 『ニュークリア・アディクツEP』
やはり海外の多くのハードコア・バンドに影響を与えた、ガイと双璧をなす博多のノイズ・コア・バンド、コンフューズの1984年のEP。シャーシャー歪みまくりのギターも凄まじいが、それらの演奏に埋もれない鋼のようなヴォーカルも激烈だ。カオスUKの名盤『ショート・シャープ・ショック』に匹敵するノイズコア・サウンド。
●V.A.『ポゴ&オイケストラ』
『PUNK AND DISORDERLY』の2作目のオマージュとおぼしきジャケがメガシブ。1998年リリース、日本のハードコア、Oi!バンドを8組収録したオムニバス。ボロックス、オーダー、ダメージド・ユース、Oi-ヴァルカンズ、ジョニー・ボーイズ、77ブーツ、スパイキー・ジョー、クラップを収録。さっきアマゾン見たら1点だけ中古の出品があり値段が63000円?!誰が買うねん!
●DISCLOSE 『RAW BRUTAL ASSAULT vol.2 』
また鋲ジャンの写ってないジャケットを載せてしまうけど、裏ジャケが強烈な鋲ジャン姿の写真なのでご勘弁を。四国は高知にも熱いハードコア・シーンが存在し、その高知ハードコアを牽引した伝説的バンドがこのDISCLOSEだ。2003年にリリースされた2枚組編集盤『RAW BRUTAL ASSAULT』のVOL.1(1992-1994)とVOL.2(1994-1998)が今年1月に再発、流通分は各666セット限定。“D-BEAT RAW PUNK”とあるようにディスチャージ直系のDISCOREサウンドを極めており、数多ある世界中のDISCOREバンドの中でも最高峰である。リーダの川上秀樹氏は2007年に他界。
2004年のライブ映像ですが貼っておきます↓
●THE CASUALTIES 『DIE HARDS』
最後にアメリカのバンドも紹介しておこう。1990年にニューヨークで結成のストリート・パンク・バンド、カジュアルティーズの2001年の4枚目。米国のバンドにしては珍しい鋲ジャン&スパイキー・ヘアーのルックスは伊達ではなく、まさに英国80'sハードコアなサウンドを聴かせてくれる。ただしディスチャージのようなポリティカル性は皆無で、あくまでも飲んだくれなストリート・パンクスだ。私は本作しか持っていないのだが、YouTube等でこれ以降の音も断片的にチェックしてみたら、どうも音楽性が変わってきて荒々しさが後退したように思える。
今回もダラダラ長くなりましたが、以上です。
まー。
■先月(7月)の収穫渡辺美里 『美里うた Golden BEST』(CD+DVD)
Albert Ayler Quartets 1964 『Spirits To Ghosts Revisited』
ダークスローン 『F.O.A.D.』
ジャコ・パストリアス 『ジャズ・コンサート・イン・マルティニーク ジャコ・パストリアス・ベース・ワークショップ』
PATTY WATERS 『Live』
パトゥ 『ホールド・ユア・ファイア+3』
タンジェリン・ドリーム 『ルビコン[2CDエディション]』(2CD)
FRANK WRIGHT TRIO 『FRANK WRIGHT TRIO』
エリック・ドルフィー 『ウップサラ・コンサート Vol.1』
フィル・ウッズ=ジーン・クイル 『フィル・アンド・クイル』
V.A.『元気ですか/カバー・バージョン集』
中島みゆき 『36.5゚C』(LP)
スティング 『ブリング・オン・ザ・ナイト』(LP)
THE POLICE 『DE DO DO DO, DE DA DA DA / DON'T STAND SO CLOSE TO ME』(EP)
藤圭子 『別れの旅』
U2 『焔』(LP)
バンド・エイド 『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?』(12inch)
john tchicai & yusef komunyakaa 『love notes from the madhouse』
中島みゆき 『元気ですか』
スコット・ヘンダーソン 『スピアーズ』
Jojo Hiroshige 『Little Something』
中島みゆき 『みんな去ってしまった』(LP)
ウェザー・リポート 『8:30』(LP)
秋山羊子 『狂った手』
オーネット・コールマン 『イン・オール・ランゲージズ』
スティーヴ・コールマン&デイヴ・ホランド 『フェイズ=スペイス』
デビッド・ボウイ 『レッツ・ダンス』(LP)
デビッド・ボウイ 『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』(LP)
インキャパシタンツ 『Survival of the Laziest』
インキャパシタンツ 『ズヴネリー』
ギル・エヴァンス 『プレイズ・ジミ・ヘンドリックス +5』
ギル・エヴァンス 『時の歩廊 +3』
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アヒルちゃんが11年振りに八軒家浜に帰ってきた!(S・モーズ、ヘビメタ、山口小夜子…etc.)
8月31日(月)
ちかごろのわたしのいやし↓
かわいいなぁ。
実はペコちゃん大好きなワシ。
練習の行き帰り、この前を通る度に頬が緩んでしまう今年51歳のオッサンですのだ。
みなさま
ごまー
このコロナ禍の中、アヒルちゃんが八軒家浜に帰ってきました。
水都大阪に2009年に初登場したのが、ここ八軒家浜でした。
平日の夜に行くと、会社帰りのサラリーマン&OLのいちゃいちゃカップルだらけで辟易でした。
オフィス街だから仕方ないとはいえ、迷彩パンツ姿でオッサン1人の私はアウェイ感いっぱいでした。
買ったCDをガラケーで記念撮影なんてしようものなら「なんやアイツ」ってな目で見られます。
今回の開催期間は8月1日(土)~8月31日(月)。
本日が最終日ということで、仕事から帰宅して見に行ってきました。
アマゾンから届いたクリーム『フレッシュ・クリーム』をCDウォークマンにセットして…
クラプトンのレスポール、めっちゃいい音してますね。
クラプトンと言えば「ストラト」というぐらい、ソロになってからは専らストラトを愛用していますが…
実は私、クラプトンのストラトの音色(特にレースセンサー使用以降)があまり好きではなくて。
まぁクリームのようなハードなバンドでは、ハムバッカーの太い音でないと埋もれてしまいますしね。
行きしな日本橋のディスクピアに寄ってCDを3枚購入。
200円引きクーポン券の有効期限も今日までなので。
日本橋公園で買ったCDを記念撮影↓
【L⇒R】
●スティーヴ・モーズ・バンド 『サザン・スティール』
●ブルー・オイスター・カルト 『オカルト宣言』
●ブラック・サバス 『リユニオン』
スティーヴ・モーズのは1991年の作品で、ちょうど私がギター製作の学校に通ってた頃でした。
そもそも彼に興味を持ったのは、楽器屋の店頭で流れてた教則ビデオで衝撃を受けたのがきっかけ。
あとHSSHレイアウトのピックアップも気になり、発売当時買うつもりだったけど結局買わなかったCD。
のちにD・パープルに加入しそれが四半世紀にも及ぶと、当時誰が想像出来ただろうか…
ブルー・オイスター・カルトとブラック・サバスは、どちらも「元祖へヴィメタル」とよく言われるけど…
はっきり言おう、どちらもヘヴィメタルではない。
サバスも80年代のトニー・マーティン期には機材の進歩や様式美的音楽性でメタルっぽくなるけど。
確かにブルー・オイスター・カルトはヘヴィメタルの語源となったバンドだけど、音楽性はまた別の話。
まだB・サバスの方がメタルに極めて近いです。
パワーコードのリフでグイグイ曲を引っ張っていく様は確かに早すぎたメタルと言えなくもない。
ヘヴィメタルとハードロックとの違いについて語るのは、長くなるので今回は止めておきますが…
ただ1つだけ言っておきたいのは、Wikipediaに書かれていることはメタル好きからすれば滅茶苦茶です。
ツェッペリンはのちのヘヴィメタルに影響を与えたのは確かでも、全くメタルではありませんから!
あと、「ヘビメタ」という呼称を、メタル好きは蔑称と捉えており激しく嫌います。
30年ほど昔、「たけしの元気が出るテレビ」でイロモノ的に「ヘビメタ」と紹介したのが大きな原因です。
当時メタラーの友人はこの番組に腹を立てていましたが、私は気にせず面白く見てましたけどね。
でも、私もヘビメタと略すのは物凄く嫌です。
そもそも何でも略すのが嫌いで…レッチリ、バドカン、ピーガブ、ジミヘン、いやジミヘンは構わんけど。
略すなら、チリペッパーズやろ! バッド・カンパニー、ピーター・ガブリエルに関しては私は略さない。
もしヘヴィメタルを略すのなら、「メタル」でお願いします。
懐かしいなぁ。今見てもめっちゃオモロいやん!
また話が大きく脱線してしまいました。
話モドス。
アヒルちゃん最終日、行ってきました。
こんなにでかでかとガラケーによる低画質写真を載せるのは、我ながら恥ずかしいです。
今回はライトアップはなし。
それにアヒルちゃんはこっちにお尻を向けていて、正面からのお顔を拝めませんでした。
きっと行き交う船を見守っているのでしょうね。
とまぁカップルが多かったことも含め不満はあったけど、1ヵ月間続いたアヒルちゃんも今日で終わり。
月曜日だというのに、最後に一目見ようと結構多くの人が来てました。
初めて日本にアヒルちゃんが登場した2009年以来の、実に11年振りの八軒屋浜。
11年前といえば、まだ私はCD店に勤めてましたが、その翌年5月には18年勤めた会社を退社。
当時のことを思い出し、感傷的になりました。と言いたいですが、人が多くてそんな気分に浸れず。
本当は人のいない真夜中に行きたかったけど、当然明日は仕事なので…
初めてアヒルちゃんが日本に来たのは、2009年8月22日~9月27日。
但し、初日にアヒルちゃんがしぼんでしまい9月5日から再開されたそうです。
実はこの時、私はまだアヒルちゃんのことを知りませんでした。
私が初めてアヒルちゃんに会ったのは、その次となる同2009年の12月12日~25日開催の時。
12月21日に初めて行って、アヒルちゃんのレプリカも並んで購入しました。
その時の写真があまり残っていなくて、とりあえず5枚ほど残っていました↓
記念すべき最初の1枚。2009年12月21日、15時48分撮影。
向こうの方にレプリカ購入待ちの行列が見えたので、アヒルちゃんは後回しで急いで並びに行きました。
はじめまして、アヒルちゃん!
レプリカを無事購入したあと、改めてきちんとアヒルちゃんを撮影。16時34分。お迎えしたMyアヒルちゃんと記念撮影。
日も暮れてきてライトアップで頬を染めるアヒルちゃん。
以上の4枚は2009年12月21日撮影。
つまんでみたー。 2009年12月23日撮影。
もっとたくさんの、そして別の日にも写真を撮ったのですが…
それらは全て昔やってた魔法のiらんどのブログに載せてたけど、現在そのブログはサービス終了。
同時に思い出の写真たちも、この世から消えてしまったのでした。う~
これらの写真を見てると当時を思い出してしまい、しんみりしてしまいます。
CD不況のため、会社およびCD業界の未来を悲観して辞めたものの、再就職は思うようには行かず…
販売職なんてそういうもの、手に職も持たない40過ぎの中年が就ける仕事なんてそうありません。
なんやかんやで今は小さな町工場で、安月給ながら働いております。
コロナ禍の現在、職を失い大変な苦労をされている方がたくさんおられます。
私は仕事がある分、全然まだ恵まれている方です。
安月給とはいえCDやレコードも買えてるし、アヒルちゃんも見に行けて…
とはいえ今の職場もコロナ禍で仕事が減ってるみたいだし、明日は我が身と言うしかありません。
話を今日の日記に戻します。
アヒルちゃんのあと、近くにある京阪シティモールのジュンク堂天満橋店に寄りました。
前から買おうと思ってた本が、帯付き&綺麗な状態で置いてたので喜んで購入。
帰りしな大阪城公園駅近くで記念撮影↓「山口小夜子 未来を着る人」
アジア人で初めてパリコレに出演した伝説の日本人モデル、山口小夜子さん。
モデルのみに留まらず、女優、パフォーマー、ファッションデザイナー他、多岐にわたり活躍しました。
晩年に近付くほど色んなことをやっていたんですね。
ラッパーA.K.I.との共演で電子音楽と朗読を組み合わせたパフォーマンスを行う山口さん。2005年。
舞踏グループの山海塾とも共演。1986年。
古着のYシャツをドレスに仕立て直したり、空き缶ですらネックレスにしてしまう。(2005年/2004年)
あっ、スティーリー・ダンの「彩(エイジャ)」だっ!(1977年)
白状すると、「エイジャ」のジャケットが山口さんだと、たった今この本で知りました。不覚でした。
名盤ながらまだ持ってないので、こりゃ買わねば。
以上です。
最後に、動画ばっかりで恐縮ですが貼っておきます↓
アヒルちゃん、次はいつ来てくれるかなー?
まー。
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アナログレコードへの回帰
9月30日(水)
みなさま
ごまー
今日で9月も終わり。
時の経つのが早くて嫌になります。
25日(金)から開催中のディスクユニオンの決算セールも今日で最終日。
金、土、日と買いまくったけど、今日は給料日だったのでやっぱり行ってきてしまいましたー。
今日買ったのはCDを6枚。
帰りに扇町公園に寄って必殺の記念撮影↓
●コージー・パウエル『オーヴァー・ザ・トップ』 900円
●コージー・パウエル『サンダーストーム』 980円
C・パウエルのファーストとセカンドの2013年再発盤。当時買い逃して後悔していた2枚。
どちらもゲイリー・ムーア参加で「キラー」「サンセット」等の名曲を収録。
さくらさんの動画を貼っておきますのだ↓
上手いし、若いのにシブいなぁ。
●グリフォン『真夜中の狂宴』 1550円の40%OFF
●グル・グル『不思議の国のグル・グル』 980円
このセール期間中、ずっと買おうかどうしようか悩んでいた2枚。
グリフォンは1992年のポニーキャニオン盤で揃えたいし、グルグルは今更って感じなのだが…
買わずに後悔するより買って後悔する方が精神衛生上は良いのだ!と自分に言い聞かせて購入。
●フィル・ウッズ『アイ・リメンバー』 1450円の40%OFF
●RED RECORDS ALL STARS『TOGETHER AGAIN FOR THE FIRST TIME』 650円の40%OFF
フィル・ウッズはオーケストラをバックにしたアルバムであまり好みじゃないけど、この際なので購入。
RED ALL STARSはジェリー・バーガンジー(ts)参加なので買ってみた。
以上、6枚で4970円也。
今月1ヵ月に買ったCD、レコードの枚数は、なんと62枚。
今まで月に50枚を超えたことなかったので、ダントツで過去最多です。
(買ったリストは次回のブログに載せます。)
明日からしばらくはユニオン断ちしようと思うー。
最低でも1ヵ月間はユニオンへ行くのを我慢したい。(絶対ムリやと思うー。)
しかしこの買い物記事、どーでもよすぎますね。
最初に日付を入れて日記の体裁でずっと続けてきたので、その日あった出来事を書いてるけど…
CDなんてこの日以外にも散々買ってるし、いちいち書いてても仕方がないとは思います。
他にもっと書きたいことが沢山あるけど、作文が苦手で物凄く時間が掛かるのでなかなか書けず。
結局、こんな内容のない買い物記事でお茶を濁しております。
そんなこんなで、どーでもよいついでに、さらに買い物記事を続行します↓
今年になって急にアナログレコードを買う量が増えてきました。
それまで滅多に買わなかったのに、2月のユニオンの催事での買い物を皮切りに急に増えました。
9218円もしたけど中島みゆきの『グッバイガール』を買って、やっぱりレコードはいいなぁと再認識。
そもそも多感な学生時代はまだレコードで音楽を聴いてましたから、やっぱりレコードは魅力的です。
アメリカでは今年の上半期、34年ぶりにアナログ盤の売り上げがCDのそれを上回ったそうです。
34年前といえば1986年、ブルース・スプリングスティーンのボックス『THE LIVE』が発売された年。
このボックスのために多くのアメリカ人がCDプレーヤーを購入したと言われている、そんな年でした。
当時私は高2、『THE LIVE』はなんばCITYの新星堂で国内盤のレコードの方を予約して買いました。
ということで、2月に書いた記事以降のレコードの買い物を見せびらかしたいと思います。
買ったレコードは帰りしな必殺の記念撮影をしてますので、以下にその写真を大量に貼ります(困)
●デビッド・ボウイー 『ゴールデン・イヤーズ』
ディスクユニオンで購入。1750円。洋楽を聴き始めた中3の時、レンタル屋で借りた思い出の1枚。
●スティング 『ブルー・タートルの夢』
同じくユニオンで購入。850円。
●中島みゆき 『御色なおし』
ユニオンで900円。既にレコード持ってるけどシュリンク残存の美品なので買い直し。
●中島みゆき『36.5゚C』
○か×で2160円。状態はオビ破れ少、歌詞カードしわ多、使用感大でこの値段は高いなぁ。
●スティング『ブリング・オン・ザ・ナイト』
●THE POLICE 『DE DO DO DO, DE DA DA DA / DON'T STAND SO CLOSE TO ME』(EP)
○か×で3564円と1575円。高いけど『ブリング・オン・ザ・ナイト』のオビ付きがどうしても欲しくて…
●中島みゆき『みんな去ってしまった』
ブックオフ心斎橋店で980円。歌詞カードに「かよこ 淋しくなんかありません。」との書き込みあり。
●ウェザー・リポート『8:30』
ブックオフ心斎橋店で980円。
●デビッド・ボウイ『レッツ・ダンス』
ユニオンで1450円。
●デビッド・ボウイ『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』
ユニオンで1650円。ポスターあり。
●ゲルニカ 『改造への躍動』
ユニオンで2150円。
●スティング 『ナッシング・ライク・ザ・サン』
ユニオンで1200円。
●アルカトラス『ライヴ・センテンス』
ユニオンで780円。ポスターあり。
●ポリス『アウトランドス・ダムール』
ユニオンで1800円。メルマガの入荷情報を見て仕事終わったらマッハで自転車で買いに行った。
●ポリス『白いレガッタ』
ユニオンで1200円。
●イングヴェイ・マルムスティーン『オデッセイ』
ユニオンで1500円。「ヘヴン・トゥナイト」で拒絶反応して、このアルバム全然聴き込んでないなぁ。
●エリック・クラプトン『エリック・クラプトン・ライヴ』
ユニオンで980円。レコードもCDも持ってるけど、オビ付き美品だったので思わず購入。
●ワム!『メイク・イット・ビッグ』
ユニオンで450円。これも少し前にレコードを買い直したけど、こっちの方が綺麗し安かったので…
●ポリス『シンクロニシティー』
○か×で3850円。ファーストとこれは国内盤オビ付きを滅多に見ないので、高かったけど仕方ない。
●中島みゆき『臨月』
DISC J.J.日本橋本店で880円。
●デュラン・デュラン『デュラン・デュラン』
DISC J.J.本店で880円。このファーストとセカンド『リオ』は意外と国内盤オビ付きを見掛けない。
●ウエスト、ブルース&レイング『ホワイ・ドンチャ』
DISC J.J.日本橋本店で1290円。これはCD持ってなくて、まだ聴いたことがないので凄く聴きたい。
●中島みゆき『生きていてもいいですか』
サウンドパックアナログ店で1210円。シュリンク半分破れてるけどタイトルのステッカー残存!
●ワム!『ファンタスティック』
サウンドパックアナログ店で1100円。オビ付き&シュリンク残存の美品。
●ポール・ヤング『ビトゥイーン・トゥー・ファイアーズ』
サウンドパック本店で1100円。
●デュラン・デュラン『セヴン&ザ・ラグド・タイガー』
サウンドパック本店で1100円。
●渡辺美里『eyes』
サウンドパックアナログ店で1210円。シュリンク残存の美品。
●渡辺美里『Lovin' you』
サウンドパックアナログ店で1590円。
●渡辺美里『ribbon』
サウンドパックアナログ店で1210円。シュリンク残存の美品。アナログ後期の作品の割には激安◎
●中島みゆき『親愛なる者へ』
ユニオンで580円。やっぱりユニオンは安いなぁ。
●中島みゆき『生きていてもいいですか』
ユニオンで480円。先日シュリンク半分のを買ったばかりだが、こちらはシュリンク全面残存!
●中島みゆき『寒水魚』
ユニオンで380円。Wジャケなのにシュリンク&ステッカー残存とは珍しい!それにしても安いなぁ。
●イングヴェイ・マルムスティーン『ライジング・フォース』
ユニオンで1600円。再発盤なら2月に買ったが、こちらはオリジナル盤。ポスターあり。
●アルカトラス『アルカトラス』
ユニオンで580円。やっぱりユニオンは安いなぁ。良心的な値段だ。
あと、7月に2枚買ったけど雨だったので写真を撮らなかったものもありました。
U2 『焔』とバンド・エイドの12インチ 『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?』の2枚です。
ディスクユニオンで購入。それぞれ1650円の20%OFF、350円の15%OFFでした。
以上、載せ忘れもあるかも知れませんが、こんなカンジです。
レビューは一切なし、ただ見せびらかしただけの記事でした。
初めて当ブログをご覧になった方は「なんで外で撮ってんの?キモっ。」とお思いかも知れません。
説明すると長くなるので書きませんが、人目を気にしながらも撮影しておるのですよ。
本当はもっと色んな場所、色んな背景で撮りたいのですが、やっぱり人目が気になるので…
9年前のリフォームの事故で失ったレコードを買い戻すつもりで買い始めたアナログ盤。
しかしそれだけで留まらず、ジャケットアートに釣られてあれこれ余計なものを買ってしまってます。
因みに私、レコードプレーヤーは持ってませんねん。
かよこ 淋しくなんかありません。
自己陶酔しきってますね。
まー。
■先月(8月)の収穫アルカトラス 『ボーン・イノセント』(CD+DVD)
ARTHUR BLYTHE 『Lenox Avenue Breakdown/In The Tradition/Illusions/Blythe Spirit』(2CD)
タンジェリン・ドリーム 『リコシェ[2CDエディション]』
ゲルニカ 『改造への躍動』(LP)
スティング 『ナッシング・ライク・ザ・サン』(LP)
デヴィッド・ボウイ 『魅せられし変容 ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 40thアニヴァーサリー・エディション』
センティピード 『セプトーバー・エナジー』
クリーム 『クリームの素晴らしき世界』
藤 圭子 『さいはての女 演歌の星★藤 圭子』
シンディ・ローパー 『シーズ・ソー・アンユージュアル30周年記念盤』(2CD+DVD)
MICK KARN 『THE CONCRETE TWIN』
ハワード・ジョーンズ 『かくれんぼ』
ブラインド・ガーディアン 『ナイトフォール・イン・ミドル・アース』
Corrupted 『Garten Der Unbewusstheit』
ポリス 『アウトランドス・ダムール』(LP)
ポリス 『白いレガッタ』(LP)
アルカトラス 『ライヴ・センテンス』(LP)
ウィッシュボーン・アッシュ 『ライヴ・デイト』
イングヴェイ・マルムスティーン 『オデッセイ』(LP)
エリック・クラプトン 『エリック・クラプトン・ライヴ』(LP)
ワム! 『メイク・イット・ビッグ』(LP)
スティーヴ・グロスマン 『ライヴ・アット・サムデイ volume 1』
ジャッキー・マクリーン・カルテット 『チューン・アップ』
ジェーン・アイラ・ブルーム 『ザ・ニアネス』
アトミック・ルースター 『アトミック・ルースター』
ジュリアス・ヘンフィル 『ドゴンA.D.』
ミック・カーン 『スリー・パート・スピーシーズ』
ブラフォード 『ライヴ・アット・ザ・ヴェニュー/4THアルバム・リハーサル・セッションズ』
エルサレム 『エルサレム』
ソア・スロート 『ディスグレイス・トゥ・ザ・コープス・オブ・シド』
カジャグーグー・アンド・リマール 『ベスト・オブ・カジャグーグー・アンド・リマール』
エナジー・アンサンブル 『NRG―エナジー・アンサンブル』
ポリス 『シンクロニシティー』(LP)
QP-CRAZY 『平成暗イ死ス』
森山威男クァルテット 『グリーン・リヴァー』
プリンス 『フォー・ユー』
プリンス 『愛のペガサス』
プリンス 『ダーティ・マインド』
クリーム 『フレッシュ・クリーム』
ブラック・サバス 『リユニオン』
ブルー・オイスター・カルト 『オカルト宣言』
スティーヴ・モーズ・バンド 『サザン・スティール』
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今年の誕生日はサバスのマーチンブーツとか、リューグーのロンジャンとか、松本州平の模型の本とか…
10月22日(木)→
みなさま
ごまー
ちょい●しあさチャンを覚えていますかー?
2013年12月に一度閉店し、2014年10月に移転して再オープンした定食屋です。
昔は、時事ネタなどを織り込んだ毎週の定休日の貼り紙が面白くて、当ブログでも取り上げてました。
【過去記事】
ちょい●しあさチャン貼り紙コレクション 2013-12-24
現在は無休での営業のため定休日の貼り紙はありませんが、その他の貼り紙で炸裂ぶりは健在!
今日はお店の前の自販機の様子を紹介しましょう。
入り口の右側壁面に自販機があります。声をかけてね
心無い落書きに対しても親切にアドバイス。
どうですか? 一度食べに行ってみたいと思ってきたでしょ?
因みに大食い御用達の超大盛りのお店ですので、お気を付けください。
さて、今日10月22日は私の誕生日でした。
51歳になりました(悲)
今月は誕生月ということで、
毎日楽しいことだけを考えるようにしよう、
欲しいものは極力我慢せずに買ってしまおう、
と考えながら過ごすようにしました。
以下は、そんなダメダメなダメ大人の日記です↓
●Dr.マーチンとB・サバスのコラボのブーツを購入
いつもの公園で無理矢理スズメと記念撮影。
アメリカ村のマーチンショップで購入。
箱にもサバスのロゴが入ってて嬉しくなります。
箱を開けまー。
ぱんぱかぱーん
↓↓↓
「黒い安息日」の8ホールのブーツです。 28600円也。
合わせるのが難しそうで実際に履けるかどうか…
マーカス・キーフによるジャケットアート、ヴァーティゴ・レーベルと、まさにブリティッシュ・ロックの象徴!
因みにこのブーツのほか、「パラノイド」の絵柄の3ホールのシューズも同時発売されています。
●いつの間にかマーチンの靴紐に青色が登場!
もう20年ぐらい青色の発売を待ってました!
140cmの青です。今年発売されたみたいですね。
その代わりに廃番になった色、サイズもあります。
本当は120cmが欲しかったのですが、現在120cmは黒のみになってます。
あぁ、120cmの白、買い溜めしておくべきだった…
今履いてる10ホールに通してみた↓
やっぱり長すぎる。
でも念願の青は嬉しいね。
●UKタイプのライダースジャケットを購入
ヘンないろ~♪ ヘンないろ~♪
色はターコイズ、サイズはS。 29980円也。
コスパ最高のパキジャン(パキスタン製の革ジャンの意)でおなじみのリューグーレザーです。
裏地が脱着式なのと、ファスナーを上まで全閉した時の襟裏のホックが省略されてない点は満足。
ただ着丈が長過ぎて格好悪いのが大いに不満です。
●これでポリスのLPが全て揃いました
○か×で4320円もしましたのだ。
本当は誕生日の今日買いたかったけど定休日なので早めに購入。
これで高校の時に買ったポリスのLP全タイトル(1st~5th、そしてこのベスト盤)が手元に戻りました。
○か×のアナログ盤はかなり高いのが難点。CDとか物によっては凄く良心的な値段なのに…
でも4000円以上の買い物でスタンプがいっぱいになり、次回の買い物が2割引きになります。
だから以降は一回の買い物を5000円以上すれば、ずっと2割引きで買えるということになります◎
●Tオンラインでごじゃごじゃと購入
とりあえずボウイ様のレコードストアデイ限定のライブ盤が欲しくて…
無駄使いしたくなかったけど、送料を無料にするために無理して1万円以上になるように見繕いました。
ボウイのCD以外は他所で買いたかったけど、まぁ仕方ないね。
あと、アマゾンでボウイの5枚組ボックス『カンヴァセーション・ピース』も注文したのですが…
誕生日前に届くようにコンビニ決済で5日前に送金したのに、まだ発送すらされていません。
何しとんねん!アマゾンよ!
※追記
発送されるのを1週間待ったところで少し値下げされたので、キャンセルして注文し直してやったよ。
そしたらすぐに発送されて、ギリギリ今月中に間に合って31日に到着。
定価15400円のところ、結局11434円で購入。安く買えてヨカッタヨカッタ◎デカくてめっちゃ重くてビッキリ!
そんなこんなで誕生日前から、かなり散財してしまったー。
コロナの給付金の10万円はスマホを買うつもりだったのに…
これでまた当分はガラケー生活が続きますのだ。
それに今年はフルートを買って始めたい!と年初に目標を立てたけど、これも無理そう。
といっても予算は3万円ぐらい、ヤマハのエントリーモデルの中古とかで十分なんですけどね。
フルートという楽器はエレガントで女性によく似合いますね◎
女性4人のフルート・アンサンブル、リンクス。
エレガントですね。初めて彼女らのフルート4本によるサウンドを聴いた時は凄い衝撃的でした!
世界一大きなフルート、サブコントラバス・フルート。
見た目も音も、楽器というよりも建設重機みたいだ。エレガントではありません。
そして本日、誕生日当日…
平日なので当然出勤でしたが、帰宅してから日本橋へ、ダメな大人の買い物に行ってきましたー。
大体買うものは決まっていて、やはりボウイ様のCD、模型の本、そして中島みゆきの詩集です。
日本橋のディスクピアでCD、スーパーキッズランドで模型の本を購入。
中島さんの詩集はなんばCITYの旭屋に無かったので、湊町のジュンク堂まで行ってきました。
あと日本橋に戻り中古屋サウンドパックで中島さんのLPレコードも購入。
いつもの日本橋公園で記念撮影↓
まだ買ってなかった松本州平センセーのヒコーキ模型道楽の2冊目。
ボウイ様のCDは先日発売されたデラム/ロンドン時代の編集盤。
『親愛なる者へ』のLPは先日買ったけど、こちらは再発盤。1320円也。
日本橋の中古屋はあまり安くないね。ディスクユニオンなら半額ぐらいなのに…
中島さんに関してはオリジナル盤、再発盤、オビ違い等、同じタイトルでも集めていこうと思うー。
帰宅したら早速、松本州平センセーの本をペラペラめくる。
作例が見事なのは勿論のこと、対談形式の文章が懐かしくて相変わらず面白い!
ドイツ機マニアのおっさんの顔がギターをかき鳴らしてる時のサンタナみたいになっちゃってる…とか。
松本州平先生近影↓
いいお顔をされてますねー。
松本州平センセーは、私が模型作りに夢中だった中学の時に一番好きだったモデラーです。
「改造しちゃアカン」だったセンセーも現在では改造しまくり!
当時はミニAFVでおなじみでしたが、現在は飛行機をメインに製作されています。
実は私、飛行機模型にはあまり興味ないんですけどね。
巻末には州平センセーの昔を振り返るページが…
一番右下のゆうゆとの2ショット、モデルグラフィックス誌2号に載った写真めっちゃ懐かしいー。
最後は「松本州平先生に聞く67の質問」という、ファン必見のページだ!
興味深いものを少し挙げてみます↓
Q. 今一番作りたい模型はなんですか?
A. 1/72のキングタイガー。
さすが州平センセー、やっぱりミニAFVなんですね! 嬉しいなぁ。
Q. 模型製作中に聞く音楽でお気に入りのものはありますか?
A. スティーヴ・キューン、ピンク・フロイド。
スティーヴ・キューンとはお見逸れしました。
Q. 一番影響を受けたモデラーは誰ですか?
A. バーリンデン以外に神は無し。
今も昔も変わらずバーリンデン崇拝なんですね!
当時シェパード・ペインvsフランソワ・バーリンデンで分かれましたが、私も断然バーリンデン派でした。
中学の時に買ったバーリンデンの写真集。飽きもせず毎日のように眺めていました。
Q. 人生で最後にひとつ模型を作るとしたらなにを作りますか?
A. 1/72のティーガーIかな。スターだから。
現在ヒコーキばかり作ってるセンセーですが、最後はやっぱりミニAFVなんですね!
ミニAFVに始まり、ミニAFVに終わる。もう涙が出そうです。
Q. 座右の銘を教えてください。
A. 改造しちゃアカン!
でも今は改造しまくりのセンセーですが…
Q. 好きな歌を教えてください。
A. 玉置浩二の『メロディー』。
玉置浩二とは意外!?
私は安全地帯の4枚目までは今でも大好きですが、それ以降~ソロは全く聴かなくなりました。
Q. 好きなCD(レコード)はなんですか?
A. マイルス・デイヴィスのジャックジョンソン。
おぉ! 『カインド・オブ・ブルー』とかじゃなく、エレクトリック・マイルスなのが嬉しいね。
因みにマイルスなら私は『ダーク・メイガス』だ。
Q. 好きな歌手を教えてください。
A. オーティス・レディング。最高っすよね。
聴く音楽の幅が広いなぁ。ワシはソウル・ミュージックはちょっと苦手ですのだ。
Q. 初めて買ったレコードはなんですか?
A. 寺内タケシの『津軽じょんがら節』。
エレキ・ブームをリアルタイムで体験した世代ですね。
そして、最後の質問はコレだっ↓
Q. 必殺技はなんですか?
A. ドライブラシに決まってる
じゃないっすか。
松本州平センセーといえば、これですね! 感涙。
中学の時の私のモデリングは、州平センセーのドライブラシに多大な影響を受けましたから。
中2の時に作ったヘッツァー↓
(以前にも載せたことがありますが…)
ドライブラシによる3色迷彩です。(因みに無改造。)
恥ずかしい完成度ですが、まぁ中学の時の作品ですから…
そんなこんなで随分と散財してしまったけど、とりあえず心は満たされた今年の誕生日でした。
来年こそはフルートを買おう。そうしよう。
まー。
■先月(9月)の収穫ダリル・ホール&ジョン・オーツ 『12インチ・コレクション[デラックス・エディション]』
中島みゆき 『臨月』(LP)
デュラン・デュラン『デュラン・デュラン』(LP)
ウエスト、ブルース&レイング 『ホワイ・ドンチャ』(LP)
中島みゆき 『生きていてもいいですか』(LP)
ワム! 『ファンタスティック』(LP)
ポール・ヤング 『ビトゥイーン・トゥー・ファイアーズ』(LP)
デュラン・デュラン 『セブン&ザ・ラグド・タイガー』(LP)
渡辺美里 『eyes』(LP)
渡辺美里 『Lovin'you』(LP)
渡辺美里 『ribbon』(LP)
DARKTHRONE 『Under a Funeral Moon』
ブランド X 『モロッカン・ロール』
ブランド X 『ライブストック』
スティーヴ・ヒレッジ 『“L”』
レフュジー 『レフュジー』
ジャイルズ、ジャイルズ&フリップ 『ジャイルズ、ジャイルズ&フリップ』
パトゥ 『パトゥ』
ジョン・コルトレーン 『アット・バードランド』
バール・フィリップス 『マウンテンスケイプス』
中島みゆき 『親愛なる者へ』(LP)
中島みゆき 『生きていてもいいですか』(LP)
中島みゆき 『寒水魚』(LP)
フループ 『知られざる伝説』
フループ 『七不思議』
フループ 『太陽の王子 + シングル』
フループ 『当世仮面舞踏会』
ヒューマン・アーツ・アンサンブル 『アンダー・ザ・サン』
ジャコ・パストリアス 『レジェンダリー・デモ・アンド・ライヴ・トラックス』
DAVID BOWIE 『THE TELEVISION GENERATION』(DVD)
オリヴァー・レイク 『NTU:創造の起点』
マイク・スターン 『ギヴ・アンド・テイク』
DONNY McCASLIN 『Give And Go』
マイク・スターン 『タイム・イン・プレイス』
マイク・スターン 『ジグソー』
イングヴェイ・マルムスティーン 『ライジング・フォース』(LP)
藤圭子 『知らない町で』
渡辺貞夫 『ランデブー』
ジャック・ブルース 『ジェット・セット・ジュエル』
ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ 『DANCING IN YOUR HEAD(S)』
アンソニー・ブラクストン 『パフォーマンス(カルテット)1979』
METTE RASMUSSEN / JULIEN DESPREZ『THE HATCH』
スティーヴ・コールマン・グループ 『マザランド・パルス』
スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『SINE DIE』
スティーヴ・コールマン&ファイブ・エレメンツ 『ドロップ・キック』
ジョージ・ガゾーン 『ワン・ツー・スリー・フォー』
クリーム 『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・クリーム』
ANGRA 『エンジェルズ・クライ』
デイヴ・ホランド,スティーヴ・コールマン,ジャック・ディジョネット 『トリプリケイト』
ジョージ・アダムス=ドン・プーレン 『メロディック・エスカレーションズ』
アルカトラス(FEATURING グラハム・ボネット) 『ノー・パロール・フロム・ロックンロール』
アルカトラス 『アルカトラス』(LP)
デビッド・マレイ 『3Dファミリー』
ブラック・サバス 『ヘヴン&ヘル』
コンチェルト・ムーン 『ジ・エンド・オブ・ザ・ビギニング』
ザ・クラッシュ 『白い暴動』
コージー・パウエル 『オーヴァー・ザ・トップ』
コージー・パウエル 『サンダーストーム』
グリフォン 『真夜中の狂宴』
グル・グル 『不思議の国のグル・グル』
フィル・ウッズ 『アイ・リメンバー』
RED RECORDS ALL STARS 『TOGETHER AGAIN FOR THE FIRST TIME』
月に62枚は断トツで過去最多。
本気でユニオン断ちせねば…
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ペコちゃん大好き!(ディスクピア閉店、中島みゆきEP「やまねこ」、ジェフ・バーリン…etc.)
11月15日(日)
かわいいなぁ。
たまにマスクが少しずれてベロが見えてるときもあって、それもまたかわいいです。
みなさま
ごまー
まずは近況なんかを…
●日本橋のディスクピアが閉店しました
ディスクピアが10月25日で完全閉店しました。
CD店を退職した10年前からは専らディスクピアを利用してきた私としては寂しい限りです。
かつては商売敵だったとはいえ、退社してしまえば関係なし。
ポイント還元率が高くメタルとプログレが充実してるとあって、もう元いた会社では一切買ってません。
ただ、手書きコメントカードやポップはほとんど付いてないので、買い物してても面白味はないけど…
良くも悪くも家電量販店の会社がやっているお店でした。
営業最終日のようす。
もう翌日からは光がともることはありません。
ディスクピアでの最後の買い物↓
【L】神尾真由子の新譜『バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ全曲』
【R】プレストン,ピノック『ヘンデル:オルガン協奏曲集』
意外にもロック、ジャズではなくクラシックを2枚。
神尾さんのバッハ無伴奏はパルティータだけでなくソナタもやって欲しかったですね。
アルヒーフのヘンデルのオルガン協奏曲集は閉店セールで半額だったので喜んで購入。
閉店直後のようす。
驚くほどの多くの人が群がり名残惜しそうに最後の記念撮影をしていました。
私はガラケーのカメラで恥ずかしいので、人が引いてから撮ったのが上の写真。
それでもまだ幾人かの人が残ってスマホで撮影しています。
向かいにあったジョーシン日本橋1ばん館も11月3日で閉店。
この2店舗をJ&Pテクノランドへ統合し、11月7日にジョーシン日本橋店として再オープンしました。
さらにスーパーキッズランドキャラクター館(元ガンダムズ)も11月23日で閉店が決まっています。
閉店後はスーパーキッズランド本店の1階に移転統合するとのこと。
閉店の理由は旧耐震基準の店舗の建て替えとのことですが、需要の低下も影響しているでしょうね。
閉店したディスクピアは解体され、新たに「新日本橋1ばん館(仮称)」が建設される予定。
同じく1ばん館も解体、跡地には店舗ではなく立体駐車場および事務所棟が建設されるそうです。
ピーク時には日本橋界隈に20店舗近くもあったジョーシンですが、11月末からはたった2店舗に…
今後、ディスクピア跡に新店舗が建ったとしても3店舗しかないという。
寒い時代だと思わんか?(by ワッケイン司令)
●中島みゆきのレア盤「やまねこ」のEPをゲット!
先日、初めてししょうこと北嶋建也氏の中古レコ屋に行ってきました。
場所は梅田のマルビルB1階、Tの向かいにあります。
初めての訪店で、いきなりの超掘り出し物に出会えました!
実際にモノを見ること自体も初めてのレア盤です。
中島さんの1986年11月発売のシングル「やまねこ」のEPです。
次のシングル「御機嫌如何」(1987年10月発売)はたまに見掛けるのに、何故かこれは全然見ない…
たまたま私だけなのでしょうか? 今回初めて見ましたから。
歌詞カードに日付の書き込みがあったのが少々残念ですが、値段は990円でした。
「やまねこ」は、中島さん“ご乱心の時代”真っ只中のアルバム『36.5℃』からのシングルカット曲。
時はレコーディング技術にデジタルの波が押し寄せてきた80年代半ば。
エンジニアにラリー・アレキサンダーを起用、スタジオは当時一世風靡したNYのパワー・ステーション。
そんな80年代を象徴するバシバシなサウンドが特徴です。
因みにB面「シーサイド・コーポラス」はアルバム・ヴァージョンとは違うフル・ヴァージョンで収録。
2コーラスまであり、演奏が終わった後の会話も収録されたヴァージョンです。
あと持っていないEPは、「仮面」、「涙 ‐Made in tears‐」、「あした」と最難関の3枚を残すのみだ。
まだまだ道程は長い。
いかんっ、またダラダラと長くなりかけているっ。
話題を移します。
といっても同じく近況についてなのですが…
またダラダラと長くなると思いますが、書きます。
おととい金曜日は仕事が臨時休業だったので3連休でした。
滅多にない平日の休みとなったおとといは、ゆっくり平日のオフを満喫しました。
以下は、この3連休のドーデモイイ日記です↓
●13日(金)
前日の夜から私のオフは始まっており、CDやLPレコードを買いに行ったのですが…それは省略。
んで、金曜日という平日に、仕事が休みとなったこの日。
昔はCD店勤務だったので、皆が休みの日が稼ぎ時のため出勤、皆が働いてる日に休日でした。
けど今は一般の会社勤めの人と同じで、平日は出勤で土日祝が休みです。
正直な話、私は土日や祝日といった一般の休日より、平日にオフの方が嬉しいんです。
正月もゴールデンウィークも要らない代わりに、平日に休みにして欲しい!
一般の休日はどこへ行っても人だらけで鬱陶しいですから。
そんな貴重な平日のオフ。
午前中からアルトのケースを背負って自転車で外出しました。
まずは、前日も行って買い物したけど日本橋の中古レコ屋のナカへ。
中島みゆき『愛していると云ってくれ』のオリジナル盤帯付きを購入。
雨がパラついてたけど日本橋公園で記念撮影↓
再発盤を持ってるけど、やっぱり集めたいので。
スズメたちもやって来たよ。
雨のせいか野良猫がいなかったので、安心してお米をあげることが出来ました。
平日の昼は人も少なくてとても静かで、時間がゆっくりと流れます。
とても気持ちが休まります。
CD店勤務の頃の昼休みって、いつもこんな感じだったなぁ…
しばらくスズメに餌あげながらぼーっとしてたら雨も止んできました。
アルトの練習のため、いつもの練習場所へ移動。
どんぐりの実がいっぱい落ちてたよ。
秋だねぇ。
2時間半ほど練習。人通りもほとんどなくて集中して出来ました◎
練習の後は、激安自販機の缶コーヒーを飲んでちょっと休憩。
また買ったレコードを撮ってしまった…
今ぐらいの季節が一番大好き。
赤、黄、茶色…色とりどりの落ち葉がきれいで、秋の深まりを感じます。
このあとは梅田の方へ移動。
ディスクユニオンへ行きたかったけど只今ユニオン断ち中、グッとこらえてそれ以外のところをブラブラ。
堂島のジュンク堂へ行って、鉄道ピクトリアルを購入。
特集はディーゼルカーの「キハ17」。
帰りに御堂筋で記念撮影↓
結構人通りが多かったので恥ずかしかったー。(←危)
今年ももうイルミネーションの季節がやって来たか…
●14日(土)
昼前からアルトの練習へ出掛けました。
この日も2時間半ほど練習。
夏頃までモチベーションがだだ下がりだったけど、最近は持ち直してきて練習が楽しいです。
(といっても相変わらず休みの日にしか練習してませんが…)
最近はサンボーンのこの曲の練習に取り掛かってます↓
練習のあとは何処へも行かず、昼食のために帰宅。
昼食を取ったらまた出掛けるつもりでしたが、昼寝してしまったー。
結局、夜の6時頃から日本橋、難波までちょっと外出。
んで、ずっと前から買うつもりだったペコちゃんの本を、湊町のジュンク堂で買いました。
日本橋公園で記念撮影↓ペコちゃんスタイル
中身をちょい見せ↓
昔のペコちゃんは味わい深いね。
ペコちゃんが生まれたのは1950年(昭和25年)、戦後復興期の子供たちの心を癒してくれました。
ペコちゃん絵本なんてのがあったのですね。
ペコちゃんの年齢は永遠の6歳だそうです。
1999年の食玩。これ集めてたわー。
一番お気に入りの写真。 かわいいなぁ。
クローゼットの中を、上述の昔集めてたという食玩を探してみました。
集めてたのは確かなのですが記憶違いで、残してたのはまた別の食玩でした↓
ペコちゃんポコちゃんのミニハンドベル
ブラインド販売ではなかったので1オクターブ全8種をコンプリートしました↓
すみません、袋から出さずに保存してますので…
あと、こんなのも出てきました↓
ペコちゃんのミニ文具。
右の巾着はたぶん第2弾のものだと思う。
箱の裏面にラインナップが↓
実はこの箱、なんと…
未開封。
すなわちミルキーが入ったまま
恐る恐る賞味期限を見てみると↓
ゲロゲロ~
おまけのミニ文具が気になりますが、今回はあえて見ないことにします。(←なんでやねんっ!)
15年前のミルキーを食べたいという方がいたら、今すぐに開封します。
こんなものまで捨てずに取ってあります↓
Tのサマーセール2018の買い物袋、くじ、キャンペーンのレシート。
この袋は経年劣化でパラパラと粉々に崩れてしまうので、いつまで持つか分かりませんが…
くじはめくってないけど、光に透かしたらハズレでした。
珍しいものではないけど、最後にこれも一応↓
中身は「安心してください、はいってませんよ!」
●15日(日)
いやー、ダラダラ長くなって我ながら心配になってきましたが、続けます。
3連休の最終日です。
腰痛が酷くてサックスの練習は、楽器ケースを背負って自転車に乗るのが辛いのでサボりました。
家でも色々やりたいこと、やるべきことがあるのに、やっぱり腰痛が辛くて何もやる気が起こらず…
結局、昼寝してしまいましたぁ~あ。
お腹を空かせるために夕方4時過ぎからちょっと自転車で外出。
久々に日本橋の道楽レコードを覗いてみました。
そしたら店内では、ポテチンさんという方のDJ&即売のイベントをやっていました。
買い物は出来るみたいだったので、アウェイ感を浴びつつイベントを横目に物色。
そしたらCDでまさかの物凄い掘り出し物を発見!
なんとジェフ・バーリン『パンプ・イット』国内盤の帯付き。
しかも600円という信じられない安さ!
レコードでは中島みゆき『あ・り・が・と・う』のオリジナル盤の恐らく初回帯?を発見。
既にオリジナル盤を持ってるけど、それは多分セカンドプレス以降のものなのか?帯が違うのだ。
ジャケットにシミが多いけど、400円という安さなので喜んで購入。
日本橋公園で記念撮影↓
ジェフ・バーリンは帯の背ヤケが目立つけど、有り得ないほど破格値の600円!!
ただ、これはCD黎明期のデカ帯だと思うんですが、上端を雑に短く切られているのが非常に残念です。
原盤のパスポートレコーズの倒産で再発は望めず、輸入、国内盤共にかなりのレア盤になってます。
特に国内盤は高額なプレミア価格で取り引きされており、帯付きとなると滅多に出回りませんから…
私はこの『パンプ・イット』を1986年のリリース当時、LPレコードで買いました。
高2でエレキベースを初めてしばらく経った頃でした。
ギター並みの表現力に物凄い衝撃を受け、それ以来、私にとっては「ジェフ・バーリン以外に神は無し。」
「バッハ」と「クロスロード」は私のベース人生の原点。
アレンジはダサいですが…
おまけ↓
いつの間にかこんな凄いお宝音源が!!!!
以上です。
あぁ、今回も長すぎた。
まー。
■先月(10月)の収穫中島みゆき 『36.5゚C』(LP)
デュラン・デュラン 『アリーナ』(LP)
アーケイディア 『情熱の赤い薔薇』(LP)
ポール・ヤング 『エヴリシング・マスト・チェンジ』(12inch)
クリーム 『カラフル・クリーム』
ディープ・パープル 『イン・コンサート 1970 & 1972』
DAVID BOWIE 『i'm only dancing (the soul tour 74)』
『アーバン・ソウル・オブ・デイヴィッド・サンボーン』
たをやめオルケスタ 『レディ・レディ』
プリンス 『戦慄の貴公子』
デイヴィッド・マレイ・クインテット 『リメンバランス』
マドンナ 『ライク・ア・ヴァージン』(LP)
マドンナ 『トゥルー・ブルー』(LP)
ジョージ・ガゾーン 『アローン』
エリック・バードン&ジ・アニマルズ 『ラヴ・イズ』
ヨーコ・オノ・ウィズ・プラスティック・オノ・バンド 『空間の感触』
マドンナ 『バーニング・アップ』(LP)
中島みゆき 『私の声が聞こえますか』(LP)
ロリー・ギャラガー 『デュース』
ポリス 『ポリス・ザ・シングルズ~見つめていたい』(LP)
ゲイリー・ムーア 『ゲイリー・ムーア・ライヴ』(LP)
シャンティクリア 『メキシカン・バロック1~ミサと哀歌』
デヴィッド・ボウイ 『イメージ』
中島みゆき 『親愛なる者へ』(LP)
JAPAN 『ザ・シングルズ』(LP)
神尾真由子 『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ全曲』
プレストン 『ヘンデル:オルガン協奏曲集』
ジョン・コルトレーン 『黙想の時』(LP)
デヴィッド・ボウイ 『カンヴァセーション・ピース』(5CD)
V.A.『極悪非道残虐狂暴カロイド』
『QP-CRAZY vs ゲンドウミサイル』
『GRIND OSAKA COMPILATION』
ワム! 『ファンタスティック』(PICTURE LP)
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今年(2020年)に買った325枚のCD、DVD、レコードのリストです。
12月31日(木)
みなさま
ごまー
※12月11日撮影
クリスマスver.のペコちゃん。
サックス練習の行きしな、夕方4時半に撮った写真です。
マフラーもかわいいなぁ。
練習の帰り、夜7時頃にまた前を通ったら…
マスクがずれてベロが見えてたよ。
かわいいなぁ。
クリスマス前にブログ書けなかったので、タイミング悪いですが載せました。
気が済みました。
ジョン・ゾーンのミーハーである私。
先日、ついにゲットしました!!
扇町の近くにある野崎公園というところで撮影↓
ジョン・ゾーンの初レコーディング作品です。
ジャケットに地面が映り込んでよく分からない写真ですが…
フランク・ロウ・オーケストラの1977年のアルバム『LOWE & BEHOLD』です。
NU茶屋町5階の中古レコ屋で購入。
盤質、ジャケットともに状態は良くないですが、手頃価格の3980円でした。
たぶん普通なら7~8千円はすると思います。
CD化されてないしネットでも音源が見つからないので、私はまだ全く聴いたことがありません。
当時のロフトジャズの俊英から駆け出しの新人まで、総勢11人が結集。
ジョン・ゾーンの他、ブッチ・モリス、ビリー・バング、ジョセフ・ボウイ、ユージン・チャドボーンも参加。
どんな音なのか?全く想像が付きません。
早く聴きたい! しかし私、レコードプレーヤーを持ってませんのだ。う~
レーザーディスクをちょこちょこ買ってます。
レーザーディスクといっても若い人には分らないかも知れませんね。
またヘンな写真撮っとるわ。
レーザーディスク(LD)とは、DVD登場以前に普及していたビデオディスクです。
CDサイズのDVDに対し、LDはLPレコードサイズで、当時のキャッチコピーは「絵の出るレコード」でした。
中古レコ屋で300~500円ぐらいで売ってるのを漁るのがなかなか楽しいです。
DVD化されていないずっと廃盤状態のタイトルも結構あって、見付けたらつい買ってしまいます。
中にはそのような廃盤のためやや高いのもありますが…
今回買ったタイトルと値段は(写真左から右)以下の通り↓
●ゲイリー・ムーア 『スティル・ゴット・ザ・ブルース・ライヴ』 550円
●エリック・クラプトン 『エリック・クラプトン・イン・コンサート』 550円
●ブルース・スプリングスティーン 『THE'VIDEO'/1978-88』 330円
●アバークロンビー/ブレッカー/ジョンソン/アースキン『ライブ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード』 1320円
クラプトンのは1977年4月、オールド・グレイ・ホイッスル・テストのライブ映像。
70年代の最強メンバーで、ジョージ・テリーのリード・ギターもたっぷり堪能できます。
何故か彼のライブ・ビデオは、ブラッキー使用期の70年代~1985年のものが一切DVDで出ていません。
ブラッキーの見納めとなった「ビハインド・ザ・サン・ツアー'85」のビデオもDVD化されていませんし…
最後のはアバークロンビーの当時のレギュラー・トリオにマイケル・ブレッカーが加わった1985年ライブ。
さすがにこれだけはちょっと高くて1320円でした。
アバークロンビーが弾いてる楽器はローランドのギターシンセG-707。実はそれ見たさで購入。
ジグ・ジグ・スパトニックの使用で有名なこのとんがったギターを彼が使っていたとは、知らなんだ。
さて、今年も終わり。
新型コロナで世界が大変なことになった一年でした。
大晦日の今日、東京での新規感染者数が、いきなり1000人を超えて過去最多の1337人でした。
日本でも変異種の感染が確認されたりしてますし、まだまだ収まる様子はありません。
私は普段の移動手段は自転車なので電車に乗ることはなく、友達もいないので人とも会いません。
バンドも今は参加してないので、スタジオ練習もライブもありません。
旅行には行かないし、初詣に行く習慣も子供の頃からなく、密になる場所へ行くことはまずありません。
唯一、私が行く“密”の場所といえば… ディスクユニオンだけです。
しかし第3波到来の前、10月半ばを最後にユニオン断ちを決行し、それ以来全く行ってません。
今日も年末セール最終日だったし、どれだけ行きたかったことか。
まぁ、お店の感染対策は徹底しているので、コロナよりも無駄遣いの方が不安なんですけどね…
一応、今日の日記も簡単に…
朝11時からアルトの練習へ出掛けました。
今日もスズメたちいっぱいやって来ました。
コンビニで売ってるダイドーの鬼滅の刃の缶コーヒーで、スズメの絵のがあったので買ってみた↓
1羽だけ、物凄く近付いてくるスズメがいるんです。
譜面を見ながら吹いてても、目の前でずっとこちらを見て餌を待ってるんですよ。
餌の不足する冬なので、スズメたちも必死なのでしょう。
2時間ほど練習したあとは、HAGANEのニューシングルを買いにマルビルのTへ。
YouTubeでおなじみのギタリスト、よしださくらさん在籍のバンドです。
ディーラーによって異なるオリジナル特典ですが、Tはポストカードでした。
ディスクユニオンは缶バッジ2個セットだそうで、断然そっちの方がいいけどユニオン断ち中なので…
帰りしな御堂筋で記念撮影↓
これが今年最後に買ったCDとなりました。
淀屋橋辺りから御堂筋を南下して帰ったのですが、不気味なぐらい人通りが少なかったです。
寒いから?外出自粛?大晦日だから?分かりませんが、人が少なくて妙に清々しかったー。
心斎橋辺りになればやっぱり人が多くなるけど、それでも普段より少なかったです。
スズメでおなじみのあられ屋「ふくらまる」さん。
いつも素通りするだけで買ったことがありません。今度買ってみよう。
日本橋公園に寄ってちょっと休憩。
ここでもスズメたち集まって来たよ。
CDとポストカード、改めて撮り直し。
新世界を通って帰ってみました。
やっぱり人通りが少ないですね。
コロナ禍で閉店したづぼらやは、大きなふぐちょうちんも無くなってました。寂しいなぁ。
では、年末恒例の今年一年間の買い物リストです。
今年一年間で買った全てのCD、DVD、そしてレコードも記しておきます。
共感してもらえるタイトルがあれば嬉しいです。
【1月】バッド・カンパニー 『ラン・ウィズ・ザ・パック』
ピンク・フロイド 『永遠(TOWA)【Deluxe BD Version】』(CD+Blu-ray)
ABRAHAM ADZINYAN / ANTHONY BRAXTON 『DUO(WESLEYAN)1994』
『KIMUS#1』
『KIMUS#3』
DISCLOSE 『RAW BRUTAL ASSAULT vol.1』
デュアン・オールマン 『アンソロジー』
菊池桃子 『スペシャル・セレクションII』
ANTHONY BRAXTON 『DONNA LEE』
中島みゆき 『CONTRALTO(コントラアルト)』
オジー・オズボーン 『ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説』
オジー・オズボーン 『トリビュート~ランディ・ローズに捧ぐ』
フリー 『フリー・アット・ラスト』
『スムース・フラ』
フリー 『フリー』
フリー 『ハートブレイカー』
バッド・カンパニー 『ストレート・シューター』
菊池桃子 『スペシャル・セレクションI』
七井コム斎 『七井コム斎のガンダム講談CD6』(CD-R)
ジョン・ロード 『バッハ未完成フーガ』
ザ・ファーム 『ライヴ・イン・ロンドン1984』
オジー・オズボーン 『罪と罰』
ストーン・アライアンス 『ライヴ・イン・ブエノス・アイレス』
吉田野乃子 『Lotus』
トリオ深海ノ窓 『目ヲ閉ジテ 見ル映画』
CUBIC ZERO 『FLYING UMISHIDA』
Cubic Zero 『Demo 2019 summer』(CD-R)
奥野義典,吉田野乃子,田仲ハル,髪立ツカサ 『アルトと身体 W師弟対決』(DVD-R)
【2月】本山吉田デュオ 『セルフカバー』(CD-R)
トリオ深海ノ窓(DVD-R)
DAVID BOWIE 『ALABAMA SONG -40th ANNIVERSARY EDITION-』(EP)
バッド・カンパニー 『ディソレーション・エンジェル』
イングヴェイ・マルムスティーン 『ライジング・フォース』(LP)
イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォース 『マーチング・アウト』(LP)
イングヴェイ・マルムスティーン 『トリロジー』(LP)
ポリス 『ゴースト・イン・ザ・マシーン』(LP)
シンディ・ローパー 『N.Y.ダンステリア』(PICTURE LP)
ワム! 『エッジ・オブ・ヘヴン』(LP)
中島みゆき 『グッバイガール』(LP)
ポリス 『ゼニヤッタ・モンダッタ』(LP)
ザ・ポリス 『ライブ・ゴースト・イン・ザ・マシーン』(DVD)
【3月】The Trio 『Incantation The Dawn Recordings 1970 - 1971』
原博巳 『petit cadeau ささやかな贈り物』
ANGELIKA NIESCIER 『QUITE SIMPLY』
DAVID BOWIE 『THE SHAPE OF THINGS TO COME』(EP)
DAVID BOWIE 『THE SHAPE OF THINGS TO COME EPISODE 2』(EP)
BOWIE / SIMONE 『WILD IS THE WIND』(EP)
BOWIE / IGGY POP 『CHINA GIRL』(EP)
BOWIE / THE WHO 『I CAN'T EXPLAIN』(EP)
チャラン・ポ・ランタン 『コ・ロシア』(CD+DVD)
BRUFORD 『PERFECT BEAT』(BOOT)
スティーヴ・ヴァイ 『パッション・アンド・ウォーフェア』
セシル・テイラー 『ダーク・トゥ・ゼムセルヴズ』
デヴィッド・ボウイ 『ザ・モッド・イヤーズ'64-'67』
サミー・ヘイガー 『スリー・ロック・ボックス』
サミー・ヘイガー 『ヘイガー・USA』
スティーヴ・モーズ 『ハイ・テンション・ワイヤーズ』
YAPOOS 『ヤプーズの不審な行動 令和元年』
スキッド・ロウ 『スキッド』
スキッド・ロウ 『34時間』
アーマード・セイント 『デリリアス・ノマッド』
LOOKOUT FARM 『AT ONKEL PO'S CARNEGIE HALL』
【4月】スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『ワールド・エクスパンション』
こまっちゃクレズマ 『こまドラド』
DJANGO BATES 『YOU LIVE AND LEARN...APPARENTLY』
ジョン・ロード 『スペインの哀愁』
植松孝夫 『ストレイト・アヘッド』
ゲイリー・ムーア 『クローズ・アズ・ユー・ゲット』
ゲイリー・ムーア 『ライヴ・アット・モンスターズ・オブ・ロック』
HENRY COW 『Cow Box Redux』(17CD+DVD)
ホリガー 『アルビノーニ:8つのオーボエ協奏曲』
ホリガー 『テレマン/グラウン/クレプス:オーボエ協奏曲集』
ゲイリー・ムーア 『バッド・フォー・ユー・ベイビー』
【5月】Nicolas Masson/Roberto Pianca/Emanuele Maniscalco 『Third Reel』
高柳昌行・阿部薫・山崎弘 『ジャズベッド』
阿部薫 『ソロ・19770916@札幌・アイラー』
DISCLOSE 『RAW BRUTAL ASSAULT vol.2』
ポートノイ,シーン,マカパイン,シェリニアン 『ライヴ・イン・TOKYO』(2CD+1DVD)
Silver Mountain 『Before The Storm(Demo 1980)』
マンフレッド・ショーフ・ミーツ・山下洋輔トリオ 『ディスタント・サンダー』
マイク・スターン 『ファット・タイム』
TERJE RYPDAL & THE CHASERS 『BLUE』
高柳昌行・阿部薫 『ステーション'70』
スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『オン・ジ・エッジ・オブ・トゥモロウ』
スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『リズム・ピープル』
ミック・カーン 『イーチ・アイ・ア・パス』
フループ 『当世仮面舞踏会』
UFO 『UFOライヴ』
Sojaruun 『Org』
【6月】anthony braxton 『quartet (mestre) 2008』
ALCATRAZZ 『LIVE'83』
Maria Schneider Orchestra 『Concert in the Garden』
ルネッサンス 『碧の幻想』
POGROM 『MORT AU PEUPLE』
PERMIXTIO 『IL CANTO DEI SEPOLCRI』
WYRD 『HEATHEN』
METTE RASMUSSEN / TASHI DORJI / TYLER DAMON 『TO THE ANIMAL KINGDOM』
折笠愛 『mono-gatari』(CD+DVD)
ギル・エヴァンス・オーケストラ・フィーチュアリング・ジャコ・パストリアス 『ライヴ・イン・ジャパン1984』
Albert Ayler Quartet 『Copenhagen Live 1964』
『歌縁-中島みゆき RESPECT LIVE 2015-』
HAGANE 『Episode 0』
スティング 『ブルー・タートルの夢』(LP)
デビッド・ボウイー 『ゴールデン・イヤーズ』(LP)
中島みゆき 『御色なおし』(LP)
Albert Ayler Trio 1964 『Prophecy Revisited』
梅津和時 KIKI Band 『ライブ・アット・メールス・ジャズ・フェスティバル』
M-BASEコレクティヴ 『アナトミー・オブ・ア・グルーヴ』
ポポル・ヴー 『雅歌』
渡辺美里 『harvest』(3CD+Blu-ray)
【7月】渡辺美里 『美里うた Golden BEST』(CD+DVD)
Albert Ayler Quartets 1964 『Spirits To Ghosts Revisited』
ダークスローン 『F.O.A.D.』
ジャコ・パストリアス 『ジャズ・コンサート・イン・マルティニーク ジャコ・パストリアス・ベース・ワークショップ』
PATTY WATERS 『Live』
パトゥ 『ホールド・ユア・ファイア+3』
タンジェリン・ドリーム 『ルビコン[2CDエディション]』(2CD)
FRANK WRIGHT TRIO 『FRANK WRIGHT TRIO』
エリック・ドルフィー 『ウップサラ・コンサート Vol.1』
フィル・ウッズ=ジーン・クイル 『フィル・アンド・クイル』
V.A.『元気ですか/カバー・バージョン集』
中島みゆき 『36.5゚C』(LP)
スティング 『ブリング・オン・ザ・ナイト』(LP)
THE POLICE 『DE DO DO DO, DE DA DA DA / DON'T STAND SO CLOSE TO ME』(EP)
藤圭子 『別れの旅』
U2 『焔』(LP)
バンド・エイド 『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?』(12inch)
john tchicai & yusef komunyakaa 『love notes from the madhouse』
中島みゆき 『元気ですか』
スコット・ヘンダーソン 『スピアーズ』
Jojo Hiroshige 『Little Something』
中島みゆき 『みんな去ってしまった』(LP)
ウェザー・リポート 『8:30』(LP)
秋山羊子 『狂った手』
オーネット・コールマン 『イン・オール・ランゲージズ』
スティーヴ・コールマン&デイヴ・ホランド 『フェイズ=スペイス』
デビッド・ボウイ 『レッツ・ダンス』(LP)
デビッド・ボウイ 『ネヴァー・レット・ミー・ダウン』(LP)
インキャパシタンツ 『Survival of the Laziest』
インキャパシタンツ 『ズヴネリー』
ギル・エヴァンス 『プレイズ・ジミ・ヘンドリックス +5』
ギル・エヴァンス 『時の歩廊 +3』
【8月】アルカトラス 『ボーン・イノセント』(CD+DVD)
ARTHUR BLYTHE 『Lenox Avenue Breakdown/In The Tradition/Illusions/Blythe Spirit』(2CD)
タンジェリン・ドリーム 『リコシェ[2CDエディション]』
ゲルニカ 『改造への躍動』(LP)
スティング 『ナッシング・ライク・ザ・サン』(LP)
デヴィッド・ボウイ 『魅せられし変容 ベスト・オブ・デヴィッド・ボウイ 40thアニヴァーサリー・エディション』
センティピード 『セプトーバー・エナジー』
クリーム 『クリームの素晴らしき世界』
藤 圭子 『さいはての女 演歌の星★藤 圭子』
シンディ・ローパー 『シーズ・ソー・アンユージュアル30周年記念盤』(2CD+DVD)
MICK KARN 『THE CONCRETE TWIN』
ハワード・ジョーンズ 『かくれんぼ』
ブラインド・ガーディアン 『ナイトフォール・イン・ミドル・アース』
Corrupted 『Garten Der Unbewusstheit』
ポリス 『アウトランドス・ダムール』(LP)
ポリス 『白いレガッタ』(LP)
アルカトラス 『ライヴ・センテンス』(LP)
ウィッシュボーン・アッシュ 『ライヴ・デイト』
イングヴェイ・マルムスティーン 『オデッセイ』(LP)
エリック・クラプトン 『エリック・クラプトン・ライヴ』(LP)
ワム! 『メイク・イット・ビッグ』(LP)
スティーヴ・グロスマン 『ライヴ・アット・サムデイ volume 1』
ジャッキー・マクリーン・カルテット 『チューン・アップ』
ジェーン・アイラ・ブルーム 『ザ・ニアネス』
アトミック・ルースター 『アトミック・ルースター』
ジュリアス・ヘンフィル 『ドゴンA.D.』
ミック・カーン 『スリー・パート・スピーシーズ』
ブラフォード 『ライヴ・アット・ザ・ヴェニュー/4THアルバム・リハーサル・セッションズ』
エルサレム 『エルサレム』
ソア・スロート 『ディスグレイス・トゥ・ザ・コープス・オブ・シド』
カジャグーグー・アンド・リマール 『ベスト・オブ・カジャグーグー・アンド・リマール』
エナジー・アンサンブル 『NRG―エナジー・アンサンブル』
ポリス 『シンクロニシティー』(LP)
QP-CRAZY 『平成暗イ死ス』
森山威男クァルテット 『グリーン・リヴァー』
プリンス 『フォー・ユー』
プリンス 『愛のペガサス』
プリンス 『ダーティ・マインド』
クリーム 『フレッシュ・クリーム』
ブラック・サバス 『リユニオン』
ブルー・オイスター・カルト 『オカルト宣言』
スティーヴ・モーズ・バンド 『サザン・スティール』
【9月】ダリル・ホール&ジョン・オーツ 『12インチ・コレクション[デラックス・エディション]』
中島みゆき 『臨月』(LP)
デュラン・デュラン『デュラン・デュラン』(LP)
ウエスト、ブルース&レイング 『ホワイ・ドンチャ』(LP)
中島みゆき 『生きていてもいいですか』(LP)
ワム! 『ファンタスティック』(LP)
ポール・ヤング 『ビトゥイーン・トゥー・ファイアーズ』(LP)
デュラン・デュラン 『セブン&ザ・ラグド・タイガー』(LP)
渡辺美里 『eyes』(LP)
渡辺美里 『Lovin'you』(LP)
渡辺美里 『ribbon』(LP)
DARKTHRONE 『Under a Funeral Moon』
ブランド X 『モロッカン・ロール』
ブランド X 『ライブストック』
スティーヴ・ヒレッジ 『“L”』
レフュジー 『レフュジー』
ジャイルズ、ジャイルズ&フリップ 『ジャイルズ、ジャイルズ&フリップ』
パトゥ 『パトゥ』
ジョン・コルトレーン 『アット・バードランド』
バール・フィリップス 『マウンテンスケイプス』
中島みゆき 『親愛なる者へ』(LP)
中島みゆき 『生きていてもいいですか』(LP)
中島みゆき 『寒水魚』(LP)
フループ 『知られざる伝説』
フループ 『七不思議』
フループ 『太陽の王子 + シングル』
フループ 『当世仮面舞踏会』
ヒューマン・アーツ・アンサンブル 『アンダー・ザ・サン』
ジャコ・パストリアス 『レジェンダリー・デモ・アンド・ライヴ・トラックス』
DAVID BOWIE 『THE TELEVISION GENERATION』(DVD)
オリヴァー・レイク 『NTU:創造の起点』
マイク・スターン 『ギヴ・アンド・テイク』
DONNY McCASLIN 『Give And Go』
マイク・スターン 『タイム・イン・プレイス』
マイク・スターン 『ジグソー』
イングヴェイ・マルムスティーン 『ライジング・フォース』(LP)
藤圭子 『知らない町で』
渡辺貞夫 『ランデブー』
ジャック・ブルース 『ジェット・セット・ジュエル』
ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ 『DANCING IN YOUR HEAD(S)』
アンソニー・ブラクストン 『パフォーマンス(カルテット)1979』
METTE RASMUSSEN / JULIEN DESPREZ『THE HATCH』
スティーヴ・コールマン・グループ 『マザランド・パルス』
スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ 『SINE DIE』
スティーヴ・コールマン&ファイブ・エレメンツ 『ドロップ・キック』
ジョージ・ガゾーン 『ワン・ツー・スリー・フォー』
クリーム 『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・クリーム』
ANGRA 『エンジェルズ・クライ』
デイヴ・ホランド,スティーヴ・コールマン,ジャック・ディジョネット 『トリプリケイト』
ジョージ・アダムス=ドン・プーレン 『メロディック・エスカレーションズ』
アルカトラス(FEATURING グラハム・ボネット) 『ノー・パロール・フロム・ロックンロール』
アルカトラス 『アルカトラス』(LP)
デビッド・マレイ 『3Dファミリー』
ブラック・サバス 『ヘヴン&ヘル』
コンチェルト・ムーン 『ジ・エンド・オブ・ザ・ビギニング』
ザ・クラッシュ 『白い暴動』
コージー・パウエル 『オーヴァー・ザ・トップ』
コージー・パウエル 『サンダーストーム』
グリフォン 『真夜中の狂宴』
グル・グル 『不思議の国のグル・グル』
フィル・ウッズ 『アイ・リメンバー』
RED RECORDS ALL STARS 『TOGETHER AGAIN FOR THE FIRST TIME』
【10月】中島みゆき 『36.5゚C』(LP)
デュラン・デュラン 『アリーナ』(LP)
アーケイディア 『情熱の赤い薔薇』(LP)
ポール・ヤング 『エヴリシング・マスト・チェンジ』(12inch)
クリーム 『カラフル・クリーム』
ディープ・パープル 『イン・コンサート 1970 & 1972』
DAVID BOWIE 『i'm only dancing (the soul tour 74)』
『アーバン・ソウル・オブ・デイヴィッド・サンボーン』
たをやめオルケスタ 『レディ・レディ』
プリンス 『戦慄の貴公子』
デイヴィッド・マレイ・クインテット 『リメンバランス』
マドンナ 『ライク・ア・ヴァージン』(LP)
マドンナ 『トゥルー・ブルー』(LP)
ジョージ・ガゾーン 『アローン』
エリック・バードン&ジ・アニマルズ 『ラヴ・イズ』
ヨーコ・オノ・ウィズ・プラスティック・オノ・バンド 『空間の感触』
マドンナ 『バーニング・アップ』(LP)
中島みゆき 『私の声が聞こえますか』(LP)
ロリー・ギャラガー 『デュース』
ポリス 『ポリス・ザ・シングルズ~見つめていたい』(LP)
ゲイリー・ムーア 『ゲイリー・ムーア・ライヴ』(LP)
シャンティクリア 『メキシカン・バロック1~ミサと哀歌』
デヴィッド・ボウイ 『イメージ』
中島みゆき 『親愛なる者へ』(LP)
JAPAN 『ザ・シングルズ』(LP)
神尾真由子 『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ全曲』
プレストン 『ヘンデル:オルガン協奏曲集』
ジョン・コルトレーン 『黙想の時』(LP)
デヴィッド・ボウイ 『カンヴァセーション・ピース』(5CD)
V.A.『極悪非道残虐狂暴カロイド』
『QP-CRAZY vs ゲンドウミサイル』
『GRIND OSAKA COMPILATION』
ワム! 『ファンタスティック』(PICTURE LP)
【11月】中島みゆき 『やまねこ』(EP)
神尾真由子 『ロマンティック・ソナタ』
スティーリー・ダン 『彩(エイジャ)』
ロイ・ブキャナン 『ホエン・ア・ギター・プレイズ・ザ・ブルース』
アイアン・メイデン 『サムホエア・イン・タイム』
JERRY BERGONZI 『JERRY ON RED』
グル・グル 『ヒンテン』
折笠愛 『ムーンライト・カフェ』
アローギア 『セメンドリア』
デュラン・デュラン 『ナイト・ロマンティックス』(12inch)
BLIND FAITH 『LONDON HYDE PARK 1969』(DVD)
中島みゆき 『愛していると云ってくれ』(LP)
ジェフ・バーリン 『パンプ・イット』
中島みゆき 『あ・り・が・と・う』(LP)
JAZZ非常階段 『メイド・イン・ジャパン』
テン・イヤーズ・アフター 『テン・イヤーズ・アフター・ファースト』
テン・イヤーズ・アフター 『イン・コンサート』
『QP-CRAZY vs 『QP-CRAZY vs 髑髏首』
ポリス 『シンクロニシティー II 』(12inch)
ポリス 『アラウンド・ユア・フィンガー』(12inch)
北嶋建也 『愛してくれないのなら』
モントルー 『クワトロ~ウィンダム・ヒル回顧録』
突然段ボール 『突然段ボロイド』
TERJE RYPDAL 『TERJE RYPDAL』
TERJE RYPDAL 『WHENEVER I SEEM TO BE FAR AWAY』
ロイ・ブキャナン 『ダンシング・オン・ジ・エッジ』
ロイ・ブキャナン 『ホット・ワイヤーズ』
DAVID BOWIE 『AT THE NATIONAL BOWL』
【12月】中島みゆき 『ここにいるよ [初回盤]』(2CD+DVD)
『アマデウス』(BD)
渡辺美里 『tokyo -30th Anniversary Edition-』(CD+BD)
ビリー・ジョエル 『ビリー・ザ・ベスト』(LP)
招き猫カゲキ団 『第一歌曲集』(10inch)
FRANK LOWE ORCHESTRA 『LOWE & BEHOLD』(LP)
TERJE RYPDAL 『CONSPIRACY』
リンクス 『アールイー』
ザ・ファーム 『ミーン・ビジネス』(LP)
シンディ・ローパー 『ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-』(CD+DVD)
ワム! 『ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-』(CD+DVD)
中島みゆき 『生きていてもいいですか』(LP)
ゲイリー・ムーア 『スティル・ゴット・ザ・ブルース・ライヴ』(LD)
エリック・クラプトン 『エリック・クラプトン・イン・コンサート』(LD)
ブルース・スプリングスティーン 『THE'VIDEO'/1978-88』(LD)
アバークロンビー~ブレッカー~ジョンソン~アースキン 『ライブ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード』(LD)
阿部薫 『[完全版]東北セッションズ1971』(3CD)
HAGANE 『Labradorite』
因みに去年が319枚、一昨年は296枚、その前の年は286枚、さらにその前は187枚でした。
今やサブスクのストリーミングが主流になり、どんどんCDを買う人が減っているのに…
多くのCDレビューのブロガーさん達もストリーミングを利用しているのに、私は時代を逆行しています。
年々着実に購入枚数を増やしております。
正直、ストリーミングに切り替えたブロガーさんの記事って、何となく面白くなくなってきてるもん。
今年からはアナログレコードも買うようになってきたし…
今はまだレコードプレーヤーを持ってませんが、プレーヤーを買ったらエライことになりそうです。
ではでは、今年一年ありがとうございました。
来年はもっときちんとブログ更新するようにします。いや、したいです。←
まー。
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昨年(2020年)に買ったCD、DVD、レコード、LDからテキトーに52選(←中途半端)
1月5日(火)
みなさま
ごまー
今年最初の買い物↓
またヘンな写真や。@靭公園
いつの間にか濱瀬元彦の『Anecdote』が再発されていた!
NU茶屋町のTで見つけて喜んで購入。
さすがに元日はほとんどの店が閉まってたので、2日から早速散財スタートです(困)
1993年に自主レーベルからリリースされた1987年のライブ盤。
濱瀬氏のフレットレスベースを存分に堪能できる、フレットレス好きの必聴盤です。
おととい、返事用に年賀状を買いに梅田のロフトに行ったら…
ペコちゃんのタオルハンカチ売ってたよ。
クッピーラムネもあったので喜んで購入。
昨日は、LPレコードを2枚購入。
@扇町公園
シルヴァー・マウンテン『ユニヴァース』と、中島みゆき『みんな去ってしまった』。
NU茶屋町の中古レコ屋VOX MUSICで購入。
他所で高く買ったものが、ここで安く(というか普通の値段で)売ってました。
例えば去年の秋、無理して4320円で買ったポリスのベスト盤が、1800円だったー!(悔)
中島さんのはオリジナル盤だけど帯がセカンドプレス以降のものになります。
あとから気付いたのですが、帯が大きく破れていました。なんで気付かへんかったんやろ。不覚。
因みに去年ブックオフで買った初回帯のオリジナル盤は、歌詞カードに大きな書き込みがあったし…
んで今日、またペコちゃんのハンカチを買いに行きました。
クッピーラムネのハンカチももう1枚欲しかったけど売り切れてた。
代わりにリップクリームを買いました。
ええ歳したおっさんが新年早々何してるのでしょうね。
このあと、駅前第1ビルにある中古屋、DISC J.J.へ行ってみました。
悔しいことに昨日買った中島みゆきが帯付き美品でほぼ同じ値段で売っていました。
帯も破れてないしジャケットもこっちの方が綺麗という…
とりあえずゲイリー・ムーア『ワイルド・フロンティア』のSHM-CDがあったので購入。
私が持ってるのはボーナストラックなしの古いCDで、現在のSHM-CDのを探してたのでヨカッタ◎
梅田界隈で撮ろうと思ったけど、適当な場所がなかったので、結局いつもの日本橋公園で撮影。
ええ歳したおっさんが新年早々何してるのでしょうね。
さて、新年一発目の記事は年始恒例のやつです。
去年買ったCDを適当に選んで、字数ギリギリまで1枚でも多く載せます。
困ったことに私は今の音楽を殆ど聴かないので、昨年に発売されたものはあまりありません。
新譜には一応「●月発売」とか表記しておきます。
では、長いのでテキトーに飛ばしてご覧ください↓
【1月】 ←これは買った月です。 気にしないで下さい。菊池桃子 『スペシャル・セレクションII』
ラ・ムーを聴きたくて購入。ラ・ムーのアルバム『Thanks Giving』(1988)収録曲全10曲にシングルA面曲「愛は心の仕事です」と「青山Killer物語」、そしてソロ名義のアルバム『ミロアール』(1991)から3曲を収めたベスト盤。ラ・ムーは当時は「何じゃこりゃ」と思ったけど、今聴くと意外とかっこいい。何せ演奏はプリズムのサポートメンバーだった松浦義和を中心に、黒人女性ヴォーカル2人も加えた鉄壁サウンド。そこへヘロヘロの菊池桃子のヴォーカルが乗っかるというバランスの悪さが、今聴くと不思議と良い。
バックコーラスと菊池さん、どっちが主役かわからへん。
『スムース・フラ』
ずっと前から一番生演奏を聴いてみたいサックス奏者、堤千恵子が参加しているので購入。本作はピアニストの松本茜が中心となって制作されたフラの名曲集。2011年リリース作品。参加ミュージシャンは、松本茜(p)、山下弘治(b)、長谷川ガク(ds)、西藤ヒロノブ(g)、堤千恵子(as,ss)、浜崎航(ts)。サックス奏者が2人いて出番を分け合っているので、堤さんが全曲参加ではないのが残念。私はフラのような音楽が大の苦手なのだが、本作はハワイアンっぽさはあまり感じられず、極上のスムースジャズに仕上がっている。
【2月】トリオ深海ノ窓(DVD-R)
去年買ったものでナンバー1を挙げるなら、トリオ深海の窓のファーストにしてラスト・アルバムの『目ヲ閉ジテ 見ル映画』だ。去年初春に初めて吉田野乃子さんのライブを観て、物販では一通り全てを購入。中でも特に気に入ったのがピアノ、サックス、フレットレス・ベースから成る“トリオ深海の窓”だった。そのアルバムに関しては過去記事に詳しいので参照されたし。本作は2017年8月、小樽“Free Lance”でのライブ映像を4曲収録したDVD-R。映像もとても綺麗で、お店の内装のウッディーな雰囲気とこのトリオの演奏がよくマッチしていて癒される。
バッド・カンパニー 『ディソレーション・エンジェル』
ヴォーカリストで好きなのを何人か挙げると、フレディ・マーキュリー、スティーヴ・ウィンウッド、ダリル・ホール、ポール・ヤング、そしてポール・ロジャーズだ。フレディは別格として、あとは全てブルー・アイド・ソウルと呼ばれる人達だ。ソウルが苦手なのに。フリーとバッド・カンパニーを(何枚かは持ってるが)全て揃えようと思い、去年最初に買ったのがバッド・カンパニー『ラン・ウィズ・ザ・パック』だった。そして本作 『ディソレーション・エンジェル』で全てが揃った。本作はロジャーズ在籍時バッド・カンパニーとしては後期になる、ラストから2つ目の1979年作品。適度に産業ロック色があり、かえってそれが良い。ところでロジャーズのファースト・ソロ『カット・ルース』(1983)って何故国内盤CD化されてないのだろう?物凄く好きなのに…
【3月】BRUFORD 『PERFECT BEAT』(BOOT)
たまたま中古屋で見付け、喜んで購入。もちろん目当てはジェフ・バーリン。ブラッフォードの1979年7月19日、デトロイトのMilouie's Rock Cityでのライブを収めたブートレッグ。オフィシャル盤『ザ・ブラッフォード・テープス』が7月12日、NYのMy Father's Placeでの演奏なので、ほぼ同時期のライブになる。当然ギターはホールズワースではなくジョン・クラーク。音質は初めの方は各パートが聴き取れないほど最悪だが、途中からましになりベースも何とか聴けるレベルに。完全にマニア向け。
セシル・テイラー 『ダーク・トゥ・ゼムセルヴズ』
ウルトラヴァイヴから2014年に廉価盤で再発された1枚。いつも楽しみにしているブログでデヴィッド・S・ウェアが参加してることを知って慌てて買おうとしたら、そろそろ在庫切れ。売れ残ってる店を探して何とか無事に購入した。けど、去年12月にまた再発されたではないか! まぁいい。セシル・テイラー(p)、おなじみジミー・ライオンズ(as)に、S・ウェア(ts)、ラフェ・マリク(tp)、マーク・エドワーズ(ds)という3管の変則クインテット編成。1976年のライブ。全1曲、1時間にも及んでパワー・ミュージックとしてのフリージャズが展開されている。
LOOKOUT FARM 『AT ONKEL PO'S CARNEGIE HALL』
2019年12月発売。ルックアウト・ファームの1975年6月6日、ハンブルクのOnkel Pö's Carnegie Hallでのライブ盤。パーソネルは、デイヴ・リーブマン(ss,tt,fl)、リッチー・バイラーク(p)、フランク・トゥサ(b)、ジェフ・ウィリアムス(ds)、バーダル・ロイ(per)。リーブマンは元来のコルトレーンからの影響に加え、この前年まで参加していたマイルスのバンドでの成果をフィードバックさせたような凄まじい演奏を聴かせてくれる。リーブマンだけではなく全員が物凄いテンションだ。バイラークのECMでの鬱憤を晴らすかのような生き生きとしたパフォーマンスも強烈。
本CDの2日後のライブですが、同会場、同曲目の映像がありました↓
【4月】こまっちゃクレズマ 『こまドラド』
2019年2月発売の8年振りとなるアルバム。6曲目「ハッシャバイ(Hush a Bye)」以外は全てメンバーによるオリジナル。知らなかったが「ハッシャバイ」は19世紀のオペラ作曲家、シャルル=ルイ=アンブロワーズ・トマの曲。1952年の米国映画「The Jazz Singer」の挿入歌に使われた際にはサミー・フェイン作曲となっているが、あくまでもアンブロワーズ・トマの作曲。その映画がきっかけでジャズのスタンダード曲になり、キャロル・スローンやジョニー・グリフィン、鈴木章治、大野雄二のルパン・ジャズでもやっている。本作の「ハッシャバイ」のブンチャブンチャなクレズマー風アレンジは見事。
ジョン・ロード 『スペインの哀愁』
2019年12月にジョン・ロードのソロ初期3作が再発、うちファーストと本サードは日本初CD化。パープルではリッチー脱退、トミー・ボーリン加入といったゴタゴタの時期に制作され、その翌年のパープル解散の年にリリース。3作ともオーケストラとの共演だが、本作ではクオリティーが格段に向上。原題『SARABANDE』が示す通り、バロック音楽の舞曲をテーマにした作品。ポリス加入前のアンディ・サマーズが参加、ギター・ソロではポリスとは違った達者ぶりを披露。
HENRY COW 『Cow Box Redux』 (17CD+DVD)
2019年11月頃発売。ヘンリー・カウの全アルバムに大量のライブ音源をセットにしたBOX。ライブではインプロ度が高く、前衛好きなら至福の18枚組であるが、普通の人には苦行以外の何物でもない。コロナ禍のゴールデンウィークはこのBOXを聴きながら、ひたすら爆風スランプ「THE TSURAI」のベース・ソロの練習をしたなぁ…
ホリガー 『アルビノーニ:8つのオーボエ協奏曲(作品7より)』
ほとんどの店が休業している緊急事態宣言の中、営業してくれていた日本橋の某中古屋で購入。おかげで心が潤った。アルビノーニにとって初めての管楽器のパートを含む作品となったのがこの「作品7」。当時、協奏曲といえば弦楽合奏のものが一般的だったようで、同時期のヴィヴァルディのオーボエ協奏曲のソロ・パートがヴァイオリンの語法をほぼそのままオーボエに移し替えられているのに対し、本作のオーボエのソロ・パートは声楽が得意だったアルビノーニらしく声楽的に書かれているという。その辺りを意識して聴いてみるのも面白い。
ホリガー 『テレマン/グラウン/クレプス:オーボエ協奏曲集』
前出のアルビノーニのオーボエ協奏曲と一緒に購入。イタリアのアルビノーニに対して、こちらはバッハと親交の深かったドイツの3人の作曲家のオーボエ協奏曲集。私としてはこちらの方が好み。去年買った中ではベスト3に入るお気に入り。
【5月】阿部薫 『ソロ・19770916@札幌・アイラー』
4月発売。去年は阿部薫関連の出版物ラッシュの年だった。本作を皮切りに高柳昌行との共演盤が2作、晩年の東北のライブをまとめた3枚組、そして年末には書籍も出た。本作は死の1年前、札幌のジャズ喫茶アイラーでのソロ・パフォーマンス。音質は悪いが奇跡の発掘音源だ。ジャケット、ブックレットにはアイラー店内の貴重な写真が掲載されており、それらを眺めながら聴くとリアリティに響いてくる。フィジカル媒体、CDの良いところだ。近いうちに阿部薫の特集記事を書きたいと思っているが、書けるかなぁ…
Silver Mountain 『Before The Storm(Demo 1980)』
2月頃発売。北欧様式美メタルの至宝、シルヴァー・マウンテン。デビュー前の1980年のデモ音源。ファースト『シェイキン・ブレインズ』(1984)収録曲も何曲か既にやっているのが聴けて嬉しい。ヤンス・ヨハンソン(key)がいないので、やはりネオクラシカル度は希薄だ。
マンフレッド・ショーフ・ミーツ・山下洋輔トリオ 『ディスタント・サンダー』
4月発売。ウルトラ・ヴァイヴのジャズ廉価盤再発はCD業界の良心だ。坂田明+森山威男の第2期山下トリオが独フリージャズのパイオニア、M・ショーフと共演した1975年のライブ。LPでいうA面を占める20分40秒にわたる「ミトコンドリア」が圧巻。2曲目はショーフのフリューゲルホルン・ソロによる「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」、タイトル曲である3曲目は山下のピアノ・ソロ、ラストの「ハチ」で再び4人が揃いエネルギーを爆発させて幕を下ろす。
フループ 『当世仮面舞踏会』
フループは全4枚のうち『太陽の王子』しか持ってなかったので、そのうち全て揃えようと思っていた。ユニオンでこの4thを帯付き美品で購入し喜んでいた。ところが9月にユニオンで紙ジャケ4Wセット(特典の収納BOX付き)の中古を見付けたので9850円もしたけど購入。しかし帰宅後ネットで確認したら、全4作セットのBOXが2019年に安価で発売されていたのだ!スマホがあれば購入前にその場で確認できたのに…ガラケーの悲劇である。
【6月】anthony braxton 『quartet (mestre) 2008』
ジョン・ゾーン、サンボーンに次いで好きなアルト奏者がアンソニー・ブラクストンだが、本作はそれ以上に女流ギタリストのメアリー・ハルヴァーソンに期待して購入。編成は2人の他にテイラー・ホ・バイナム(cor, flh, piccolo-tp, bass-tp, v-tb)、キャサリン・ヤング(bassoon)のカルテット。これは名演と言っていい!最高。ブラクストンはソプラノ、ソプラニーノ、アルト、コントラバスクラに加え、ライブ・エレクトロニクスも担当しており、ジャケ写で分かるようにラップトップを使用。
同じ演奏ではありませんが4人の動画がありました↓
HAGANE 『Episode 0』
6月発売。YouTubeでおなじみのギタリスト、よしださくらさんが在籍するバンド、HAGANEのファースト・ミニ・アルバム。YouTubeでのさくらさんはゲイリー・ムーアやジューダス・プリースト、インペリテリなどのおっさん好みの昔のHR/HMをやっているが、白状すると彼女らのような今風の音楽は好みではない。けどツイン・リードはやっぱりかっこいい◎
Vを弾いているのがさくらさん。
渡辺美里 『harvest』(3CD+Blu-ray)
6月発売。この人は一体何枚ベスト盤を出してるのだろう?BOXはかさ張って邪魔なのに、やっぱり買ってしまった。お布施です。
【7月】スコット・ヘンダーソン 『スピアーズ』
スコット・ヘンダーソンのファーストであり、実質上トライバル・テックのファースト。1985年作品。CDの価値の分かっていないブックオフにしては、かなり強気の値段だったが購入。盤質、ジャケ、帯、ケース、全てにおいて状態は良くないが、滅多に見掛けない帯付き国内盤だから。パスポートレコーズ倒産につき再発も望めなさそうだし。
秋山羊子 『狂った手』
彼女のことは知らなかったが、アマゾンを「梅津和時」で検索して見付けた。ピアノ弾き語りのシンガーソングライター。本作は2011年のサードで梅津和時(cl,b-cl,as,ss)とのデュオ。秋山さんの素朴な弾き語りと、その隙間を縫うように吹く梅津さん。最高◎
【8月】アルカトラス 『ボーン・イノセント』(CD+DVD)
7月発売。アルカトラスのなんと34年振りのニューアルバム。けどグラハム・ボネット・バンドとどう違うの?って感じ。まぁメンバーが違うのだけど。曲毎に色んなギタリストが参加してて、聴き終えたあと正直ギターの印象が残らなかった。せっかくバンドメンバーに名手ジョー・スタンプがいるのだから、ゲストを入れずに全曲で彼のネオクラシカル・プレイを存分に聴かせて欲しかった。
センティピード 『セプトーバー・エナジー』
2019年12月発売。JOJO広重さんのブログで知って、そのうち買おうと思ってたらユニオンで中古が入荷したので購入。キース・ティペットを中心に、ロック、ジャズ、クラシックetc.ジャンルを越えて50人のミュージシャンが結集、ロバート・フリップのプロデュースによる1971年作品。
2008年の再演ライブ↓
ジュリアス・ヘンフィル 『ドゴンA.D.』
2019年12月発売。フリージャズを聴き始めた20代前半の頃、本などで見て垂涎の的だったこのジャケット。四半世紀越しに念願が叶い、オリジナル・デザインで紙ジャケCD再発。今、手元のジャケットを眺めて感慨に浸っている。
ブラフォード 『ライヴ・アット・ザ・ヴェニュー/4THアルバム・リハーサル・セッションズ』
6月発売。国内盤がマーキーから発売されているが、高いのでソリッド/ウルトラヴァイヴの輸入盤+帯の国内流通仕様を購入。実現しなかった4thアルバムのリハ音源と、1980年ロンドン公演のライブ盤との2枚組。4thのリハは全く曲として完成しておらず、鑑賞できるような代物ではない。しかも私の目当てのジェフ・バーリンは1曲しか参加していないし。ライブの方は音質がイマイチだが、ジェフ崇拝者としてはまだそれなりに満足できる。せっかくだから高くてもライナー付きのマーキーの国内盤を買うべきだった。
QP-CRAZY 『平成暗イ死ス』
バカ社長ことクレイジーSKB率いるデジタル・ハードコア・パンク・バンドの2002年のアルバム。○か×で1100円という良心的な価格な上に、ポイントが溜まってたのでさらに20%オフで購入。久々に殺害塩化ビニールのCDを買ったが、やっぱりクレイジーSKB氏の声と音楽は最高だ。20代の頃は丸殺グッズを集めてて、丸殺Tシャツを着て平気で街中を歩いてたぐらい殺害塩化ビニールにはまっていた。QP-クレイジーは『夜霧の挑発ジュラシック』(2002)まではリアルタイムで買っていたが、それ以降にも本作を含め2011年まで5枚ほどアルバムをリリースしているようだ。全部揃えたいが、大半の作品が現在入手困難。
【9月】ダリル・ホール&ジョン・オーツ 『12インチ・コレクション[デラックス・エディション]』
既発の 『12インチ・コレクション』と『12インチ・コレクション II 』を2枚組にカップリングしたCD。2枚とも持ってるけど買ってしまった。エイティーズ世代のアラフィフの人なら懐かしい12インチ・シングルのリミックス・ヴァージョン。ループにして永遠リピートしてるだけみたいでただ長尺なイメージしかなかったけど、今聴いたら実にかっこいい。アーサー・ベイカー…懐かしい名前だ。当時、リミックスといえばこの人だった。
DARKTHRONE 『Under a Funeral Moon』
ノルウェーのブラックメタル、ダークスローンの1993年のサード。暗闇に佇む白塗りの顔のジャケットが最高。ジリジリのトレモロ・リフのギター、ズドドドバシャバシャのブラスト・ビート、アヒルの首を絞めたかのようなグロウル・ヴォイス、風呂場のラジカセみたいなペラペラで最悪な音質…これぞ地下臭プンプン漂うプリミティヴ・ブラックメタルの名作。
DAVID BOWIE 『THE TELEVISION GENERATION』(DVD)
7月発売。ボウイの1969~1999年までのテレビ・パフォーマンスを収録。初めて見る映像多数で感激。
藤圭子 『知らない町で』
1971年12月リリース、オリジナル・アルバムとしては4枚目(たぶん)。藤圭子のCDは『女のブルース』、『さいはての女』、本作、『別れの旅』の4枚を持っているが、断トツで一番気に入った。彼女らしい演歌調の曲は勿論、これまでとは趣を異にする歌謡ポップス風の「四月の花まつり」が最高◎
渡辺貞夫 『ランデブー』
ナベサダで好きなアルバムといえば、『渡辺貞夫』(1972)と『スイス・エア』(1975)だ。スピリチュアル・ジャズでハードな演奏をしていた70年代前半の頃で、ライト&メロウなフュージョンに移行する前だ。と言いつつも一番好きなアルバムは『エリス』(1988)だったりする。ブラジル音楽、ボサノヴァが苦手なくせに、だ。本作はスティーヴ・ガッド、マーカス・ミラーら参加のNY録音だが、『エリス』のサウダージ感に負けない寛ぎのサウンドで気に入った。
ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ 『DANCING IN YOUR HEAD(S)』
7月発売。1986年に設立されたフランス国営のビッグバンド、ONJ。ビッグバンドといっても普通ではない。私は1991年のライブ・アンダー・ザ・スカイのテレビ放映で初めて知ったが、その先鋭的な演奏、そしてバンドの楽器編成に魂消た。(この当時)エレキギターが3人、ベースは2人(エレキとウッド)でチューバまでいるのだ。新譜である本作はエリック・ドルフィーとジュリアス・ヘンフィルが1曲ずつ、あとは全てオーネット・コールマンの曲をやっている。
METTE RASMUSSEN / JULIEN DESPREZ 『THE HATCH』
1月発売。メテ・ラスムセンは特殊奏法をこれでもかというほど駆使する、デンマーク生まれのアルト奏者。ジュリアン・デスプレズ(読み方わからん?)は本作で初めて知ったのだが、パリを拠点に活動するギタリストで、やはり特殊な演奏をする。最近は前衛なものを聴かなくなってきたけど、まだまだ知らない面白い人がいるものだ。
【10月】DAVID BOWIE 『i'm only dancing (the soul tour 74)』
8月発売。レコードストアデイ限定CD。1974年の“ダイアモンド・ドッグス・ツアー”の終盤は“フィリー・ドッグス・ツアー(ザ・ソウル・ツアー)”と改称されソウル色を強めた内容に変わり、ツアーの合間に制作を進めていたニュー・アルバム『ヤング・アメリカンズ』からの曲もセットリストに加えられた。本作は1974年10月20日、米国デトロイトのミシガン・パレスでのライブを収録。勿論デヴィッド・サンボーン参加。『DAVID LIVE』がソウル・ツアーとなる前の7月録音、『クラックド・アクター~ライヴ・ロサンゼルス'74』がちょうど中間の時期の9月録音、そして本作がソウル・ツアーとなってからの10月録音と、3タイトルを聴き比べるとソウル色を強めながら移行していく様子が分かって面白い。
たをやめオルケスタ 『レディ・レディ』
7月発売。ヴォーカル秀子が脱退し完全なインストバンドとなって初のフル・アルバム。ゆうかちゃんとうんPがアルトとテナーで入れ替わっていたのには驚いた。けど本作ではゆうかちゃんはアルトとテナー両方でソロを取り大活躍。コロナのためにライブが出来ず、毎年恒例の新衣装もまだお披露目されず。CDやグッズを買って微力ながら応援している私。次の大阪ライブには絶対に行きたい!コロナの状況次第だが。
『アーバン・ソウル・オブ・デイヴィッド・サンボーン』
7月発売。Tの企画・限定販売の“フュージョン/AORアーティスト・ベスト・シリーズ”の第4弾。ワーナー音源によるサンボーンのソロ及びセッション参加作品を2枚組にまとめたベスト盤。「ストレイト・トゥ・ザ・ハート」や「ハイダウェイ」はスタジオの原曲よりライブ盤のヴァージョンの方が格段に良いのに、とか、あの曲がない、この曲もない、とか、もっとセッション参加曲を多くして欲しかった…など、ファンほど選曲にはこだわりがあると思うがバランスよくまとまった良質なコンピ盤だ。ただ1つだけ言っておきたいのは、本作だけでなく唯一のライブ盤『ストレイト・トゥ・ザ・ハート(ライヴ!)』も聴かなければ入門にはならない。
シャンティクリア 『メキシカン・バロック1~ミサと哀歌』
恥ずかしながらこのCDでメキシコにもバロック音楽があったことを初めて知った。バロック時代の新大陸においてメキシコこそが音楽的中心地であり、他の英語圏植民地の諸都市よりも優雅で優れた作品が作曲されていたという。本作では2人の作曲家の作品を取り上げている。イタリア生まれでスペイン南部カディスの劇場でヴァイオリンを弾いていたところを乞われてメキシコシティの劇場へ移ったというイグナシオ・デ・ヘルサレム、そして、先住民とスペイン人双方の血を引いてメキシコシティに生まれたマヌエル・デ・スマーヤの2人。特にスマーヤは新大陸のバロック音楽の最高峰ともいわれ、同時代のヨーロッパの作曲家達に匹敵するクオリティを誇っている。
神尾真由子 『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ全曲』
10月発売。2007年のチャイコフスキー国際コンクール優勝を受けて翌年に鮮烈にCDデビュー。そのデビューアルバム以来チェックし続けている。帯の文に「ありのままのバッハ、これが私のバッハ。」とあるように曲によっては大胆なアレンジがなされており、アマゾンのカスタマーレビューでは早速叩かれている。バロック音楽は当時、現代と違って即興性が強くもっと自由に演奏されていたのが本来の姿のはず。頑固なクラシック・ファンから批判を受けることを十分承知で臨んだであろう本作、クラシック・ファンとはいかない私は大いに気に入っている。
ジョン・コルトレーン 『黙想の時』(LP)
NU茶屋町5階の中古レコ屋は複数の店が出品しており、定期的に店が入れ替わるので時々掘り出し物に出会う。黄金カルテット最後の録音となる『ファースト・メディテーションズ』は、もう一人のテナー奏者ファラオ・サンダースの加入直前でコルトレーンが1人で頑張って吹いている大好きなアルバムだ。そのアナログレコードで帯付き国内盤を見付け喜んで購入。1480円也。当時の邦題が面白く『黙想の時』で、各曲目は「崇愛(すうあい)‐LOVE」、「憐憫(れんびん)‐COMPASSION」、「法悦(ほうえつ)‐JOY」、「帰趨(きすう)‐CONSEQUENCES」、「沈静(ちんせい)‐SERENITY」となっている。
【11月】アローギア 『セメンドリア』
4月発売。セルビアの様式美メタルバンド、アローギアの6枚目にして本邦デビュー・アルバム。ゲスト・ヴォーカルにマーク・ボールズ、ファビオ・リオーネ、ティム“リッパー”オーエンズが参加。曲によってはセルビアの縦笛フルーラを使用しバルカン色を打ち出しており、辺境モノやクサメロ・メタル好きには堪らない。ただ1つだけ難点を言うなら、歌詞が母国語ではなく英語であること。あと日本盤のボーナストラック2曲は蛇足。アメリカナイズされたバラード曲で捨て曲だ。
終盤でフルーラのソロが聴けます。
BLIND FAITH 『LONDON HYDE PARK 1969』(DVD)
高校の頃、セーラ・ロウエルとマイケル富岡が司会を務めた深夜テレビのMTVで見た「君の好きなように」に衝撃を受けた。中3で洋楽に目覚め主にヒット曲を聴いていたのが、この頃になると1970年前後のブリティッシュ・ロックに興味を持ち始め、同番組の“クローゼット・クラシックス”のコーナーは入門者の良い手引きとなったものだ。
テン・イヤーズ・アフター 『テン・イヤーズ・アフター・ファースト』
○か×はアナログ盤は高いものが多いがCDはかなり良心的な価格で、このSHM-CD盤は1100円だった。元祖速弾きギターとも言われるアルヴィン・リーのテン・イヤーズ・アフターのファースト。実はベスト盤しか持ってなかったのだが、このファーストではまだ比較的ストレートなブルースをやっており、英国ホワイト・ブルース好きの私としては大変気に入った。ストレートなブルースながらもジャズの影響も感じられるアルヴィンのプレイは、当時のギタリストの中でも一線を画していると思う。やっぱりベスト盤だけを聴いていも駄目だと痛感。
モントルー 『クワトロ~ウィンダム・ヒル回顧録』
フレットレスベースのマイケル・マンリング参加。日本橋の某中古屋で見付け狂喜乱舞して買ったが、帰宅して異変に気付いた。帯がケースより分厚くて大きくてもしや?と思いネットで画像検索したらやっぱり!元々付いていたスリーブケースが欠損しているのだ。恐らく店の人は知らずに買取・販売しているのだろうけど、手にしてすぐにおかしいと気付かないのは中古屋としてプロ失格だ。多少の傷や汚れはまだ許せるが、付属品の欠損は、配信音源を一切利用せずフィジカル媒体にこだわる者としては許し難い。きちんと状態説明を添えるべき。そんなキ●ガイの戯言はともかく、作品の内容は実に素晴らしい。
TERJE RYPDAL 『WHENEVER I SEEM TO BE FAR AWAY』
10月発売。ずっと再発を待ち望んていた1枚。ノルウェーのギタリスト、テリエ・リピダルの1974年の名作。ロック・バンドの基本である3ピースにエレピ、メロトロン、さらにフレンチホルンとヴァイオリンを加えた特異な編成で、後半(アナログ盤でのB面)はオーケストラとの共演だ。そんな編成からも察する通りジャズっぽさは希薄で誤解を恐れずに言えばプログレッシヴ・ロック的であり、リピダルのギター・プレイも持ち前のロック色が出ている。ジャケットも秀逸。
ロイ・ブキャナン 『ホット・ワイヤーズ』
テレキャスターの名手、ロイ・ブキャナンの遺作となった1987年作品。ドラッグ中毒とアルコール依存症もあって、70年代終わり頃から活動は低迷。1985年にアリゲーターと契約し『ホエン・ア・ギター・プレイズ・ザ・ブルース』で復帰。同レーベルで3枚のアルバムを残すが、1988年に泥酔して収容されていた留置所で首吊り自殺をした。本作のジャケットにはレスポールが描かれているが、そのキンキンの音色から大半の曲ではビル・ローレンス製のテレキャス・タイプを使っているように思うのだが、どうだろう? 彼はピッキング・ハーモニクス奏法のパイオニアであり、1曲目「ハイ・ワイヤー」でその凄まじいプレイが聴ける。
DAVID BOWIE 『AT THE NATIONAL BOWL』
ティン・マシーン結成を機に過去の曲を封印したはずのボウイが、1990年の旧作の再発に伴い再び過去の遺産を引っ張り出してベスト選曲のライブ・ツアーを行った。その時の“サウンド+ヴィジョン・ツアー”の8月5日のライブ盤。編成が4人とショボくて、ギターのエイドリアン・ブリューがウワモノを一手に引き受けて頑張っているが、正直限界を感じる。1983年のシリアス・ムーンライト・ツアーや1987年のグラス・スパイダー・ツアーのようなホーンも加わった豪華編成とは大違いで、レコードの原曲のイメージを全く再現しきれていない。音質も放送用音源にありがちな奥行きのない音質。では何故買ったのかというと、ジャケットでボウイが手にしているフライングVが1本弦なのが気になったので…
【12月】中島みゆき 『ここにいるよ [初回盤]』(2CD+DVD)
12月発売。中島さんの全作品を持っている信者としてはベスト盤なんて不要だが、この初回盤には2010年のツアーからのライブ映像「Nobody is Right」1曲を収録したDVDが付いてるので買わねばならないのだ。まぁお布施と思えば信者としては何てことはない。そのライブ映像だが、バックのミュージシャン達の演奏が完璧で相変わらず素晴らしくて鳥肌が立った。特にアウトロでの中村哲のアルト・サックス、コーラスの坪倉唯子のゴスペルっぽいオブリには感動した。
YouTubeに上がっているのは肝心なアウトロが聴けないという…
渡辺美里 『tokyo -30th Anniversary Edition-』(CD+BD)
これまたお布施だ。私は信者というほどではないが、こうして買っている。リマスターされてはいるが私は音質にさほどこだわりのない人間だし、3曲のボーナストラックもあまり魅力がない。ブルーレイもほぼbornシリーズそのままの内容みたいだが、私は持ってないのでそれは良かった。付属の写真集も立派な装丁ながら内容は評判イマイチみたいだ。と言いながら実は私、結構ワクワクしている。
招き猫カゲキ団 『第一歌曲集』(10inch)
NU茶屋町5階の中古レコ屋で購入。1480円也。ここは複数の店が定期的に入れ替わりで出品しており、このような掘り出し物が見つかることも。ゼルダのボーカルの高橋佐代子(小夜子)とベースの小嶋さちほによるユニットが1984年にテレグラフからリリースした唯一作。名盤。片面に2曲ずつ全4曲入りの10インチ・レコード。10インチは初めて買ったが、ジャケットも良いし可愛らしくて飾っておきたくなる。
LPとの大きさの比較↓
TERJE RYPDAL 『CONSPIRACY』
9月発売。リピダルの約20年振りとなるスタジオ録音作品。キーボード、エレキベース、ドラムスとの4人編成。リピダルらしい空間的というかアンビエント的なサウンドだが、タイトル曲の3曲目だけはかなりビートの効いたもろにロックなサウンドで驚いた。4曲目ではフレットレスベースによるメロディーが聴ける。
ワム! 『ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-』(CD+DVD)
11月発売。アルバム『ザ・ファイナル』を持っている人も、本作はDVDのために買うべきだ。日本初DVD化となる「ヤング・ガンズ」と「バッド・ボーイズ」のクリップに加え、3曲の世界初DVD化映像を収録。さらにボーナス映像としてマクセルのカセットテープのCMを3本収録。私は輸入盤のDVD付き『THE FINAL』を持っているのでほぼ必要ないが、やはり初収録映像のために購入した。(それらもYouTubeを探せば大概あるのだが…)
ゲイリー・ムーア 『スティル・ゴット・ザ・ブルース・ライヴ』(LD)
恐らく未DVD化。1990年、ゲイリーがハードロックからブルースに転向したアルバム『スティル・ゴット・ザ・ブルース』リリース後のライブ映像。当時輸入ビデオカセットを買って繰り返し観ていたお気に入り作品。ブルースに転向したといっても、ブルース側からすれば大音量のハードロックだろうけど。30年経った今観ても最高だ。しかしゲイリー、アルバート・キング、アルバート・コリンズの3人とも、もうこの世にいないとは…
以上、字数ギリギリです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
まー。
アーチー・シェップ『ワン・フォー・ザ・トレーン』(1967)…フリージャズを象徴する名盤
1月11日(月)
みなさま
ごまー
去年10月の記事でちょい●しあさチャンのことを話題にしましたが…
先日お店の前を通ると、貼り紙に少し変化がありましたので報告いたします。
【以前】 ⇒ 【現在】 の写真です。 ⇒
半沢直樹から鬼滅の刃に変わりました。
しかし自分の店の前なのに空き缶で吸い殻入れを設置するとは寛大ですね。 ⇒
落書きへの忠告の貼り紙に落書きされてました。
これは腹立たしい! そもそも落書きは犯罪です。
けど寛大な店主さんのことですから、このコール&レスポンスを意外と楽しんでいるのかも知れません。
さて、今日は成人の日ということで3連休。
おとといと今日、阪神百貨店8階催場の中古レコード市へ行ってきました。
開催期間は6日(水)~12日(火)。
全国から13店舗の中古レコ屋が参加。
埼玉県のイエローポップ川口店も出店するとのことで、狙っているレコードがあって…
喜び勇んで行ってきました。
戦果報告↓
●9日(土)
LPレコードを5枚購入。
まずは洋楽…
中之島通沿い、大阪市役所近くにて記念撮影。
●Q-ティップス 『Q-ティップス』 1180円
ポール・ヤングのソロ・デビュー前のR&Bバンド。
●ブラックモアズ・レインボー 『虹を翔る覇者』 800円
再発盤だからか?安かった。
●アーチー・シェップ 『ワン・フォー・ザ・トレーン』 1430円
これが狙ってたレコード! 去年秋にNU茶屋町の中古屋で買い逃したイエローポップさんの商品。
売れずに再び巡ってくることを期待していたら、全くその通りになってめでたく入手できました◎
んで、邦楽も…
●渡辺美里 『BREATH』 600円
タイトルステッカーがジャケに直接貼られてるが、本来シュリンクされてた上に貼ってあったのでは?
でも600円なので全く構いません。帯代わりのステッカーですから、帯フェチの私にはむしろ有り難い。
●中島みゆき 『生きていてもいいですか』 600円
再発盤。帰宅して気付いたのですが、先日買ったばかりでした。2枚も要らんわ。
しかも状態はかなり悪く、これで600円は高いなぁ。
駐輪機の無料の時間が迫ってきてギリギリで慌てて買ったので、注意が足りませんでした。
以上、合計4610円の散財でした。
まだまだ気になるものがあったのですが…
“C”のクラスターのセカンドやハルモニアの洗剤ボトルのが国内盤の帯付き美品でありました。
めっちゃ欲しい!けど、高くて手が出ませんでした。
あとザ・ファームのファースト、オートグラフの「ターン・アップ・ザ・レイディオ」入ってるやつとか。
1984年ですな。私が洋楽を聴き始めた中3の頃、MTVでビデオクリップを頻繁に見たので懐かしくて…
どちらも高くはなかったけどレア盤じゃないし、またどこかで見掛けるだろうから今回はいいかな、と。
ロスコー・ミッチェルのSACKVILLE盤の『SOLO CONCERTS』はギリギリまで悩んで結局買わず。
帰宅してすぐ、LPではなくCDですが手頃価格のものをアマゾンで見付けたので注文してしまいました。
懐かしいなぁ。けど今見てもアヒル口のヴォーカルが気持ち悪い。
●11日(月)
今日は駐輪代をケチらずにゆっくりとチェックしました。
CDは買うつもりなかったけど、一応一通りチェックしました。
んで、LPを2枚とCDを1枚購入。
中之島通沿い、中央公会堂をバックに記念撮影。
●ROSCOE MITCHELL『THE ROSCOE MITCHELL SOLO SAXOPHONE CONCERTS』 2300円
おとといアマゾンでCDを注文したけど、やっぱりこのジャケットが欲しいので買ってしまったー。
●V.A.『WHITE BOY BLUES』 1320円
高校の時に買った大切なレコードだったのに、10年ほど前のリフォーム時の事故で失いました。
今回めでたく見付けて再び手元に。こうした奇跡の出会いがあるからレコ屋巡りは面白いのです。
これにはVOL.2も出ており持っていたのですが、同じくリフォーム時に失って、未だに出会えず。
高校の時に先にVOL.2を買って聴きまくっていたので、実はそっちの方が思い入れが強いのだが…
●ドリーム・アカデミー 『THE DREAM ACADEMY』 880円
CDはこれ1枚ぐらいで、目ぼしいものはありませんでした。
帯付きを見掛けたら買おうと思っていたドリーム・アカデミーのファースト、旧品番だけど購入。
ケースが新品に交換されていて気付かなかったのですが、ライナーも帯もボロボロでした。
ケース交換して販売する中古屋を親切だと思う人もいるだろうけど、私はごまかしとしか思えません。
以上、3点で4500円でした。
この2日間で9110円も使ってしまったー。
でも物凄く楽しかった! レコード漁りは至福のひと時。
これまた懐かしい。クラシックの素養のあるオーボエやサックスを操るケイト・セント・ジョンの存在が肝。
では、今回の戦利品の中から、どれか1枚レビューを書くといたします。
と言っても私、レコードプレーヤーを持ってませんでして…
まぁ、買ったうちの半分はCDで持っているので、CDで聴けるものの中から選びます。
(なんじゃそりゃ。)
選んだ1枚はやっぱりこれ↓アーチー・シェップ 『ワン・フォー・ザ・トレーン』
NU茶屋町5階の中古レコ屋“VOX MUSIC梅田店”はユニークなお店で、複数の店舗が出品しておりさながらレコード市のような感覚でレコード漁りが楽しめるお店です。しかも時々店舗が入れ替わるので、中古屋によくある「いつ行っても商品が同じ」といった在庫の停滞が目立たず、また各店舗の特色が出ることで在庫内容にも多様性をもたらしています。ただ店舗によって値付けの基準がまちまちなので同等コンディションの同じ商品が並んでいても値段が違ったりしますし、はっきり言ってしまえばディスクユニオンの商品回転率と安さには到底敵いません。
去年秋、VOX MUSIC梅田店でコルトレーンの『黙想の時(ファースト・メディテーションズ)』と一緒にシェップのこの『ワン・フォー・ザ・トレーン』も買うつもりが結局やめて、その2日後にやっぱり買おうと思って行ってみたんです。すると、出品店舗が入れ替わっており半分ぐらい在庫がガラッと一新、まさかの買い逃しをしてしまいました。店員さんに聞くとそのレコードはイエローポップという関東のお店だったとのこと。関東のお店ならもう買えないなぁと落胆していたのですが、今回の阪神百貨店の催事でイエローポップが出店!きっとキャラバン商品用の在庫品だろうからまた出品されるはず、と睨んでいたら見事に的中。再会を果たし無事入手となりました。国内盤の帯付き美品です。オリジナル盤ではなく再発盤ですけどね。
こちら1997年再発のCD↓
本作は1967年10月21日、ドイツのドナウエッシンゲン音楽祭でのライブを収めたアルバムです。原題は“LIFE AT THE DONAUESCHINGEN MUSIC FESTIVAL”。「LIVE」ではなく「LIFE」なのがシン・リジィの“LIFE(ラスト・ライヴ)”みたいでいいですね(なんのこっちゃ)。ドナウエッシンゲン音楽祭は1921年に“現代音楽芸術を擁護するドナウエッシンゲン室内楽祭”との名称で始まった伝統ある音楽祭です。その名の通り現代音楽の初演を主な目的とした音楽祭で、ヒンデミット、シェーンベルク、シュットクハウゼン、ブーレーズ、ノーノ等、数多くの世界初演がここで行われてきました。本作以前にもジャズ・アーティストの出演が全く無かった訳ではないのですが、60年代以降に台頭したフリージャズによりジャズが音楽的スタイルの制約から解放されてきたことで、このシェップのグループがジャズ・アーティストとしての本格的な出演となりました。
シェップについて簡単に紹介すると、1937年フロリダ州フォートローダーデール生まれ、ペンシルベニア州フィラデルフィア育ち。カレッジでは演劇学を専攻していましたが、同時期にサクソフォンも始め音楽活動を開始し、卒業後はニューヨークに進出。1960年にセシル・テイラーのバンドに参加し『セシル・テイラーの世界』(CANDID)でレコーディング・デビュー。1962年にはドン・チェリー、ジョン・チカイらと共にニューヨーク・コンテンポラリー・ファイヴを結成、フリージャズ・アーティストとして頭角を現します。そんなシェップを見初めたコルトレーンがインパルスへ推薦、1964年に初の単独名義でのリーダー作『フォア・フォー・トレーン』を発表。翌年にはコルトレーンの世紀の問題作『アセンション』に参加。以降については周知の通りで、フリージャズを代表する存在としてシーンを牽引しました。
ジョン・コルトレーンが亡くなったのが1967年7月17日。フリージャズの精神的支柱であったコルトレーンの死がフリージャズのミュージシャン及びシーンにもたらした影響は大きかったことでしょう。ちょうどこの時がフリージャズのピーク時であり、コルトレーンの死を境に次第に(殊に本国アメリカでは)衰微していきます。本作はコルトレーンの死から3ヵ月後の演奏で、『ワン・フォー・ザ・トレーン』のタイトルが示す通りコルトレーンに捧げた44分にわたる1曲を収録。ただしLPレコードのため曲は途中で分断されており、CDになっても分断されたままでの収録なのが実に残念です。パーソネルはシェップ(ts)、ラズウェル・ラッド(tb)、グラチャン・モンカー3世(tb)、ジミー・ギャリソン(b)、ビーバー・ハリス(ds)。ピアノレスでトロンボーン2本を擁した変則クインテット編成です。
まずは6分近くにも及ぶジミー・ギャリソンの長いベース・ソロで幕開け。これは晩年コルトレーン・グループの「マイ・フェイヴァリット・シングス」を彷彿させますが、ベース・ソロは6分ぐらいで十分です。『ライヴ・イン・ジャパン』の「マイ・フェイヴァリット~」なんて曲自体が57分もあって、冒頭でベース・ソロが15分近くもあるという…苦行に近いですから。話を戻して、テンポ・ルバートだったギャリソンのソロがお得意のフラメンコ奏法を経て次第にリフを刻みだすと、ビーバー・ハリスのドラムが入りようやくシェップの咆哮が始まります。このベースがリフに移行してテンポが定まり、ドラムが入ってくる辺りが実にかっこいい。これから始まるぞ、という期待でワクワクします。
ベース・ソロ終盤の5:30辺りから聴いてみてください。
シェップのテナーが入ると、あとは彼の独擅場。ラズウェル・ラッドとグラチャン・モンカーのトロンボーン2人もいますがほとんど一人で吹きっぱです。正直、途中でダレてきますが、これぞフリージャズと言うべき激しい演奏が展開されます。シェップのざらついた音色は私の好みなのですが、技巧的にはそれほど大したことはなく意外と音も軽い。フリーク・トーンにしても一本調子というかボキャブラリーが少なくてファラオ・サンダースほど引き出しが多くはないし、パワーという点でもペーター・ブレッツマンには到底及びません。同じくアルバム1枚でまるまる1曲の作品だったら、ファラオ・サンダース『ブラック・ユニティ』(1971)の方がクオリティーは高いですし。
終盤には恐らく本作で一番有名な箇所であろう「いそしぎのテーマ」が現れる場面があります。ひたすら続くフリージャズの嵐の中でのひと時の静けさ、安らぎを覚える瞬間です。この「いそしぎ」の引用については色々と議論されてきており、公民権運動やブラックパンサーと結び付けて語る人までいます。しかし私としては単に「ここらでお馴染みのメロディーでも入れとくか」ぐらいの考えだったのではと思っています。長尺なフリージャズが続いたので、聴衆も演者側もダレるのを避けるために。さらに言えば、この様なスタンダードの演奏こそが本来シェップのやりたかったことでは?とさえ思えてきます。たとえば90年代半ばのヴィーナスレコードのバラードの諸作はフリージャズ支持者には受けが悪かったですが、私には本当にやりたかったことが出来て生き生きした演奏に聴こえます。本作の一番の聴きどころは、私はこの「いそしぎ」よりも、中盤のシェップのテナーが無伴奏ソロになる部分です。しかしこの一番良いところで、ちょうどLPのA,B面の境目のためにフェードアウト~フェードインという…
本作をシェップの最高傑作に挙げる人も多いです。当時はスイングジャーナルのゴールドディスクに選定され、CD時代になっても国内盤は紙ジャケも含め3回ほど再発されています(2000年を最後に再発されていませんが…)。フリージャズといってもリズムや曲構成に秩序があってフリー・インプロヴィゼーションではないので意外と聴きやすいです。「いそしぎ」の引用からも分かるように、サックス奏者として以上に構成力に長けた人で、総合的には素晴らしいミュージシャンだと思います。しかしシェップ自身のサックス演奏という点では『スティーム』(1976)が断トツで素晴らしく紛れもない名演ですし、個人的好みだと『ママ・トゥー・タイト』(1966)の激しくて未洗練ながらも重厚なアンサンブルが堪らなく好きです。やはり本作はコルトレーンの死後であるとか、かのドナウエッシンゲン音楽祭での演奏である等、1967年という時代背景も含めてフリージャズを象徴する1枚であり、最高傑作で異論はありません。名盤です。
以上です。
まー。
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イングヴェイをバイオリンでカヴァーするJillさん(from Unlucky Morpheus)
2月7日(日)
みなさま
ごまー
乾燥機から取り出した洗濯物に、手袋の片方が紛れ込んでいました。
その手袋は幼児サイズにまで縮んでしまっていました。
ちょっとこれヤバくな~い?
マジうける~ (おっさんが無理してギャル風に書いてみた。)
ウチのカエルさんの手と比較してみた↓
わーい!ボクにぴったしですのだ◎
しかしカエルさんは指が分かれてないので残念ながら着用できません。
話カワル。
こんな動画を見つけた↓
6000円台のプラスチック製ヴァイオリンでチャルダーシュ!?
モンティのチャルダーシュ、ツィゴイネルワイゼン、メンデルスゾーンの協奏曲…etc.
難曲をおもちゃの楽器で見事に弾いてくれていて感動しました。
しかし楽器としてのクオリティーは高くなさそうで、6000円台はあまり安くはないですね。
さらに動画を探してみると、5980円のヴァイオリンが!↓
激安楽器で有名なプレイテックだ!
この人も上手いなぁ!パガニーニのカプリース24番をサラッと弾いてますね。
さっきのプラスチック製よりもきちんとした楽器で6000円を切る値段とは!
さすがサウンドハウスのプレイテック!
このヴァイオリン欲しいなぁ。
けど家で練習したらマスオさん状態になりそうなので、やっぱり無理です。
プレイテックって激安のエレキギターやエレキベースでも有名ですが…
確かにあの価格にしては驚異的な製品なのですが、初心者が使うにはちょっと難ありな点も。
けど調整次第でかなり使えるようになります。まぁ音色に関しては仕方ない部分もありますけどね。
プレイテックの他の激安楽器も気になってきたので動画を探してみました。
そしたら信じられないようなものまで色々とありました!
●2万円のトランペット
あっ!たをやめオルケスタのペットの4人だ!
●19800円のピッコロトランペット
かなり吹きにくそうな表情ですが…使い物になるのかなぁ?
●10万円のバスフルート
これも使い物になるかどうか微妙っぽいなぁ…
●5万8千円(税別)のオーボエ
これ欲しい!けどオーボエってリードが大変なので気軽には始められないなぁ…
●税込26784円のカーブドソプラノ
これは本気で欲しい!
うまい棒だと2500本ぐらい我慢すれば買える(笑)
けどフルートも今年こそ買いたいと思ってるし、悩むなぁ…
そして極め付きはコレだっ!!
↓↓↓
●56800円のソプラニーノ
ソプラノではなくソプラニーノですよ!
これは生産終了とかになる前に買っておくべきかも知れません。
たとえ使い物として厳しくても、これを買わないと一生ソプラニーノなんて買えませんから。
でもいくら驚異の安さだといっても、今56800円の小遣い持ってないしなぁ…(困)
話カワル。
今日は、久々にサックスの練習に行ってきました。
久々でもスズメたちはちゃんとやって来てエサを待っています。
実は、今年になってからほとんど練習に行ってません。
年末年始の連休中はほぼ毎日行ってたのですが、それ以降は2回ぐらいしか行ってません。
先月14日から大阪でも2度目の緊急事態宣言が出され、外で大きな音を出すのを躊躇ってしまって…
完全にサボり癖が付いてしまいました。
過去に何回か書いてきたけど、私…
元々サックス嫌いですねん。
その形といい音色といい、子供の頃から嫌いだったんです。
私は小2の終わり頃からクラシック音楽、とりわけベートーヴェンに興味を持ち始めました。
それでたまたま家にライトクラシックのLP10枚組セットがあったので、そればかり聴いてました。
キャンディーズやピンクレディーなどの歌謡曲には全く興味なく、ひたすらクラシックを聴いてました。
そんな子供の頃の私にとってサックスのイメージといえば…
ずばり、キャバレーのハコバン。
サラリーマンのおっさんが女の人に囲まれてお酒を飲む場、キャバレー。
そこで演奏される怪しげな音楽、それに合わせて踊る肌を露出させたダンサー…
サックスという楽器は、クラシックのオーケストラではまず見かけることがありません。
しかしドラマなどのキャバレーのシーンで、バンドが演奏していればたいていサックスが映ります。
だから子供の頃の私は「サックス=キャバレーの楽器」で、不健全なイメージを持っていたのです。
高校に入るとエレキギターに興味を持つも、成り行きでやりたくもないエレキベースを始め…
大学に行くと成り行きでやりたくもないクラリネット、そしてサックスを吹くことになった私。
もし、高校の時にベースではなく初めからギターをやっていれば、現在サックスなんて吹いてません。
ひたすら速弾きの鍛錬を積み、今頃イングヴェイの「ファー・ビヨンド・ザ・サン」ぐらい弾けているでしょう。
5,6弦スウィープも習得してジェイソン・ベッカーの「アルティテューズ」も弾けているかも知れません。
聴く音楽もメタルとハードロック、プログレ、そしてクラシックしか聴かない人間になっていたでしょう。
ノイズやハードコア、前衛音楽、クレズマーに東欧ジプシー音楽、フュージョンも聴いていないでしょう。
もう50歳を過ぎた私ですが、ギターもほとんど弾けない私ですが、
せめて「ファー・ビヨンド・ザ・サン」ぐらい弾けるようになってから死にたい!
そんな私は年に1,2回ぐらいはYouTubeで「ファー・ビヨンド・ザ・サン」の動画を検索しています。
昨日、久々に検索してみました。
こんな小さな女の子でも弾くんですよ!
アップされたのは最近ですが、恐らく4年ぐらい前(9歳頃)の演奏だと思います。
フィンガリングもピッキングもなめらかですねー。
この人は初めて見ました。きっとこれからもどんどん上手くなっていくんだろうなぁ。
ここで驚きの動画を発見!!!!
↓↓↓
さっきの激安ヴァイオリンのお姉さんだ!!!!
イングヴェイのフレーズを忠実にヴァイオリンで表現しています。驚異的!
見事な演奏、そして素敵なロリータ・ファッションのお姿!
私の憧れを絵に描いたようなお方だ。
この人は凄い!凄すぎる!!
さらに驚いたのが、この方…
Unlucky Morpheusのメンバーなのですね!
「何を今更」って声が聞こえてきそうですが、私全然知りませんでした。
Unlucky Morpheus(アンラッキー・モルフェウス:通称あんきも)は前から気になってるバンドなんです。
けど実は私、新しいバンドはなるべく聴かないようにしているんです。
はまってしまうとCDやDVDを買い揃えないと気が済まなくなって、また激しく散財してしまうので…
あんきもは以前YouTubeで何曲か試聴したんですが、その時はそれほど惹かれなかったんです。
ヴァイオリンの存在にも気付かなかったので、たぶん聴いた曲が適切でなかったのかも知れません。
それで今回、改めてあんきもの動画を色々とチェックしてみました。
そしたら、めっちゃいいですやん!
ゴスロリ服で髪を振り乱しながらヴァイオリンを弾くJillさんかっこいい!
鍵盤奏者がいないのでライブでは同期演奏なんですね。
イントロでも判るとおりアングラのアンドレ・マトスへの追悼ですね。
間奏ではちゃんとパガニーニのカプリース24番もやってます。しかもJillさんのヴァイオリンで!
私のこだわりであるネオクラシカル度もそこそこありますし、ギター、ベース、ドラムもテクニカル!
それにヴォーカルの天外冬黄(Fuki)さんの歌唱力、声量、圧倒的な存在感!
そして何より私をあんきもに導いてくれたヴァイオリンのJillさんの華麗かつ激しいパフォーマンス。
楽曲、演奏、メンバーも全て最高です◎
あんきものCDやDVDを揃えていきたいと思うのですが、かなりの枚数を出してますね。
2008年結成ですから結構キャリアも長く、リリース数も多ければ、完売作品も多そうです。
それに東方Projectの同人音楽のリリースもあり、流通の問題もあってコンプリートは困難そうです。
まずは最近リリースされたあんきもの楽器隊4人によるプロジェクト、
“QUADRATUM From Unlucky Morpheus”のCDを買おうと思い…
はい、今日買ってきました。
上で載せた動画の「ファー・ビヨンド・ザ・サン」が収録されているCDです。QUADRATUM From Unlucky Morpheus 『Loud Playing Workshop』
【メンバー】
Jill (Violin)
仁耶 (Guitar)
小川洋行 (Bass)
FUMIYA (Drum)
【収録曲】 ※( )内はオリジナルのアーティスト/バンド名です。
1. Far Beyond The Sun (Yngwie Malmsteen)
2. The Dance of Eternity (Dream Theater)
3. Into the Arena (Michael Schenker Group)
4. Hundreds Of Thousands (Tony MacAlpine)
5. Scarified (Racer X)
6. Eruption (Van Halen)
7. For the Love of God (Steve Vai)
8. Technical Difficulties (Racer X)
9. 17th Century Chicken Pickin' (Impellitteri)
イングヴェイ、ドリーム・シアター、MSG、マカパイン、レーサーX、V・ヘイレン、S・ヴァイ、インペリテリ…
メタル史に燦然と輝くインストの名曲ばかりがズラリと並んでいます。
しかも大半が80年代の曲という、メタルおっさんホイホイなアルバムです。
主にギターが活躍する曲ばかりなのに、ヴァイオリンがメインでカヴァーしている点がミソです。
ギターの曲をギターでカヴァーしてもありきたり、ヴァイオリンでやることにより名盤が誕生しました。
まさに「ギター・インストをヴァイオリンで弾いてみた」みたいな感じになっています。
メンバー曰く「ヴァイオリンに全部持ってかれた」アルバムです。
演奏も曲構成も原曲に忠実でリスペクトを感じます。見事な演奏とアレンジです。
ギターのフレーズをヴァイオリンで弾くのは相当困難だったはず。
Jillさんは当時リアルタイムで聴いた曲は1曲もないとのこと。
だからこそ原曲を聴きまくって1音も間違えずにコピーし、かつニュアンスを大事にしたそうです。
YouTubeには「ファー・ビヨンド・ザ・サン」より先にヴァン・ヘイレン「暗闇の爆撃」が公開されてたようで…
これが海外でも大反響だったようです。
あかん、感動で泣きそうやわ!
ほとんどJillさんの無伴奏ヴァイオリン・ソロで、クラシックの曲かと思えるほど見事な演奏です。
それにしてもクラロリ姿が素敵で惚れ惚れしてしまいます。(←こればっかりや。)
ディスクレビューは以上ですが…
Jillさんの演奏をもっと他にも聴きたい!
ということでUnlucky Morpheus以外での活動を調べてみました。
●Rose Noire (ロゼ・ノワール)
Jillさんのお兄様との“ゴシック・耽美系兄妹音楽ユニット”。
私はヴィジュアル系もポジパンも聴いてこなかったのですが、このRose Noireは実にユニーク!
ゴシックなサウンドに、エレクトロニカやインダストリアルの要素の取り入れ方が見事。
これほど“耽美”という言葉の似合うユニットはありません。
●Hollow Mellow (ホロウ・メロウ)
“ゴシックロリィタの魔女”ことIruma Riokaさんによるダークメルヘンバンド、Hollow Mellow。
Jillさんは2014年から参加。しかし残念ながら2018年には脱退しています。
ロリータ界のカリスマ、青木美沙子さんが出演しています!
ギターさんの男装ロリータ・ファッションも素敵ですね。
カプリース24番、5番、スーパーマリオ、ヴィヴァルディ「夏」…etc.
ロリータ・ファッションも堪能できて演奏も楽しいライブ、一度体験したかったなぁ。
●FATE GEAR
スチームパンク・ファッションに身を包んだ“ガールズ・スチーム・メタル楽団”。
今日、QUADRATUM From Unlucky MorpheusのCDを買いに行ったら偶然彼女らの新譜を発見。
商品に特典が付けられてて、それが何とJillさんのトレカではありませんかっ!
どうやらゲストで参加しているようで、買おうかどうしようか迷ったけど今回はやめておきました。
ヴァイキングメタルっぽくてかっこいいね◎
ということで、翌日やっぱり買いに行きました↓
Jillさんのトレカも付いてるしね。
必殺の記念撮影@日本橋公園
しかし、Jillさんは1曲しか参加してませんでした(泣)
アルバム自体が気に入ればそれでいいのですが…
あまり自分の好みではありませんでした。
まぁ、Jillさんのトレカが付いてたので良しとしよう。そうしよう。
まー。
■先月(1月)の収穫濱瀬元彦 『Anecdote』
シルヴァー・マウンテン 『ユニヴァース』(LP)
中島みゆき 『みんな去ってしまった』(LP)
ゲイリー・ムーア 『ワイルド・フロンティア』
Q-ティップス 『Q-ティップス』(LP)
ブラックモアズ・レインボー 『虹を翔る覇者』(LP)
アーチー・シェップ 『ワン・フォー・ザ・トレーン』(LP)
渡辺美里 『BREATH』(LP)
中島みゆき 『生きていてもいいですか』(LP)
ドリーム・アカデミー 『THE DREAM ACADEMY』
ROSCOE MITCHELL 『THE ROSCOE MITCHELL SOLO SAXOPHONE CONCERTS』(LP)
V.A.『WHITE BOY BLUES』(LP)
Roscoe Mitchell 『The Solo Concert』
渡辺貞夫 『ムバリ・アフリカ』
チャラン・ポ・ランタン 『こもりうた』(CD+BD)
クリーム 『グッバイ・クリーム』
ポール・ヤング 『エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ』(12inch)
ポール・ヤング 『ホワイ・ダズ・ア・マン・ハヴ・トゥ・ビ・ストロング?』(12inch)
鈴木勲セクステット 『あこの夢』
フランク・チキンズ 『プリティー・フランク・チキンズ』
MICHEL PORTAL 『TURBULENCE』
キャメル 『ステーショナリー・トラベラー』(LP)
ブルー・オイスター・カルト 『タロットの呪い』
ウェイン・クランツ 『2ドリンク・ミニマム』
タイニー・グライムス 『タイニー・グライムス』
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“御乱心の時代”最後のアルバム『中島みゆき』(1988)のLPレコードを購入
みなさま
御機嫌如何ですか
私はあい変わらずです
泣いてる日もあります 笑う日だってあります
三寒四温という言葉は冬だけでなく、春の今頃にも使われるそうです。
ここんとこ、初夏を思わせる暖かさになったかと思えば、また冬の寒さに戻ったりと…
外出時の服装に悩む季節です。
上の写真は天皇誕生日&中島みゆきの誕生日だった23日のスズメたちの様子です。
この日は先日までの汗ばむ暖かさとは打って変わってとても寒かったです。
私がアルトの練習中、ずっとスズメたちは餌を待っていて一向に帰ってくれず…
風もあったので、ついに寒そうに目をつむって自身のフカフカの羽毛に顔をうずめていました。
ここ最近、Unlucky Morpheusのブルーレイばかり見ています。
前回記事で書いた通り、Unlucky Morpheusにはまりつつあります。
まず最初にこの『CHANGE OF GENERATION TOUR FINAL』のブルーレイを購入。
次にアルバム『CHANGE OF GENERATION』を買って、CDは毎日そればかり聴いてます。
この日はめっちゃ暑かったー!
あとは『LIVE 2017』というライブDVDを買いましたが、先に買ったブルーレイがまだ楽しめてるので…
飽きてから見ることにします。そうします。(←勝手にしなさいっ!)
今日は、物凄く久々にディスクユニオンへ行ってきました。
散財を避けるためのユニオン断ちにつき、去年10月11日を最後に行ってないので、実に4ヵ半振りです。
というのも、今日から始まる廃盤レコードセールのリストに載っていた中島みゆきの希少盤2タイトル…
『中島みゆき』(1988)と『私の子供になりなさい』(1998)をどうしても欲しくて、これは行かねば!と。
『私の子供になりなさい』のアナログ盤は3枚も持ってたんですよ。
発売当時に2枚は自分で買って、もう1枚はメーカーのセールスさんからサンプル盤をもらったんです。
しかし10年前のリフォーム時の事故で多くのレコードと一緒に失ってしまいました。
今、ヤフオクの平均落札価格を見たら、なんと、2万3000円!
23000円×3枚=69000円ではありませんか!
1年前にチェックした時の平均落札価格は18000円だったのに、どんどん高騰しています。
業者に誤って捨てられた時は、断捨離のつもりで諦められるだろうと思っていたのですが…
全くそんなことはなく、悔いは年々高まる一方です。過ぎてしまったこととはいえ本当に悔しい。
さて、買い物の結果ですが…
今朝二度寝してしまい起きたのが昼前だったので、12時の開店には間に合わず。
もう半分諦めモードでゆっくり行って、ユニオン到着が午後3時でした。
『中島みゆき』と『私の子供になりなさい』の2枚のうち、『私の子供になりなさい』は既に売れてました。
『中島みゆき』の方は、無事にまだ売れずにありました。
シュリンクは残ってないけどタイトルステッカーが直接ジャケに貼付、状態も美品。
モッチロ~ン!喜んで購入。
久々のユニオンだったので買いたいものがいっぱいで、結局LPを5枚買ってしまいました。
けどアナログ盤だけにとどめ、CDは一切見ませんでした。見たらまた激しく散財してしまうので…
帰りしな中之島通沿い、中央公会堂近くで記念撮影↓
●中島みゆき 『中島みゆき』 3500円
1987年リリース、中島さん“ご乱心の時代”最後のアルバム。
中島さんのアルバムでは1番好きかも知れない。(1番はなかなか決められないけど…)
●ワム! 『ザ・ファイナル』 480円
2枚組ベスト。なぜか歌詞カードが2冊も入ってた。
●パブリック・イメージ・リミテッド 『アルバム』 1500円
ずっとオビ付き美品を探してた1枚。CDが『コンパクト・ディスク』で、LPは『アルバム』というタイトル。
パンクもニューウェイヴも知らない高1の時、このビデオでライドンの容姿を見て衝撃を受けました。
以来、私は髪を逆立てるようになりました。(当時、学校で髪を逆立ててる者は1人もいなかった…)
●ゲイリー・ムーア 『ラン・フォー・カヴァー』 880円
「ポスター付き」と書いてたけど付いてなくて、代わりに関係ないものが色々付いてた…
『大いなる野望』と『炎の舞』の歌詞カードと、ワイルド・ホーシズのライナーが。
ポスター付きを探してたので返品したい気持ちでいっぱいだが、もうええわ。
●サード・ステージ・アラート 『サード・ステージ・アラート』 880円
イングヴェイがプロデュースした1984年のミニ・アルバム。
アポロンの国内盤CDが法外なプレミア価格でずっと買えず、だったらこの際なのでアナログ盤を。
●「フリー&バッド・カンパニー大全」
ついでに本も買ったので載せます。これはユニオンではなく堂島のジュンク堂で購入。
去年12月発売。ポール・ロジャース好きなのでこれは持っておかねばなりませんのだ。
これまた高1の時、このビデオのギター・ソロで初めてエレキ・ギターに興味を持ちました。
そう、ギターに憧れたきっかけは、ゲイリー・ムーアだったのでした。
レコードの買い物は以上です。
このあと、日本橋へ行って千石電商でナット材を購入。
ここ3日ほどかけて、私のフェンダージャパン“詐欺ジャズベ”のナット交換をしたのですが…
1弦の溝を深く削りすぎて開放でビリつくので、またやり直しです。
@日本橋公園
久々にカーボンで作るとしよう。
ギター・パーツの宝庫、非リア充のパラダイスの千石電商はいつ行っても最高です◎
楽器屋ではパーツなんて申し訳程度しか置いてませんからね。
ギター・パーツ買うなら
楽器屋なんかじゃなくて千石電商で!!
モンキーポッド製のテレキャスタイプのボディーとか置いてるんですよ!
これがジャズベタイプだったら絶対買うのになぁ…
日が傾き、赤く染まる通天閣のネオン。
大阪では3月1日に緊急事態宣言が解除されます。
解除のタイミングには賛否あると思いますが、私は何ともよう言いませんわ。
そもそも緊急事態宣言を出してもらわないと、自分らでよう制御できないのですから…
では、ディスク・レビューの時間です。
ナット交換の記事にしようと思ってましたが、やっぱり次回にします。
今日買ったレコードの中から、モッチロ~ン!これを取り上げます↓
レコードプレーヤーを持ってないのでCDで聴きながら書いていきまー。
中島みゆき 『中島みゆき』
1988年3月リリース、15作目のオリジナル・アルバムです。アナログLP(限定プレス盤は除く)としての最後のリリースとなったのが同年11月の16作目『グッバイガール』。よって本作は最後から2番目のアナログLPとなります。『グッバイガール』ほどのプレミアは付いてませんが間違いなく希少盤で、中古屋では滅多に見掛けません。ダブルジャケットなのでシュリンクが残っていないのは仕方ないですが、タイトルのステッカーがジャケットに直接貼ってあるのは元々なのか、それともシュリンクの上に貼ってあったのを貼り直したのかは分かりませんが、残してくれているのは非常に有り難いです。
本作は中島さんの“御乱心の時代”の最後となるアルバムです。“御乱心の時代”とは中島さん本人が当時を振り返って称したもので、アレンジ、プロデュースなどのサウンド面で行き詰まり、さらに80年代に入り一気に普及し始めたシンセや打ち込み等の慣れないデジタル技術に奮闘し、ひたすら模索する時代がしばらく続きました。アルバムで言えば11作目『はじめまして』(1984)から15作目の本作までを指します。そして次作『グッバイガール』(1988)のプロデュースを担当した瀬尾一三と出会うことで、約5年間も続いた御乱心の時代にピリオドを打ちました。
『中島みゆき』というセルフタイトルからは並々ならぬ意気込みを感じます。本作リリース前にはしばらくコンサート活動を休止し、8年間務めたオールナイトニッポンも降板した中島さん。その理由が“出産活動”、すなわちアルバム制作に専念するためでした。ここのところはコンスタントに年に1枚はリリースしていたアルバムでしたが、本作では制作に専念したにもかかわらず1年4ヵ月振りという難産ぶり。“中島みゆきが産んだのは中島みゆきだった”というのが発売時のキャッチコピーでした。また前作から本作までの間には、ライブ盤『歌暦』(1987.2)とコレクション・アルバム『Singles』(1987.8)のリリース、書籍「中島みゆき全歌集」(1986.12)の出版があり、中島さん本人としてもここらで区切りを付けたいとの思いがあったのも確かだと思います。
前作『36.5℃』では当時の最先端だったNYのスタジオ、パワー・ステーションでミキシング、プロデュースには甲斐バンドのNY三部作でパワー・ステーションのノウハウを体得していた甲斐よしひろが当たっています。結果、中島さんのアルバムの中でも最もデジタル臭の強いバシバシしたサウンドに仕上がりました。そして、本作ではプロデュースを椎名和夫が担当、マスタリングとミキシングは前作同様パワー・ステーションで行われました。前作と同様に打ち込みを多用していますが、ずっと角が取れてデジタル臭さは随分と和らぎました。
収録曲全9曲中、他人の作曲が2曲もあります。椎名和夫作曲の1曲目「湾岸24時」と、甲斐よしひろ作曲の7曲目「仮面」がそうです。「湾岸24時」は元々中島本人が作詞・作曲したものを椎名が作曲し直したもの。シンガーソングライターである中島さんは基本的に自作自演なので、2曲も他人の作曲を取り入れるのは異例なことです。それまでのアルバムで他人の作曲を収録したのは、セルフカヴァー・アルバムの12th.『御色なおし』(1984)収録の筒美京平作曲「美貌の都」ぐらいで、しかしこれは郷ひろみへの提供曲で職業作家としての仕事ですから。他人の作曲を採用した意図については分かりませんが、御乱心時代の模索の様子がここでも窺えます。
オープニングの「湾岸24時」から、シンセと打ち込みの音に時代を感じます。この曲のオケはほぼ椎名が一人でシンセとギターで作り、あとは打ち込みで都丸雄一の名がクレジットされています。今聴くと何ともショボい「これぞ80年代」といったサウンドですが、私はこの曲が大好きです。イントロからシンセが印象的で、渡辺美里『tokyo』(1990)の1曲目「Power -明日の子供-」という小室哲哉が作・編曲とシンセを担当している曲があり、それに似た感触があります。私にとってはバブル全盛期の大学時代を思い出してしまうサウンドです。
2曲目「御機嫌如何」になるとギターすら入っておらず、シンセと打ち込みのみ。オケは無機質ですがメロディーはポップで親しみやすく、しかし歌詞はドロドロしておりこれぞ中島さんの真骨頂と言うべき名曲に仕上がっています。「あなたを忘れました」「あなたも 私を もう気づかわないでいいわ」と強がっているものの、歌詞の最後の1行で「涙で濡らした切手を最後に貼ります」とつい本心がポロリ。「悪女」の主人公のその後を描いたかのような内容です。90年代半ばに本人が出演した「かもめーる」のCMソングに使われたので、サビに聴き覚えのある方も少なくない筈。
頭の2曲を過ぎると、ドラム(パーカッション)を人が叩いている曲が大半を占めていることもあり比較的バンドっぽいサウンドになるのですが…2曲だけ、アルバムの中でも雰囲気の異なる、異様な浮遊感の漂う曲があります。その2曲以外は全て椎名がアレンジを行っているのですが、4曲目の「泥は降りしきる」と8曲目「クレンジング クリーム」の2曲のみ、久石譲が担当しています。「クレンジング クリーム」ではダルシマーやケーナといったフォークロアな楽器を取り入れた見事なアレンジで、独特な雰囲気を醸し出しています。70年代から数々の編曲を手掛け、同時代だとアニメ「天空の城ラピュタ」(1986)の音楽でアイルランド、スコットランドの民謡をベースに楽曲を制作した久石としてはお手の物なのかも知れません。歌詞は2曲とも演劇性の色濃い、のちの夜会の中島さんを連想させる一人芝居的な内容で、御乱心の時代の中でも特に大きな成果と言える2曲です。
このおいちゃん、ええ味してるねー。
人が通るたびに声が小さくなったり歌詞が止まったりと羞恥心が見え隠れしてるのが面白いね。
まだまだ書き足りませんが、長くなりましたのでこの辺で終わります。
次回はベースのナット交換の記事を書きまー。
まー。
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ナット交換した… ナット製作にゴールはない。(ヤング・ギター4月号“ギターと木材”特集は必見!)
3月11日(木)
みなさま
ごまー
最近のスズメ↓
目つむっててカワイイなぁ。
あっ、こっち見た。
今日は、昨日発売の雑誌を2冊買いに行ってきました。
「ヤング・ギター」と「サックス・ワールド」です。
いつもの公園で記念撮影(困)
ついでにCDも購入。
キャメルの活動休止前の1984年リリース作『ステーショナリー・トラヴェラー』。
アマゾンに注文してたけど、入荷予定の期日を越えてるのに一向に発送される気配がないので…
「2~3週間で入荷」と書いてあったけど、生産中止で入荷しないのに放置という、いつものパターンだ。
ヤング・ギターの最新号はなんと木材の特集!
大村孝佳氏の全面協力による徹底特集です。
しかし、この人がギタリスト界随一の木材所有数を誇る木材マニアだったとは、意外過ぎて驚きです。
この写真の木材は全て大村氏所有のものだという!
巻頭から80ページまでが木材特集で、雑誌の記事にしておくには勿体無いほど充実した内容です。
これは定価1200円以上の価値があります。
オルタナ特集のギター・マガジンなんか買ってる場合じゃないですよ!
中でもメインディッシュとなるコーナー“YG木材コレクション2021”は永久保存版ですぞ!
定番からエキゾチックウッドまで60種類以上の材をオールカラーで25ページ以上にわたって紹介。
大村氏所有の材も多数掲載されています。
映像連動企画では、西山毅氏が色んな材のギターを弾き比べてレビュー。
“レア材ギター7番勝負”では、ギターにはあまり使われていない珍しい材の楽器を紹介しています。
私の気になる木、モンキーポッドを使ったギターも!
モンキーポッドとは、日立のCM「この~木 何の木 気になる木」で有名な木です。
前回記事でちょっと書きましたが、千石電商でモンキーポッドのテレキャスのボディーを売ってますよ!
動画↓
モンキーポッドのギターは3:15~です。
さて、そろそろ本題に入ります。
いつもダラダラと長くてすみません。
前回に予告した通り、
ベースのナット交換 の記事を書きます。
ナット交換されるベースはこちら↓
やぁ、あはははは…
アルダーの端材7ピースをメイプルの突板で隠ぺいしたフェンダージャパンのジャズベース…
通称“フェンダー詐欺ジャズベ”です。
極力弦高を下げたいが為にナットの弦溝を深く削り過ぎて、開放弦がビリついてしまうので交換です。
過去に「溝切りが面倒なので…」という記事を書きましたが、今回はそのナットをちゃんと作り直します。
【過去記事】
ナットの溝切りが面倒なので… ナット底に下駄を履かせる 2018-09-01
では、また画像いっぱい載せてしまいますが書いていきます↓
ナットを外します。 (この写真は過去記事からの流用。)
真鍮板で下駄を履かせていたのを剥がしてしまいます。
今回はこの牛骨ナットを再利用します。
かつてのメイン楽器だった改造しまくりフェンダーUSAの'83年製スタンダード・ジャズベースと同様の、
ブラス+牛骨のハイブリッドにしようと思います。
ナットも含め、このベースの大改造は30年前、21歳の時に施したもの。
一生手放せない思い出の楽器です。
ナット材で特にポピュラーなものといえば、牛骨とブラス(真鍮)の2つが挙げられます。
牛骨は滑りが良いのでチューニングが安定しやすく、加工性も良いので最も多く使われています。
ブラスはサステインが伸び音色もブライトになる反面、牛骨とは逆でチューニングがやや不安定です。
そこで、牛骨とブラスの利点を兼ね備えたナットとしてハイブリットはどうだろう?と考えた次第です。
ブラスのサステインとブライトな音色、そして牛骨のチューニングの安定性を実現したナット。
(実際にはチューニングはさほど安定しませんでしたが…)
1.5mmの真鍮板を適当な長さに切り出します。
フェンダータイプのナットの厚さは約3mmなので、半分の1.5mm厚の真鍮板を使用。
この真鍮板、去年のゴールデンウィークの頃にナット交換しようと思って買ったものです。
しかし季節が暖かくなってきてネックが順反り気味になってきたので、作業は断念。
順反りになると絶対に弦溝を深く削り過ぎてしまって失敗するので…
ちゃんとアホな写真も撮ってます↓
1.5mm×6mm×1mです。
1mも要らんけど、こんなんしか売ってなかったので…
マジックで大まかな輪郭を書き込みます。
大まかな形にまで削っていきます。
削りました。
ブラスが指板側、牛骨がヘッド側になるように貼り合わせます。
弦溝はヘッド側に向かって低く傾斜を付けるので、削り過ぎた牛骨ナットでも再利用できるという訳。
接着には瞬間接着剤を使用。接着面は完全に平面出しをして密着させるようにします。
↑これをネックにはまる厚さにまで削っていきます。
牛骨側を削っていって薄くします。
要するに貼り合わせたブラスの1.5mm分を削ることになります。
同時に長さも整形して、ネックにはまるようにします。
ピッタリはまりました◎
まだ接着はしません。(※人それぞれで、ここでもう接着する人もいます。やり易い方法でどうぞ。)
マスキングして大まかに整形します。
まだ牛骨とブラスとで段差があるのでヤスリで削って整形します。
ひたすらゴリゴリ。
大まかな整形が終わったら、いよいよ溝切りです。
と言っても元々付いてた牛骨ナットを利用してるので、弦の間隔で悩む必要がなくてとても楽です。
現在はナットファイルという便利な溝切り用工具が販売されているので、それを利用すると良いです。
私が専門学校に通ってた30年前はナットファイルなんて無かった(たぶん)ので、丸棒ヤスリです。
まぁベースなので丸棒ヤスリでも十分出来ますが、さすがにギターならフレットファイルを使いたいです。
時々弦を張って深さをチェックしながら溝切りしていきます。
2フレットを押さえて1フレットと弦との隙間をチェックしたり、実際に弾いてビリつきを確かめます。
ところが、弦を張って確認してみたら…
1弦が既に削り過ぎで、ビリついてしまってますのだ
音詰まりはしていないので、とりあえずはそのまま作業を続けることにします。
4つの弦全ての溝切り完了。
1弦だけ開放でビリつきますが、使えるレベルではあります。(商品なら完全にクレームもんですが…)
ナット全体の整形、そしてペーパーがけ。
ペーパーは500番から800、1000、1200、1500、2000番と番手を上げていってキズ取りしていきます。
コンパウンドで磨いてピカピカに仕上げたら…
マスキングテープを剥がします。
では、瞬間接着剤で接着しちゃいましょう。
接着剤はチョンチョンと2ヵ所に少量でいいです。
側面にはみ出したらガッチリ接着されてしまい、次回ナット交換する時に外すのに難儀するので注意。
いちおー完成↓
けど、やっぱり…
1弦のビリつきが気になるので、
作り直すことにしました。
先日、千石電商で買ったカーボン製のナット↓
これで作り直しです。
もうブラスとのハイブリッドみたいな面倒なことはやめて、カーボンのみで行くつもりでしたが…
このナット材、3mmちょうどの厚さしかありませんでした。
フェンダージャパンなら3mmちょうどなのですが、フェンダーUSAなどは3.2mmぐらいあるんです。
私のムーン製のネックも、フェンダーUSAに準じた3.2mm厚なので、このナット材じゃダメですわ。
仕方ないので、結局また1.5mm厚の真鍮板を貼り合わせて、同じようにハイブリッド仕様でいきます。
以下、作業内容が重複するのであまり写真を撮ってませんので、さっさと行きます。
貼り合わせたカーボン側を削ります。
ネックにはまるサイズに整形します。
この日(3月7日)、夕方6時からBSフジで中島みゆきの特番をやってたので、見ながら作業しました。
1977年の夜のヒットスタジオ出演時の中島さん。
録画したかったけど、レコーダーを持ってませんのだ。
ネックに収まったら、溝切りです。
弦溝の位置は元々付いてたナットをガイドにしてもいいですし、好みで決めるといいでしょう。。
弦溝の位置をペンで印をします。
私は弦間の狭いのが好みなので、やや中央に寄せています。
●弦溝の間隔に関する注意点
単純に等分した位置に印をして削っていくと、弦間が不揃いな見た目に仕上がってしまいます。
というのも、弦の太さが1弦から4弦になるにつれだんだん太くなるので、弦間が違ってくるのです。
弦の中心では等分されていても、弦の太さで4~3弦は狭くなり、2~1弦では広くなってしまいます。
弦間を同じにするには、弦の太さを考慮して位置を決める必要があるということです。
弦間を揃えて製作されたナットを例にすると…
弦間は等間隔だが、弦の中心からの間隔は弦の太さ(半径分)が加わるので等間隔ではない。
単純に等分するか、見た目を重視して弦間を揃えるかは、好みの問題なのでどちらでも構いません。
ただし商品の場合は、見映えが大事なので弦間を揃えていることが多いようです。
私も今回は見た目重視で、弦間を揃えるやり方で行こうと思います。
まずは目立てヤスリで位置を刻みます。
丸棒ヤスリで削っていきます。
時々弦を軽く張っては位置も微調整しつつ、深くなり過ぎないように慎重に削っていきます。
溝切り完了。
あとはペーパーでエッジ処理&キズ取りをし、コンパウンドで磨いて仕上げます。
はい、完成↓
ぱんぱかぱーん
弦溝の深さも、開放弦がビリつくかどうかのギリギリまで攻めて、絶妙な塩梅に仕上がりました。
軽いピッキングならビリつかないが、強めのピッキングだと直後はビリつくけどすぐに消えるぐらい。
完成度は89点ですが、満足度は100点満点の見事な出来です。
そうなのです、ナット製作は実に奥が深くて、
どれだけ数をこなしてもゴールはないのです。
以上です。
ナット製作記事としては何とも不完全な内容でして、まだまだ説明すべき点が多々あります。
溝の傾斜角度や溝の方向、深さ、幅etc.もっと詳しく書くべきなのですが、長くなるのでまたの機会に…
この勢いに乗ってウォル・ベースのナット交換もしてしまおうかなぁー。
けど、高モンの楽器なのでいじるの勇気いりますのだ。
ナット材は随分と前から色々買ってストックしてあるのですが、なかなか作ろうとしません。
ナット交換は本当に面倒で苦行に近いです。
しかし交換したあとはモチベーションがいっきに上がり、練習がめっちゃ楽しいです。
上の2本(ブラスとカーボン)がウォル・ベース用に買ったもの。
下の3本はプラスチック、もしくは人工骨の100円のやつ。
モッチロ~ン!全て千石電商で買いました。
ギター・パーツ買うなら
楽器屋なんかじゃなくて千石電商で!!
まー。
■先月(2月)の収穫濱瀬元彦 『#Notes of Forestry』
濱瀬元彦 『Technodrome』
TERJE RYPDAL 『WHAT COMES AFTER』
TERJE RYPDAL 『DESCENDRE』
ファラオ・サンダース 『ブラック・ユニティ』
QUADRATUM From Unlucky Morpheus 『Loud Playing Workshop』
フェイト・ギア 『ザ・スカイ・プリズン』
KAORU ABE / SABU TOYOZUMI 『MANNYOKA』
Unlucky Morpheus 『CHANGE OF GENERATION TOUR FINAL』(BD)
Unlucky Morpheus 『CHANGE OF GENERATION』
Rose Noire 『Principle -the LIVE BEST-』
Unlucky Morpheus 『LIVE 2017』(DVD)
中島みゆき 『中島みゆき』(LP)
ワム! 『ザ・ファイナル』(LP)
パブリック・イメージ・リミテッド 『album』(LP)
ゲイリー・ムーア 『ラン・フォー・カヴァー』(LP)
サード・ステージ・アラート 『サード・ステージ・アラート』(LP)
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「スラップベースの常套句」を練習中。(下野ヒトシ&宮崎隆睦“Teatro Raffinato”)
3月28日(日)
みなさま
ごまー
今年もカワウソさくらちゃんの桜の花見お出掛け動画がアップされました。
かわいいなぁ。
昨日、久々にクラリネットを吹きました。
マウスピースへんな色~。
久し振り過ぎて指がちんぷんかんぷんで全く思うように吹けませんでした。
それにサックスに比べ音ヌケも悪いし、吹いてても一向に楽しくありませんでした。
クラも時々練習しないと、感覚が鈍り過ぎてダメですわ。
クラリネットといえば、クレズマー!
今一番コピーしてみたい演奏。
クレズマー特有のラフィング・サウンド、またはクライング・サウンドと呼ばれるベンドの練習に最適。
この人も上手いなぁ。
途中でモンティのチャルダーシュを引用した楽しい演奏です。
イルカがクラリネットとシンガロング。
かわいいね。
今日は、一日中概ね雨の天気でした。
午前中の雨が止んでる隙を見計らって、アルトの練習へ行くことにしました。
クラリネットも練習せねば、と言った矢先ですがアルトです。
吹き始めて30分ほどでまた雨が降ってきたので、敢え無く練習はやめ。
帰宅しようかと思ったけど、小雨なので桜を見にちょっと大阪城公園の中へ行ってみました。
満開でした。
雨にもかかわらず人は結構多かったです。
さすがに今日はシートを敷いてる人達はいませんでした。
昨日は天気も良く、この芝生の辺り一帯はシートだらけだったのでゾーっとしました。
桜じゃない木の下のベンチには人がいなかったのでちょっと休憩。
雨は完全には止んでいないけど日本橋へ移動。
ジョーシンでCDを1枚購入。@日本橋公園
日本橋公園でも満開。
ところで、桜の木はどこにでもあるのに、梅の木って少ないですよね。
桜のような派手さはないけど、私は梅の方が好きなんです。
まだ肌寒い時期に開花するので、うじょうじょと人がたからないのも良いです。@大阪城公園
帰宅したらエレキ・ベースを練習しました。
“フェンダー詐欺ジャズベ”のナットを交換したのでモチベーションめっちゃ上がってます。
ブラス・ナット(正確には半分だけブラス)に交換したので、スラップの開放弦の音が気持ちいいです!
またちょっとペーパーがけしてエッジを丸めてみた。(写真見ても本人にしか分からんけど。)
最近暖かくなってきたので、ネックが反りだして弦高が高くなってきました。
ちょうど桜の開花と時を同じくして反り始めました。
そう、大阪城公園の桜が開花したのが19日(金)でしたが、ちょうどその日あたりからです。
19日(金)の大阪城公園の桜のようす。
気温が高くなるとネックが順反りになって弦高が高くなるんです。
以前はその都度トラスロッドを調整してましたが、ロッドの寿命を縮めるので今は極力いじってません。
弦ゲージをやや細めの.040~.100にしてからは反りも小さくなり、少々弾きにくいけど問題はないので。
前回記事で書いた通り、ウォル・ベースのナット交換も始めたのですが…
ネックが順反り気味になると、私は大抵弦溝を深く削り過ぎてしまうので、やっぱり中止。
秋になって少し寒くなってから再開しようと思います。(←めっちゃ先の話やん!)
さて、最近やってるベースの練習というのがこれ↓「スラップ・ベースの常套句」 下野ヒトシ(著)
元々1998年にVHSビデオで発売された教則ビデオを書籍化したものです。
古い作品ではありますが、今でも通用する優れた内容です。
「スラップ・ベースの常套句」というタイトルが示す通り、ベースラインやフレーズの紹介が主な内容です。
アマゾンのレビューには奏法の解説が殆どないとの批評もありますが、奏法の教則ではありませんから。
なので全くのスラップ初心者には向かないかも知れませんが、DVDを見るだけでも価値大アリです。
8ビート、ミディアム・ファンク、バラード…etc.色んなジャンル/リズムの例題曲を6曲収録。
さらに各曲で3パターン用意されており、次第に音数が増え難度が上がるという仕組みです。
最後に「超絶技巧エクササイズ」として2曲の譜例を収録。
そのうちの1曲、「16 BEAT SOLO」というのが今、私が練習しているやつです。
ロータリー奏法も2プルも複雑なタッピングとかも出て来ないので、全然超絶技巧じゃないですが…
けどBPMが125と速いので弾きこなすのは大変で、その意味では超絶技巧と言えます。
※「16 BEAT SOLO」は35:04から始まります。
下野さんはもう1冊、DVD付きの教則本を出しています。
奏法面を補う意味で、こちらの教則本も要チェックです↓「極上テクニックをDVDで学ぶ 下野ヒトシ/スラップ・ベース・テクニカル・メソッド」
中級者~上級者向けとのことですが、私には分かりきっていることばかりで役立たずでした。
せいぜい親指ダウンアップ、ロータリー奏法止まりで、2プル、3プルなどの超絶技巧は出てきません。
奏法解説がメインのためその分、譜例は少なめになっており、ますます私には役に立たず。
でも、DVDで下野さんのソロ演奏の手元が拝めるのは、見応えもありそれだけでも価値があります。
今やYouTubeで色んな人の凄い奏法の解説動画があるので、それらを参考にするのも良いです。
私がおすすめするのはこの人、ぴんはげさんの動画↓
「トリプル・サム」は初めて知りました!
早速練習しよっと。
最後に、下野ヒトシさんのCDもちょこっと紹介しておきます。
元T-SQUAREの宮崎隆睦さんとのユニット、Teatro Raffinatoです。『La Partenza~ラ・パルテンツァ』
『equals beauty~イコールズ・ビューティ』(CD+DVD)
下野ヒトシが自身のメイン・プロジェクトとして、バークリー音大時代の盟友、宮崎隆睦と2010年に結成。
2011年に1st.『La Partenza』、2013年に2nd.『equals beauty』をVanquish Music Recordsよりリリース。
2017年にはVillage Musicより3rd.『Page One』をリリース、現時点での最新作になります。
管と弦をふんだんに取り入れたゴージャズかつしっとりと優雅な、室内楽とのフュージョン・サウンド。
映画音楽のようでもあり、欧州ワールドミュージックの要素も含んだ、風景が浮かんでくる音楽です。
実際セカンド・アルバムは短編映画DVDとの2枚組で、映像とのコラボ作品となっています。
テクを前面に打ち出した音楽とは違い派手なベース・ソロなどはありませんが、高い音楽性に納得。
以上です。
まー。
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マディ・ウォーターズのサイケ・ロック・アルバム第2弾… 『アフター・ザ・レイン』
(1ヵ月遅れの更新ですみません。)
4月4日(日)
みなさま
ごまー
先日、アマゾンで歯ブラシ3本とデンタルリンス2つを注文しました。
注文後、確認のメールが届き、歯ブラシとデンタルリンスは別々に配送されるとの旨が。
デンタルリンスが2,3日遅れるため、先に歯ブラシが発送されるとのことでした。
先に配送された歯ブラシは郵便受けには入らなかったのか、不在票が入ってました。
そんな大きなものじゃないのに何でなん?
面倒ながらも翌日、郵便局まで引き取りに行ってきました↓
そらこんなことしたら
郵便受けに入らへんわ!
なんでこんな大きい箱に入れるん? 割れ物でもないのに、封筒かなんかでええやろ!
そしたらわざわざ取りに行かんで済んだのに。
そのくせCD買うた時はペラペラの緩衝材の封筒で送ってきてしょっちゅうケース割れとるし。
その翌日、デンタルリンスが届きました↓
ここに歯ブラシ入るやん!
2,3日ぐらい遅れてもどうってことないし。
不在で郵便局に取りに行くのはともかく、配送も二度手間、段ボールも資源の無駄使い。
まぁ、アマゾンとしては効率とか倉庫とかの何らかの事情があるのかも知れんけど…でも、ねぇ。
昨日買ったレコード↓@日本橋公園(またか…)
ディキシー・ドレッグスの鍵盤奏者、T・ラヴィッツの1986年リリースのファースト『ストーリータイム』。
レーベル倒産のためCDは入手困難、ネットでは法外なプレミア価格で到底買えず。
日本橋の某中古屋で前からずっとレコードが売れずにあるので、仕方なくレコードで購入。1100円也。
買った理由はただ1つ、ジェフ・バーリン大先生が参加してるから。
しかし帰宅してジャケット裏のクレジットを見ると、たった2曲しか参加してませんでした。
ライナーをジャケット裏に出した状態で販売してるから、ジャケ裏のクレジットが見えへんかったもん。
よく歌詞カードやライナーをわざわざジャケ裏に出してる中古屋あるけど、嫌いやわー。
まぁ、2曲でもええわ。早く聴きたいなー。
因みに私、レコードプレーヤーを持ってませんのだ(困)
今日は午後からは概ね雨。
なので、午前中のうちにアルトの練習へ行ってきました。
起床した7時頃は雨が降ってたけど、上手い具合に止んでくれてヨカッタ◎
2時間ちょっと練習して、練習を終えてもまだお昼前。
雨が心配だけど、まだまだ時間が早いので買い物へ行くことに。
その前に、最近私のお気に入りの場所でちょっと休憩。
寝屋川と第二寝屋川との合流付近です。
ここは人もあまり通らないのでゆっくりできます。
桜は葉を増やして散りかけてたけど、曇り空の下、風が吹く度に花びらが降ってきて凄く良い雰囲気。
だいぶ雲行きが怪しくなってきたけど、やっぱり買い物へ。
梅田駅前第1ビルの中古レコ屋、DISC J.J.梅田新館へ行くことにしました。
途中、毛馬桜之宮公園に寄ってみた。
京阪電車。旧塗装の方が絶対良かったのに…
この辺りの木は軒並み幹をバッサリと剪定されててヘンな形でシュールな風景でした。
梅田に着く頃には雨がポツポツ降り出してきました。
DISC J.J.で1時間ほど物色。
レコードを2枚買って店を出たら、雨は本降り。
ここから50分以上かけて雨の中を自転車こいで帰らなければらないと思うと…げんなり
帰りしな、たとえ雨でも買ったレコードを記念撮影↓
人通りのない隙を狙って傘さしながら撮影。
人に見られたら間違いなくヘンジンサンだっ。(見られたけど…)
@中之島公会堂近く
●寺内タケシ&ブルー・ジーンズ 『寺内タケシ・メロウ・にっぽん 幸せは想い出の中に…』
日本の唱歌、童謡を演奏した1979年作品。線路ジャケなので前から買うつもりだった1枚。
ギター・ケースを担ぎ咥え煙草で佇むテリー。今の時代からすればアホジャケだ。1080円。
●チック・コリア・クァルテット 『フレンズ』
小人ではなくカエルさんヴァージョンのん。かわいいね。帯で隠れてるけどウサギもいるよ。
これも完全にジャケ目当て。同じく1080円。
うー、泣けてくるね。
御堂筋を南下して帰ったのですが、雨で人通りがほとんどなくていい雰囲気でした。
まさに「雨の御堂筋」。
このブロンズ像の作品名ですが…
あっ、Jillさんだっ!
ヴィヴァルディの「夏」。激シブ。
家に着いた頃にはズボンはびしょ濡れ。
裾や膝から雨が染みてパンツまでびしょ濡れになってました。
もうちょっと家が近ければいいのに。
さて、普通のブログならここで終わりそうなものですが…
ここからが本題なんです。
当ブログは長文かつ低い更新頻度でやっております。よろしくおねがいいたします。
随分前に買って、昨日やっと開封して聴いたCDをレビューします。
確認したら約3年前に買ったCDでした。偶然にもこちらもカエルジャケです。
※念のため、蛙の苦手な方は閲覧注意↓
マディ・ウォーターズ 『アフター・ザ・レイン』
“シカゴ・ブルースの父”ことマディ・ウォーターズ。1913年ミシシッピ生まれ(1983年死去)。戦後シカゴにてエレクトリック・ギターによるバンド・スタイルのブルース、すなわちシカゴ・ブルースを築き上げたレジェンドです。それまでのブルースは、戦前のデルタ・ブルースに見られるアコースティック・ギターの弾き語りスタイルが主でした。マディはそこへエレキ・ギターを持ち込んでバンド・スタイルに発展させました。このスタイルはのちの60年代英国のロック世代、クラプトンやストーンズ、ジョン・メイオールらに多大な影響を与えました。
そんなマディの、問題作第2弾となるのが本作『アフター・ザ・レイン』(1969)です。どう問題作なのかというと、シカゴ・ブルースを代表するほどのブルースマンであるマディが、当時台頭していたジミヘンやクリームといったサイケデリック・ロック、ニュー・ロックにインスパイアーされたアルバムを作ったという訳です。自分が影響を与えた若い世代の音楽“ロック”から、逆に影響を受けたマディ!?ロック世代に迎合!? まずは本作の前年、1968年に問題作の第1弾である『エレクトリック・マッド』をリリースしています。マディ・ウォーターズ 『エレクトリック・マッド』
『エレクトリック・マッド』は、レーベル側が当時流行だったサイケ・ロックのリスナーにもマディを売るべく、ロック色の濃い作品として制作されました。マディの意向ではなくレーベルの戦略でした。マディ本来の音楽性とは大きく異なる上、なんとギターも全く弾いておらずヴォーカルに専念。代わりにフィル・アップチャーチ、ローランド・フォークナー、ピート・コージーという3人のギタリストが参加、ワウやファズのかかったサイケなギターが炸裂しています。当時の評論家や純粋なブルース・ファンからは酷評されましたが、セールス的には大成功、マディにとって最も売れたアルバムとなりました。
そして『エレクトリック・マッド』の続編となるのが、本作『アフター・ザ・レイン』です。ジャケットが良いですね。マディ・ウォーターズというのは本名ではなくニックネームです。幼少の頃、よく泥んこになって遊んでいたので「泥水(マディ・ウォーターズ)」と呼ばれるようになりました。雨上がりに泥んこになって蛙を捕まえてご満悦な表情のマディ… 裏ジャケットではマディが後ろ向きになり、蛙がこっちを見ているのもユーモラスで良いです。
メンバーは前作とほぼ同じですが、ギターはローランド・フォークナーは不参加で、フィル・アップチャーチとピート・コージーの2人が引き続き参加しています。因みにローランド・フォークナーという人は私知らなかったのですが、ネットで調べるとジャック・マクダフのバンドにもいたそうなのでジャズ畑のギタリストでしょうか。フィル・アップチャーチはジャズ/フュージョンのセッションマンで有名です。そしてピート・コージーですよ!若きジミヘンにとってのギター・ヒーローだったとも言われているピート。エレクトリック・マイルスでも異彩を放っていた変態ギタリストです。
問題作の第2弾ではありますが、前作に比べるとだいぶサイケ/ロック色は後退しました。アルバム前半(アナログ盤のA面)こそ前作の延長線上のサウンドですが、後半はマディ本来のシカゴ・ブルースに戻っています。さらに半分の曲(3、5、6、8曲目)でリード・ギターをマディ本人が弾いており、お得意のスライド・ギターを聴かせてくれています。それ以外では、やっぱりピート・コージーのグニョグニョ変態ギターが痛快です。テロテロしたフィル・アップチャーチのギターも、彼らしいセンスの良さが感じられます。
あと随所で絶妙な合いの手を入れてくるハーモニカが良いです。ポール・オッシャー(1947年ニューヨーク州ブルックリン生まれ)という白人ブルースマンで、ハーモニカはもとよりシンガーソングライターでありギターやピアノもこなすそうです。東海岸に演奏に来ていたマディのバンドに飛び入りしそれ以来、1967年から1972年までハーピストとしてバンドに在籍。マディのバンドにとって初の白人ミュージシャンでした。今年4月18日、新型コロナウイルス感染のため数週間の入院の後、他界。74歳でした。
アルバム2曲目「ランブリン・マインド」。前作の続編的なサイケ・ロック風。
5曲目(アナログ盤B面1曲目)「ハニー・ビー」。マディのスライド弾きまくり!
P.S.
ピート・コージーの機材に関しての詳密な素晴らしい記事を見つけました↓
こんなマニアックなギタリストの機材紹介の記事なんて他にありません!
感激です。ありがとうございます。
■先月(3月)の収穫『ビギナーズ:サウンドトラック』
藤圭子 『面影平野』
ガトー・バルビエリ 『アンダー・ファイアー』
コープマン 『ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」他』
キャメル 『ステーショナリー・トラヴェラー』
中島みゆき 『相聞』(LP)
キャメル 『プレッシャー・ポインツ~キャメル・ライヴ』
サンタナ 『サンタナ』
ヤン・ガルバレク 『ウィッチ・タイ・ト』
中島みゆき 『CONTRALTO(コントラアルト)』(LP)
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